あらすじ
教養という概念は「人格は形成されるもの」という考えと結びついている。人格を形成する役割はかつて哲学や純文学が担ってきたが、ゼロ年代(2000~09年)になると若者に対するポップカルチャーの影響は無視できないものとなった。本書では、ネットで話題になった近畿大学の講義をもとに7つの「10年代アニメ」(2010年代に放映されたアニメ)を教養として分析することで、現代社会や若者についての理解を深めていく。 ※電子書籍は2017年2月に『教養としての10年代アニメ』として、ポプラ新書より刊行したものを、ルビを加え選書化したものになります。
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Posted by ブクログ
10年代に放送されたアニメ7作を学問的に分析・開設した本。また、本書でメインとして取り上げられた7作以外のアニメも取り上げられている。
率直に言って、想像以上の情報量に圧倒されました。アニメ作品の知識もそうだし、学問的なものもそうだし。帯の「受講条件は週20本以上の深夜アニメ視聴」に違わぬ内容でした。私は「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている」しか知らなかったので、ついていくだけで相当大変でしたが、他の作品もきっちり見ていれば相当面白いのだろうと思うし、知らないものも本書を踏まえつつ見ると面白いのかもしれません。
Posted by ブクログ
紹介されている作品のほとんどがよく知っているものだったので、興味深く読めたが、哲学と絡んでいるところが難しかった。未読のものは読んでみたくなった。