津田久資のレビュー一覧

  • あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか

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    『あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか』との対話を通じて得られた気づきは、単なる思考法の理解を超え、自身の経験の再解釈と体系化の可能性を開くものでした。本書の核心である「バカの壁」の概念は、無意識の思考制限を可視化し、論理思考の本質を「発想の速度と多様性」に置く点にあります。長年実践してきた「仮説検証型アプローチ」が、実はMECE(モレなくダブりなく)の原則と直感の統合によって成り立っていたことに気付かされました。

    具体的な気づきは三つあります。第一に、情報収集の目的が「仮説の裏付け」から「発想の素材集め」へと転換した点です。過去のプロジェクトで無意識に行っていた業界トレンドの横断的比較が、実は

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    2025年04月06日
  • 本物のコンサルを選ぶ技術

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    2025/02/18 堀紘一BCG「本物のコンサルを選ぶ」
    平易ながら無茶苦茶レベルの高い本、Excellent!
    1.クライアント企業の取り組み姿勢
    コンサルティングを成功させるのは
    ①有能なコンサル+②クライアント姿勢
    ◎(良い)ホンダ・SONY・ヒロセ電機・ユニ・チャーム
    ✕(ダメ)日産ゴーン・JAL
    2.営業力の違い 保険レディ①凄腕②普通③劣る
    お客さんの欲していることを察して、それに合わせて話を展開できる
    保険商品を売るのではなく、「不安の解消」を提案する
    保険の本質は「安心を買う」こと
    →マーケティング「ドリル」ではなく「穴を開けたい」
    3.構想は大きく=時代の変曲点(184)

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    2025年02月18日
  • 新マーケティング原論―――「売れる戦略」のシンプルな本質

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    マーケティング初心者です。
    そもそもの話を、作者の言葉で紡ぎ具体例などもあり、そういうことかと腑に落ちる場面が多かった。
    今までなんとなくフレームワークなども読んできて、道具の形は見えてきたけど使い方がわからなかったところを教えてもらった感覚。

    マーケティングの考え方の全体を捉え直して、次の行動に繋がりそうだと感じました。

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    2025年02月02日
  • 新マーケティング原論―――「売れる戦略」のシンプルな本質

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    私自身はマーケティングのずぶの素人で、他にもマーケティングの基本だったり、4C、3C、SWOT、行動経済、心理学などの本を読んだが、本書はマーケティングを考える上で圧倒的に最高だと感じた。
    難しいマーケティング理論をいくつも知ってるより、そもそも何を実現するために何が必要か考えられる定義や仮説の立て方、実践の仕方を促す本書の内容を自分で考えられることが重要で、本書のみでマーケターとしての骨組みは出来るのでは?とも考えた。正に原論だと思う。
    数学で言えば、公式を何個も覚えていることより、その公式が何を意味していて、その証明法を説明出来るか、といった内容になると思う。
    本書の定義や考え方が絶対かは

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    2024年04月18日
  • 新マーケティング原論―――「売れる戦略」のシンプルな本質

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    マーケティングの本はフレームワークか事例に寄りがちな中で、そもそもの定義を深堀っていくスタイルが腹落ちしやすくて良かった。

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    2024年02月25日
  • あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか

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    MECEやロジックツリー関連の本を読んでも腹落ちして出来てなかった部分が腹落ちした。

    ロジカルシンキング、論理的思考をその言葉を使わずに説明されており、難しい古文の話を現代語で翻訳されているようでよく理解できた。


    学んだこと
    考える時のアイデアだしフロー
    1.まずは直感でだしつくす
    2.大きなグループから分解していく
    3.下流から登っていく
    それでもでないときは直感で出したものと下流のものから上に登っていく

    うっかり忘れ、発想のモレを無くすためのものをチェックリストと呼ぼう。優れたチェックリストに共通するのは、「項目に漏れがない」「項目が出来るだけ具体的である」
    いきなりチェックリスト

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    2022年02月06日
  • あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか

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    フレームワークは何のためにあるのかとか、考えることの本質とかに、他の本よりも一歩踏み込んで教えてくれた。
    優れたアイディアは論理思考から生まれる、これがベースにある本。
    考えることは公式に当てはめることではなく(これは学びの成果を生かした高級なルーティンに過ぎない)、公式を考えだすこと。今までと違い、見本がない中では学ぶことより考えることのほうが重要になってきた。
    天才は多作。名作の陰に大量の駄作がある。我々凡人もそれだけの発想をするために必要なこと。思考の幅を広げるためにバカの壁を意識化すること。発想の質≒発想の広さ=情報量×加工率×発想率。考えることは書くこと。言葉は境界線、語彙力を磨くこ

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    2020年02月13日
  • あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか

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    個人的には好きな思考法。
    優れた思考法を考えたいひとにはおすすめ。

    結論仮説→情報収集により検証

    総量×加工率×発想率

    スピード感をもって

    とりあえず情報収集はダメ

    ダブりはいい。目的は思考の幅を広げること。

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    2019年01月10日
  • あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか

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    ネタバレ

    パワーフレーズ
    「そう、それは「マーケティングに必要な要素をMECEに分けてくれる境界線」として、一定の信頼を得ているからである」

    フレームワークの使い方においてここまでぐっとくる内容は初めてでした。これが使うということかと思います。個人的にはバカの壁という言葉は嫌いです。これは知識を使うものを自分の価値観から愚弄しているように思うからです。言っている内容は真っ当でしょうが品性の問題ですかね。それを差し引いてもおそろしく高度でハイセンスな内容です

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    2017年11月25日
  • あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか

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    ネタバレ

    ・発想の広さ = 情報量 × 加工率 × 発想率

    ・自分が考えている範囲を意識しなければならない

    ・論理思考の本質とは、言葉が本来持っている境界線としての機能を最大限に発揮させて発想を広げ、競合が見落としているアイデアを先に引き出すことなのである

    ・ツリーというのは、論理思考によってチェックリストをつくり、直感の適用対象を極限まで広げた結果にほかならない

    ・新しい事象や知識に直面したときには「WHY?(なぜ?)」が欠かせない

    ・ツリーには大きく3つの種類があり、目的に応じて使い分けられる。
    WHY型ツリー 問題を分解し、原因を探る
    HOW型ツリー 課題を分解し、解決策を探る
    WHAT

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    2017年07月23日
  • あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか

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    MECEについて語っているだけのように読めるが、直感と論理の両面から見ることで、見落としが少なくなるという話。
    ひたすら学んでてもダメで、考えることをしなければならない。
    真剣にこれからについて何が課題なのか、どう解決していけばいいのか、考えなければならないと思った。

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    2016年03月21日
  • あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか

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    考えるということを社会人の今になって考えなおすキッカケになった傑作。

    知識の量で秀でていても発想が凡人レベルでしかないエリートは多い。
    学ぶことに秀でていても、考えていない人は発想の広がりはない。

    著者に言葉によると「頭がいい人=学ぶのがうまい人」から「頭がいい人=考えるのがうまい人」へと知の条件が変化した(P.36)と考えるべきで、そういう意味では、日本で最高に考える人とはお笑い芸人ではないかという箇所がある。

    これ実によくわかります。

    実際に最近の芸人さんは高学歴出身の人も多い。
    笑いの世界で生きる芸人が「どうやって笑いをとるか」を考えに考えて研ぎ澄ました言葉で笑いを伝えている。

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    2016年03月17日
  • 「超」MBA式 ロジカル問題解決

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    「ロジカルに考えるとはどういうことか」をシンプルかつ明確に示している。単なるスキル本ではなく、ロジカルシンキングが必要となるマインドについても語っている。働く上での軸としていきたい本。
    最後のケーススタディも読み応えがある。

    私は気軽にスラスラとは読めず、最初は忍耐が必要だった。内容は素晴らしいが、読んだ内容がパッと頭に入ってこない文章であることが残念。もう少しわかりやすく読みやすい文章だったならば、どれだけ良かったことか。

    文章の読みづらさを差し引いても、今後も定期的に読み直して体得していきたい内容が詰まっている良作だった。

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    2016年01月30日
  • あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか

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    「東大卒に勝てるのか」って題名がいけてない、と思って読み始めるのが遅れてしまった。読んだら、すぐに実践できるレベルの丁寧さで論理思考、考える、とうことが書いてありよかった。それでも気になる、東大卒は最終章でやっと納得。学びに長けた人の意だったのね。
    2015.12.15

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    2015年12月16日
  • 「超」MBA式 ロジカル問題解決

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    昨年受けた研修の講師の方が書かれた本でした。すごく厳しい先生で二日間の研修期間中にこれでもかというくらいダメ出しされました。
    非常に辛い二日間でしたが、『考える』ということを新ためて考えさせられる二日間でした。
    この研修を受けさせてもらえて本当に良かったです

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    2012年10月24日
  • 「超」MBA式 ロジカル問題解決

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    同種の本は数多くあるが、理解しやすいという点でレベルが高い。適度に挿絵が入って理解を助けてくれる。また文章や構成ががよく練られている印象を受けた。熟読/再読したい本。

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    2011年11月22日
  • 「超」MBA式 ロジカル問題解決

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    そこらへんのロジカルシンキング本を10冊読むくらいなら、是非本書を読むべき。
    そもそも論理的思考とは何か、MECEの誤った理解・使い方など、目から鱗の内容が多い。
    「これでわかった!やっとわかった!」の帯の文句はだてではない。

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    2010年04月06日
  • 「超」MBA式 ロジカル問題解決

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    ロジカルシンキングに関する入門書としては、おすすめな本です。
    「状況がはっきりしないまま、限られた情報と限られた時間の中で、いかに事態を分析し、判断を下すか」
    前半は、「結論志向」「拡散・収束」「論理的思考力・創造的発想力」の基礎についてわかりやすくかかれており、後半は部下と上司の物語を通して前半を復習できるといった内容です。

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    2009年10月04日
  • あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか

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    バカの壁を教えてくれる本。
    MECEは目的ではない、「しまった」をできる限りなくすため。
    自分の思考範囲はどこにあるか、それを俯瞰することでバカの壁が見えてくる。

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    2025年10月21日
  • 新マーケティング原論―――「売れる戦略」のシンプルな本質

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    だいぶ前に読んだけど、本棚に入れるのを失念していた。
    公式否定だけど、しっかり公式も使う。マーケティングはたくさん公式があるけど、それだけでは戦える商品にならないことが多い。常に考え続けて、買いて、話して自分に取り込みながら、引き出しをたくさん持っておかなければならない。
    何度も読んで身に付けたい。


    ・マーケターとは「考える職業」
     優秀なマーケターはつねに考えている。
     少なくとも公式にあてはめて、ポンポンと正解を導き出すようなことはしていない。
    ・マーケティングとは「一定費用の下で、適切な買い手群にとってよりコストパフォーマンスの高い商品を生み出し、その存在を認知させ、その内容を理解さ

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    2025年09月15日