亀井静香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これは国会議員として48年間、日本政治界に君臨した亀井静香さんの著した本。
半世紀近く、永田町で政治の動乱、荒波を経験した張本人として、彼と面識のあった特徴的な人物を、エピソードと共に振り返っている。
時間軸として昭和、平成、令和、対立軸として自民党と対峙した、自らと深く絡み合ったという章仕立てで代表的な人物をあげている。
政治の第一線で長く活躍してきた著者だけに、表も裏もきれいごとから汚いことまで、著者の性格通りの筆致で振り返っている。政治に興味のある人なら、誰でも一瞬で引き込まれるだろう。1人に対してエピソード1つ2つ紹介するという構成なので、深い話には至らないのだが、リズミカルに読 -
Posted by ブクログ
政界を引退した亀井静香さんが、政治家人生で自分が知り合った101人の人となりと思い出を語ってくれます。「日本をダメにした・・」という副題がついているけど、人の悪口とか曝露話しというようなものはほとんどなく、むしろ、自分が気に入ってた見どころのある政治家達紹介してくれている。結果的に日本がダメになっているので、日本をダメにしたというのはあながち間違いではなだろうけど。
本書を読むと、単なる報道だけでは知ることのできない、この50年ぐらいの政界を動かしてきた人間達の活き活きとした様子が描かれていて、なかなか面白い。田中直紀(田中真紀子の旦那)とか、つい先日亡くなった武村正義のところなんかの下ネタと -
Posted by ブクログ
政権交代の激変期に多くの政党を渡り歩き、大臣や政調会長を務めた大物政治家、亀井静香氏が出会ってきた100人の政治家について、様々なエピソードを交えて語った1冊。
週刊現代の連載をまとめたもので、著者の「俺が…」で始まる歯に衣着せぬ物言いの文章は、書かれた側からすると抗議の1つも出そうな気もしましたが、そこは著者の人柄なんですかね。
テレビで様々な政治家さんを見る限りでは、「この人が諸悪の根源…?」「この人なんでこんなコトを発言しちゃうんだろ」とか勝手に思っていても、実はそうではなかったり、ちゃんとした背景・事情があったり、というのを教えてくれるのも本著。
そして著者自身のエピソードもあるので