津田久資のレビュー一覧
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「完全情報志向」ではなく、「結論志向」のマインドをもつ事の重要性と、その行動を起こすためのプロセスが丁寧に記載されています。なんでもかんでも情報を集めないと前に進めない人がいるけれど(多分今の自分も・・)、それではいつまでたっても前に進まない。思考停止をせずに今ある情報の中から仮説を立ててぶつけて、特定された情報や予期せぬ重要情報が得られたら、即座にそれらの情報を組み込んだ結論に変えていくプロセスが「スピーディー」に繋がるのだ、という内容が印象的でした。
■気になった言葉
・有効な解決策は①競合より早く実行される解決策②競合より早く策定される解決策③オリジナリティのある解決策だが、②がヒ -
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あーコンサルが書いてるなーって感じの内容。言ってることそのものは悪くないが、言い方が悪い。独自性を出したいがために、不自然な用語を作り出し無駄に話を複雑にしているような印象。その上で、かつての社会人時代の思い出として「マッキンゼーは難しいコンサル用語を使わないことが凄かった」としているのだからタチが悪い。
何よりも著者がそもそも東大卒であり、本書の中で負けたと評しているのはハーバードの学生やマッキンゼーの人間であって、事実として学歴による差だと言えるのでは。
1章、考えることの定義を提起。考えている時間イコール書いている時間とは随分雑な結論を出しているが、わからんではないというライン。
2章、 -
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目的:ファーストクラブ達成に必要なマーケティング、経営者から用いられる魅力開発、ロジックを学ぶ
▼定義
学ぶ:既存のフレームワークに当てはめて答えを導く
考える:自分で作ったフレームワークから答えを導く
発想の質=情報量×加工率×発想率
考える=書く事
言葉は境界線である
ロジックツリーの本質:論理の筋道×直感の飛躍
●ツリー3種
1. why 問題の分解、原因探求
2. how 課題分解、解決策探求
3. what その他
●mece3ステップ
直感→上流→下流
▼気づき
・発送のスピードupが発想の質を高める事に直結する。
・ボツアイデアが多い人ほどクリエイティブ
・人は枠内を考えてい -
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論理思考とアイディアの出し方について書かれています。
面白かった点は、良いアイディアが浮かばない時は、自分の知識不足かひらめき不足だと感じてしまいますが、筆者は実はそうではないと言います。「論理的思考力」不足と言っています。
思考方法も具体的ですぐに実践できそうな内容です。
他に良かった点
・これまでの「頭がいい人=学ぶのがうまい人」から「頭がいい人=考えるのがうまい人」へと知の条件が変化した
・アイデアの質を高めたければ、発想を広げ、発想の総量を増やす
・人が考えているかどうかを決めるのは、その人が、書いているかどうかである。アイデアを引き出すとは、アイデアを書き出すことにほかなら -
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数々の企業でコンサルティングや講義を行う著者が現代で必要とされている論理思考について事例などを踏まえて解説した一冊。
お笑い芸人の考える姿勢からアイデアを考える際に漏れを防ぐために情報量、加工率、発想率の3つを高める方法が解説されています。
天才と凡人のアプローチの違いを説明したうえでバカの壁を認識したうえで画期的なアイデアを出すための手法を言葉を明確にして筋道をつけていくために発想率と情報量を高めるための手法や知識を勉強することができました。
本書の中でも特に学ぶと考えるの違いや著者の論理的という言葉の解釈は読んでいて納得しました。
また、著者の経験から語られるマッキンゼーでのプレゼンに -
Posted by ブクログ
改善・改良が、ある領域で確立している公式に入力する「変数」を入れ替えることだとすると、クリエイティブやイノベーションは、成功例や失敗例から新しい「公式」を自ら確率するか、別の領域で確立している公式を活用すること
本歌取り 連想やイメージの背景として本歌を用いることで、新しい作品の膨らみに奥行きを与えること
歌枕 共通イメージの蓄積
置き換え 夢で逢えたら←夢であいましょう
アンチを分かろうと思ったら「テーゼ」が分かっていないとアンチテーゼにはならない
言葉で表現されていれば、いくらでもアンチテーゼは考えられる
cf. AKB48の次に流行るアイドルグループをつくろうと言われた時に、そも