池宮彰一郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
歴史小説は好きだが、本作は小説好きと言うだけで有れば読みづらいだろうなと思う。私が好きな歴史小説は、魅力的な主人公を置いて、いくらか誇張はしつつ生き生きとその場を生きる歴史上の人物のイメージを広げることだが、本書者は史実に忠実にしようとし過ぎなのかな。時代によって登場人物の目線が変わりすぎるので、物語に入り込みずらい。
しかしながら、私のまだ貧弱な平家像を膨らましてくれたことは大いに感謝したい。
源義朝平治の乱から始まり、後白河上皇・平清盛に人物は移る。主人公としては後白河上皇なのだろうな、天皇の強い武士に左右されながらも、したたかに時代を生き抜き、操作する力には舌を巻く。
【学】
保平の乱の後実権を握った後白河上皇、信西入道の政治を容認するが、それに義朝が反発
東の源家、西の平家
四姓
源氏:系譜は多岐にわたる、しかしその繋がりは薄い。清和源氏は武門として朝廷に仕えた。酒呑童子退治の源頼光、前九年・後三年の義家
平氏:
藤原氏:最も古く、大化改新の藤原鎌足が起源
橘氏:藤原、橘氏は文官として朝廷に仕えたが、平氏、源氏は武人としても朝廷に仕えた
清盛になっても文官藤原氏の勢力を宮中内で御すことは難しく時間がかかった。
天皇初代神武天皇が日向の地を出でて、東征して大和に朝廷を定める際、紀伊半島に上陸したその軍を先導したヤタガラスの伝説は熊野三山に始まる
「平家物語」の主題は”傲る平家久しからず”と平家全盛の頃の栄耀栄華と滅びゆく悲惨の最後を対照的に描き、諸行無常の仏教説話の態を形成している。そのため、清盛は巨悪、子重盛は理想的な人物として扱われた。他の書物でも清盛は悪者扱いされることが多いが、本作の清盛は私にとっては悪者ではなかったな。
清盛、源氏との戦いの最中に病死 -
Posted by ブクログ
いわゆる忠臣蔵です。
なぜ忠臣蔵にこの人の作品を選んでみたかというと、京極夏彦の「どすこい」からです(笑)
忠臣蔵のお話は誰もが知るところかと思いますが、
この作品ではドラマや小説と事実の食い違いを多々挙げています。
例えば
刃傷が起こった場所は松の廊下→×
吉良が浅野に意地悪をしていた→×
有名な辞世の句「風さそふ~」→× などなど。
えええ~?と思いながら読んでましたけど実際脚色された部分も多々あるんでしょうねえ。
大石内蔵助は知恵と好色を駆使した策略で討ち入りを果たしましたが、
他の赤穂浪士もキャラが立ってて読んでて面白かったです。(不破数右衛門とか)