平野一郎のレビュー一覧

  • わが闘争(上)

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    大雑把な内容
    1、ヒトラーは芸術家になりたかった。
    2、ヴィーンでの彼の苦労そして成長。
    3、何故反ユダヤ主義者になったか。
    4、ドイツは新しい領土を獲得すべきだ。
    5、ヒトラー、第一次大戦に参加する。
    6、宣伝はバカな大衆にのみ行え。
    7、第一次世界大戦での犠牲は無駄だったのか。
    8、腐った世の中を変えるために政治家になってやる。
    9、ドイツ労働者党への入党。
    10、アーリア人種は素晴らしい。
    11、ユダヤ人は寄生虫だ。
    12、ヒトラーの政治活動。

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    2019年10月07日
  • わが闘争(上)

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    まさに2010年時点の現代日本でこそ読まれるべき本。実際の社会情勢やそこに対して繰り広げられている議論と照らし合わせるとにやにやできたり背筋がさむくなったりと様々な用途にお使いいただけてお勧めです。特にネット上で交わされて、一部では一種のコンセンサスを形成しつつある現代の政治・社会・報道の議論と照らし合わせるにはいい題材です。個人的にはこれの現代日本風の訳を作ってみたいです。ま、ドイツ語できないのでこの本からの現代語訳程度ですが。

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    2010年11月13日
  • わが闘争(上)

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    この本はナチズムのバイブルとして存在していますが、一方ヒトラーはこの本のことをやりすぎた、とも後年言ったそうです。民族差別というのは現代日本においてそこまで感じることはできませんが、しかし国民投票で総統となりし、ヒトラーの考え方は一貫しており、感情移入すれば(ドイツ人)分からなくもないはずです。ドイツが戦争を起こしたのではなく、国際情勢というものが戦争を引き起こしたものであるということが。

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    2010年08月21日
  • わが闘争(上)

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    ヒトラー、ナチスに興味があるならば読むべし。
    なるほどと思う部分もあったが、民族主義的な部分(とくにユダヤ人についての記載)は読むに耐えない。
    訳が読みにくいので最後まで読み切るのは大変かも。

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    2009年10月04日
  • わが闘争(上)

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    批判したり、後知恵であれこれ言ったりすることは誰にでもできる。当時の情勢を知れば知るほど、自分がもしそこにいたら、大半のドイツ国民と同じ行動をしていただろうと思ってしまう。そうであるからこそ、彼の考えを、その悪事を以て毛嫌いするのではなく、深く知ることで、緩んだボルトを閉める必要があるのかなと。

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    2023年10月07日
  • わが闘争(上)

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    【髙島】
    国体護持のために何が必要か、考慮点とリスクについて非常に精緻な考察がなされている。ただ結論だけが絶望的に間違っている。話のネタに。

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    2020年04月20日
  • わが闘争(上)

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    生々しい。きれい事や抽象的なことばかり書いてるわけではない。どこまでがホントでどこまでが後で創ったことかわからんけど、底辺生活の体験と鋭い観察と考察はホンモノっぽい。こういう実体験の下地がないと大衆を扇動する説得力のあることは言えないのかもね。

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    2016年09月26日
  • わが闘争(上)

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    昔、読んだ時はナンとなく難しい内容だと思い込んでいたんだけど。
    最近、本棚にあった、この本を何気なく開いたら、とても分かりやすく、感情に響いてくる文章で、引きずり込まれるように夢中になって一気に読んだ。

    ちょうど石原莞爾の『最終戦争論』や、片山ナントカ?の『未完のファシズム』を読み終えた直後であり、北一輝 の『日本改造法案大綱』を読んでる最中だったせいかもしれない。
    または、リフレーションに関する本をいろいろ読んでる最中だったからかもしれない。

    一言で言うなら、ヒトラーは天才だ。

    どういう天才かと言えば、メディアと大衆を操る天才。

    昔、電通から内定もらった先輩と飲んでたとき、彼が、電通

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    2017年01月31日
  • わが闘争(上)

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    要約すると
    ・ドイツ良い国
    ・ヒトラー行動的
    ・マルクス主義はクソ
    ・ヒトラー賢い
    ・ブルジョワはクソ
    ・ドイツ陸軍優秀な軍
    ・陸軍で一次大戦に参加したヒトラー偉い
    ・ドイツ帝国はクソ
    ・ユダヤ人は諸悪の根源
    ・アーリア人優秀
    ・民主主義はクソ
    になる。

    上記要約をさらにまとめると、
    ターゲットの読者は次大戦で負けて貧困な生活送っているドイツ人をヨイショする。
    会ったこともない不特定多数に特別感を与えるために「ドイツ人」の括りを利用する。
    集めた人間に進む方向性を与えるために、既存の特権階級に矛先を向ける。

    つまりどういうことかって言うと、大成してる宗教とやり方のアウトラインが全く同じ。

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    2012年06月22日
  • わが闘争(上)

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    ヒトラーの演説とナチスの宣伝方法は、大戦に敗北し政府の無能さを呪う大衆を惹き付けずにはいられなかったのだろう。

    現代にヒトラーというカリスマが出てきてないだけ幸いだが、今の日本にそれを望む風潮は間違いなく存在する。

    石原慎太郎氏や橋下徹氏は、彼らの欲求に応えていると言えるが、重要なのは、ポピュリズムに陥らずにどれだけ未来の日本の為になる政策を実行できるかであろう。

    今、ネットには数え切れないほど人々を扇動するような文句が並び、少数者を排除するのを煽る風潮がある。

    若者は特にナショナリズムに影響を受けやすいだけに、彼らが過激な行動に出ることを私は危惧している。

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    2012年03月01日
  • わが闘争(上)

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    この本を読み終え
    「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」
    ビスマルクのこの言葉は真理だと思いました。
     
    当時のドイツの状況は現在の日本と合致する部分が多いです。
    敗戦の誤った自虐主観、近隣諸国との緊張、歪んだメディア、
    いじけた平和主義、行き詰った経済。

    ユダヤという言葉を、韓国・中国と読み替えれば、ここに書かれ
    ている内容が恐ろしいほど、しっくりと心に入り込んできます。
    思わず拍手を送りなくなる自分がいます。
     
    ですが、私達は歴史を知っています。
    この書に踊らされた大衆が恐るべき独裁者を生み出し、
    それが未曾有とも言える破壊の嵐を生んだ事を。
     
    この本は現代の日本人が、読むべき一冊だ

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    2012年01月03日
  • わが闘争(下)

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    こんなに読み切るのが大変な本は初めてだった。
    ある程度歴史を勉強してから読まないと全然わからないと思います。

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    2011年07月27日
  • わが闘争(上)

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    疲れた。今まで読んだ中で一番疲れました。
    ただ、意外に真っ当なことも言っていることに驚いた。
    間違いなく天才なんだろうな

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    2011年07月11日
  • わが闘争(下)

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    解説にもあるが、主張に一貫性があり、なぜヒトラーが独裁者になったか、ユダヤ人を虐殺したか、理解できる。正しいかはさておき、理論的に通っている。論破出来るほど歴史や政治を学んでいる人は少ないということをふまえると、悪魔的な本といえる。過去だからこそ冷静に読めたのだろうと思った。

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    2011年06月07日
  • わが闘争(下)

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    上巻と合わせて読むのに時間はかかりましたが、引き続き興味深い一冊でした。第三帝国、ナチス、ヒトラーを「絶対的な悪」と言わざるを得ない欧米ではなく、日本だからこそ予断と偏見なしにこの時代と第三帝国を議論できるという点だけでも我が国は非常に恵まれていると思います。国家とは、社会とは、民族とは、という点を考えさせられる本でした。終盤は地政学っぽい視点に言及されてます。

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    2010年11月13日
  • わが闘争(下)

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    どんな題目から出発しても、回答は一貫している。はっきり言ってここまで同じことを繰り返し繰り返し言われると、かえって頭に入らないような気がする。というよりか結論までの流れが頭の中に入ってるので、そこに行きつくまでの文章の印象が読めば読むほど薄くなっていくような感じ。ただ繰り返し言われたことは頭の中にはいる。ヒトラーはこの文書を演説化することで全ドイツを動かしたわけだから、ヒトラーの『一貫性』という才能は天才の領域と言っていいのだろう。
    天才には2種類あると思う。驚くほど複雑な方と、驚くほど単純な方だ。ヒトラーは後者であり、後者の天才は現代においても絶大な支持を得やすい。ヒトラーは本書で「有能な政

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    2009年10月04日
  • わが闘争(上)

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    表紙の後ろにも書いてあったように、現代社会と『ヒトラー出現を許した混迷の政治風土』は恐ろしいほどに酷似している。それも日本において。この書における「ユダヤ人」という記述を、日本を取り巻く状況に応じて書き換えれば、おおよそ日本の保守陣営の論客が発する自国批判と―民族主義とまではいかないまでも―ほぼ同じものになる。そしてその保守陣営の中でも、その言論手法・性格、ともに同じような論客の一人を挙げるとすれば、小林よしのりではないだろうかと思うのだ。彼らの主張の共通点は、政治から社会風俗にいたるほとんど全てのことと、戦前のそれと比べ、戦前がいかに素晴らしい時代であったかを述べることにある。そして平和主義

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    2009年10月04日
  • わが闘争(上)

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    意図的な虚飾はあるようだが、ヒトラーが何を考えていたか、どのようにその考えに至ったかがわかってよい。

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    2009年10月07日
  • わが闘争(上)

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    彼がどのようにして、ユダヤ人を憎み、ナチ党を結成して行ったかが自らの手で綴られています。 画家を志して挫折した不遇の青年時代から、第1次大戦に従軍して手柄をあげたにもかかわらず、敗戦して、不況のどん底に暮らした体験から責任をユダヤ人に押し付ける過程が読み取れます、今読むと、かなり偏見に満ちた思考だと判りますが、当時のドイツ国内で徐々に受け入れられていく様子も細かく書かれています。意外だったのはユダヤ人の社会についてもかなり詳しく、シオニズム運動や、シオン議定書等の真偽にも言及している事に驚かされます。

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    2009年10月04日
  • 続・わが闘争 生存圏と領土問題

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    続っていうか、遺稿集みたいなのに近いかも。ただ前著よりも内容が具体的にはなっています。それにしてもこんな本まで文庫で手に入る日本って・・・

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    2009年10月04日