神野正史のレビュー一覧

  • ゲームチェンジの世界史

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    ・世界の歴史または人間の歴史における、いくつかの重要な発火の話し。
    ・何かが起きた時に、何が「新」で何が「旧」か、その仕分けを必ずする。ヒントは、ゲームチェンジは辺境から起きる。
    ・一神教は、アメンホテプ4世の神官との権力闘争から生まれた世俗的な人工物。それが、今日の異教徒への対立を生んでいる。
    ・冊子は欧州言語が横書きだからできた。中国のように縦書きだったら、ページの概念が生まれず、全ての書物は巻物だったかもしれない。そうするとパラパラマンガは生まれなかった。
    ・絶対王政は、封建制度から国民国家への移行の過渡期の形態。
    ・覇道から王道になるにはあとどれくらいの年数を待てばいいのか。ロシア、北

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    2024年09月10日
  • 「移民」で読み解く世界史

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    平和を愛する「お人よし」のインディアンを一方的に虐殺して造られた国、アメリカ。血塗られた建国史を覆い隠すため、ポカホンタスなどの美談を捏造、宗教弾圧に苦しむ「可哀そうな」ピューリタンを演出し、宗主国イギリスからの税に苦しむ「可哀そうな」アメリカ人の独立の物語を強調。

    前漢、劉邦は匈奴(冒頓単于)に戦いを挑み敗北、前漢は匈奴の属国となる。白登山の戦い(前200年)。

    シュメール=東からやってきた人々(創世記)。シュメールの王家の紋章は菊花紋章に似ている。スメラミコト(シュメール尊)。

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    2024年04月08日
  • 最強の成功哲学書 世界史

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    歴史に学べ 歴史を学べではない
    ・歴史は人生教訓の宝庫
    ・先人の失敗を疑似体験することで同じ効果を

    特に印象に残ったのは15章の
    「理解すれば行動に出る、知っているだけでは何も変わらない」だ。この本で学んだことを自分に落とし込む、読んだ後が大切だと気付いた

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    2023年12月27日
  • ゲームチェンジの世界史

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    テーマをもとに地域や時代を横断的に整理、解釈する「横串系」の歴史本。
    タイトル通り、ゲームチェンジがテーマ。
    古代から現代まで幅広く扱う。多くの歴史的事象を知っている前提で語られるため、一定の知識は求められる。
    筆者の主張は強いが、個人的には「そんなに言うほどかな?」という点もいくらかある。妄信はせず、一意見として受け取ることが肝要。

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    2023年10月01日
  • 粛清で読み解く世界史

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    中国はやっぱりスケールが一味違ってえげつない。
    中国に限らず歴史は知れば知るほど残酷なことばかり…。(本書では残虐さの具体的行為にフォーカスしてるわけではないが)

    面白いけど、節々に見える著者の主観は過激かも。

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    2023年07月14日
  • 暗記がいらない世界史の教科書 本当の教養を身につける

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    「歴史法則」に則って世界史を俯瞰する本。ひとつひとつの史実だけを切り取っていると見えなかった共通点に気づかされ、はっとさせられた。

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    2023年05月25日
  • 最強の成功哲学書 世界史

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    本書を通じて最も出てきた人物は韓信だったが、その才を見抜く簫何。 1人だけの成功なんてありえない。誰かメンター、支える人、才能を見出す人など他の手の協力を得て開花するものである。

    目的のための手段のはずが、時に目の前のことに追われたり夢中になるうちに長期的目線を失い、手段の遂行が目的にすり替わってることが多い。冷血な宰相ビスマルクは、ザ・頭のキレる、先見の明がある人という感じ。

    日本でホトトギスの句がよく詠まれ、資料集や教科書の雰囲気も加味して豊臣秀吉がよいと思っていたが、かっこよくなかったんだ‥とプチ衝撃。

    劉備の項で心に残ったのが、(継続は天才に勝る。なりふり構うな手段は選べ。逆境と

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    2022年02月08日
  • 「覇権」で読み解けば世界史がわかる

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    世界史に登場した覇権国家の誕生と盛隆、そして衰退までを振り返ることで、その時代時代で成功した理由や衰退していった原因などを分かりやすく解説してくれています。
    受験の時には、どうしても詳細の記憶に意識を割かれますが、大人になってからそういう視点を抜きにして読み込むと頭の整理として役立つと思います。
    歴史に関する本なので、諸説や異論もあると思いますが、教養としての世界史を身に着けるなら、本書のようなアプローチもありだと思います。

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    2021年07月01日
  • 「覇権」で読み解けば世界史がわかる

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    ネタバレ

     私大文系に特化するカリキュラムが用意された高校に通い、楽をしたばっかりに世界史を勉強しないまま高校を卒業し、これまで相当後悔してきました。この本の購入もそうしたことが起因しています。

     その観点から言うと、この本は世界史を概観する上で非常に有用な本であると感じました。

     というのも、先ずもって分かりやすい。微に入り細を穿つようなテキストではなく、覇権の流れを端緒から終焉まで見届け、そこに見出されるパターンを確認する形を各章とっているため。その意味では、世界史の初学者のみならず、既修者が頭の整理のために読んでも役に立つのではと感じました。

     また、最終章の米国についての記述も非常に印象的

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    2021年05月26日
  • 最強の成功哲学書 世界史

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    歴史上の人物が、転換点でどのような判断をしたのか。
    もう後がない、というところから起死回生で世界を変える。
    生き方のヒント満載。

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    2021年03月21日
  • 30の都市からよむ世界史

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    監修の神野正史(1965年~)氏は、立命館大文学部卒、河合塾(名古屋地区)の世界史講師。インターネット予備校の『世界史ドットコム』を主宰するほか、様々な予備校、メディア等で講師・顧問を務めている。著書も多数。
    本書は、題名の通り、世界で、歴史の一時期に隆盛を極めた都市或いは現在の大都市30について、栄えた年代順に、それぞれの辿った歴史を10ページ程度でまとめたものである。
    取り上げられている都市は、(地域別にすると)以下の通り。
    <東・中央アジア> 長安、京都、サマルカンド、北京、上海
    <東南・南アジア> アンコール、マラッカ、デリー、シンガポール
    <中東・アフリカ> バビロン、エルサレム、ア

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    2020年12月25日
  • 30の都市からよむ世界史

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     「30の歴史シリーズ」4冊目です。
     このシリーズで初めて世界史を読んでみましたが、これもまた面白い。現代まで大都市として繁栄している都市もあれば、そうでない都市もある。世界史という舞台になると、様々な民族や宗教などが関連し合い、より複雑になってきています。その分、日本史と比較すると、歴史の流れや地理的な感覚が分からなくなってきます。この本を理解するためには、世界地図と世界史の図表を隣に置きながら、世界史を振り返るつもりで読むことをおすすめします。


    <目次>
    バビロン 聖書にも名を残した古代の要衝
    エルサレム 苦難の歴史が刻まれた聖地
    アテネ 民主政が花開いた文化と学問の都市
    アレクサン

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    2020年03月29日
  • 30の都市からよむ世界史

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    この作品はおすすめです!
    初めての海外旅行だけでなく、海外出張や駐在となった人達にも、主要な国の首都と歴史を教えてくれる作品。
    次の海外旅行を選ぶ人達に、判断材料や歴史・文化を教えてくれます。
    急な海外渡航予定の人に、「その国こんな感じらしいですよ」と知ったかぶりなポジショントークもできるはずです。
    この値段では安い!これだけの都市を実際に行った事がある人は滅多にいないはず。

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    2020年03月01日
  • 戦争と革命の世界史

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    予備校(河合塾)で世界史を教えている先生が書いた、世界史を「戦争・革命」という切り口で解説してくれた本です。現在起きている事件は、すべて何等かの繋がりがあるのだなと、最近ようやく理解できるようになりました。

    そのような捉え方で世界史の勉強をしたら、さぞかし面白かったと思います。今から30年以上も前に高校で世界史の授業を受けていた時、その面白さが当時の私には理解できず、当時の歴史の先生には申し訳ないです。

    この本はニュースで聞いている事件の解説から始めて、そこから時代を遡る形で書かれています。今の事件は、歴史で繋がっているのだなと痛感しました。

    こうして考えると、欧米(西欧)中心の世の中の

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    2017年11月19日
  • 最強の成功哲学書 世界史

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    歴史をどう学ぶべきか分かる本。人物の名前や年号を暗記するのではなく、どういう生き方をしたのかを理解することが大切。今より文明の利器が少なかった過去にどう価値を見出すか、ずっと分からなかったが、今も人間関係や権力構造で過去と同じ境遇になることがある。歴史を学ぶことは、自分の人生でより良い選択をする力を身に付けることにつながる。

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    2016年07月26日
  • もし世界が1つのクラスだったら 上 日本開国編 世界史と日本史の教養が知識ゼロから身につく

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    何回か読んだけど、結局歴史が覚えられたかというと、それには繋がってない。

    残念。でも嫌いじゃない。

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    2025年06月16日
  • 教養としてのアメリカ大統領選挙

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    大変、読みやすい構成でアメリカ大統領選挙を見越して、今まさに読むのに絶好のタイミングだった。特に民主党と共和党の交代劇は、初代大統領からどの党が与党だったかを並べてみて知り得ること。大統領からみたアメリカ史を学べるのは、いままでの書物と観点が異なり趣深かった。

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    2024年11月24日
  • 家系図で読み解く世界史 ヨーロッパを変えた結婚と離婚

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    ■評価
    ★★✬☆☆

    ■感想
    ◯複雑すぎてあまり勉強する気が起きなかったイギリス王朝、フランス・ドイツ・オーストリアなどの歴史を知ることができる。

    ◯主に西洋の歴史が中心。ロシアも出てくる。

    ◯切り取り方の都合仕方ない部分もあるかも知れないが、説明の際に特定の思想のバイアスが強めな印象を受けた。

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    2024年01月14日
  • ゲームチェンジの世界史

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    ここで言う「ゲーム」とは生活の事で、技術面に限らず、生活様式や価値観の変化度合いが大きいイベントをゲームチェンジとしている。大区分で言えば、ユヴァルの言う認知革命や、産業革命、または文字や紙の発明、大航海時代、電気の発明など、人間社会が大きく変わる出来事の事。そうすると、何をもって区切るかは、若干恣意的だ。それはそれで良いと思うが、こうした地球規模のイベントについて幅広く紹介するのが本著。

    ゲームチェンジで大切なのは発明ではなくて普及だと言う。鉄器の場合、普及のきっかけはヒッタイトの解体。騎馬もまた普及のきっかけはスキタイの解体。独占していた優位性がなくなる事で周囲もその恩恵を享受できるよう

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    2023年08月26日
  • 暗記がいらない世界史の教科書 本当の教養を身につける

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    大まかな流れを学ぶにはいい本だと思う。
    章ごとに当時の大まかな世界地図があり、それも理解に役立った。
    とはいえ、世界史は出てくる地名、国名などが多く、それに気を取られると難しく感じる。
    「歴史法則」だけを意識すると、大まかな流れがわかるため、1周目はそうやって読むのが良いかな?

    ただ一つ気になったことがあるとすれば、著者の主張も強く入っていること。
    歴史は解釈や切り口でだいぶ見え方が変わると思うから、この本だけを信じてはいけないと思った。

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    2023年04月24日