井上智徳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2008年10月初版の原発事故を扱った漫画である
主人公グループは遺伝子操作で生み出された
放射能に対する抗体を持った自衛隊付属の高校生とその学長である
時は2036年10月の東京を舞台にして物語が始まる
三人の女子高校生が名古屋の学校から歩いて
20年前に廃墟となった東京にたどり着く
このために作られた遺伝子操作による特殊能力を持った人形人間の三人は
無人のはずの東京からSOSが入ったために
人命救助と捜査のために派遣された
福島原発事故の20年後を考えるにはピッタリの本である
にも関わらずTVアニメ化の最中に福島で事故が起こり
中止の憂き目にあっているようだ
当然東電や政府や官僚として -
Posted by ブクログ
荊が関西弁なところは、妙にリアルです。
人命救助に全力をつくしながらも、悲壮感をあまり感じさせない、生き生きとした高校生の女の子には好感持てます。
エンターテイメントとして描かれたと思うので、あまり細かい科学的考証はしないほうが楽しめます。でも、東京で生き残る人々の様子とか、気持ちの描写はもう少し欲しかったかな。掘り下げて描いて欲しいです。いろいろな人生を背負っているからこそ、逃げ出すことができない人々の気持ちを考えると複雑な気持ちになります。
でも、全体の流れは前向きで力強い感じ。三人の女の子も普通ではない能力を持っているにもかかわらず、しっかり普通の感性も持っているし、人のために頑張って