ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
吉良邸討入りから引揚げる途次、足軽・寺坂吉右衛門は大石内蔵助に、生き延びて戦さの生き証人となるよう命じられた。義に殉じる事も出来ず、世間の視線に耐えて生きる吉右衛門は、十六年の後、討入前夜に脱盟した瀬尾孫左衛門と再会する。同じ境遇にある旧友にも、実は内蔵助から密かに託された後事があった。苛酷な半生を選んだ二人の武士の信義と哀歓を描いた表題作など、連作四篇「仕舞始」「飛蛾の日」「命なりけり」「最後の忠臣蔵」を収録。
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
映画は観てないけど小説をと思い。 よくある忠臣蔵とはまた違う良さだったし、たぶん映画より小説の方がいいのでは?と思う内容。 ちゃんと描ききれたのかしら…?って。思う。 討入りに参加したけど参加してない人 もしくは途中で逃げた人、お家大事でじっと堪えた人 愛する人を待っていた人などなど 色んな人が出て...続きを読むくるけどそんな寺坂吉右衛門。 最初も途中も最後も泣けるやん… まぁマニアな人が横から、いや史実云々言うかもしれんが そんなのは百も承知。うるせぇよ!!と。 討入りした志士ももちろん壮絶だけど 残された家族や、参加していない300人の藩士達のこととかも含め 今後の活計まですべてお見通しな大石内蔵助。 とにかく物語の見せ場が上手いというか、ジーーーーンときた。
2年くらい前に金曜時代劇でやっていたので、 ストーリーは知っていたが、これはやはり傑作だ。 とにかく物語の見せ場の作り方が抜群に巧い。 四十七士の赦免だとか大石の娘の嫁入り行列だとか、 はっきり言って出来過ぎである。 しかもこれが史実でなく作者の独創なのだから恐れ入る。
よかった! 事実にかなり脚色されたところはあるとは思うけど、これぞ、武士!!JAPANESE!! って熱くなる!! 今の時代が忘れてたものを思い出させてくれる。
最後の可女の嫁入りの行列のシーン 暗い闇夜から星が、一つ一つでてきて暗い夜空に天の川が出現する映像がでてきました。 また、一筋の涙が… 二人の足軽が貫く忠義。 一人の足軽が大事を終えて、主人のもとへと旅立つ。 武士の一分。重い。
吉良家討ち入り四十七士のうちの1人で足軽身分だった寺坂吉右衛門さんが、大石内蔵助さんの指示で捨てたはずの命を死ぬより過酷な生き証人として生きていくお話。 みんなから誤解されて、本当につらかったと思う。 同じように討ち入り前に内蔵助さんの指示で「抜けた」形になっているおじさんのお話も良かったよ。 ...続きを読むらじが好きな浅田次郎さんと同じで、本当に悪い人はいないってスタンスのお話が良かったです。 現実には本当に悪い屑みたいな人間もいるからさ。 せめて物語のなかでは、環境とかタイミングが悪かっただけで、本当の悪人がいない世界を楽しみたいじゃない? 良いお話でした♪
舞台は元禄15年12月14日、大石内蔵助率いる47人の赤穂浪士が元藩主浅野内匠頭の仇を討たんと吉良上野介の屋敷へ討ち入りした後の話である。 主人公である足軽、寺坂吉右衛門に大石内蔵助から極秘の命令が下る。それは討ち入りに入ったものの親族にその顛末を伝える生き証人となる事、そして生活を苦にしている者...続きを読むがいれば助ける事。「侍の本文は美しく生き美しく死ぬ事」と言っていた内蔵助からの生きろという命令だった。 まだ赤穂浪士に幕府の目が光っていた当時である。吉右衛門は決して恥じて隠れるような事はしなかったが訪れた屋敷では全てがあたたかい対応をしてくれたところだけではなかった。 それでもその役目を果たした時吉右衛門は落ち着く場所を見つけていた。とある女性のところである。しかしそれも無いものになってしまった。侍の本文を貫いたゆえの事ではあったがどうしてこうも報われないのか。やるせなくなる。 吉右衛門は討ち入り直後に浪士と離れたが討ち入り直前に脱盟した男がいる。吉右衛門と同じく足軽であった瀬尾孫左衛門という男である。吉右衛門は討ち入りの六年後京都で偶然孫左衛門と再開するのだが、孫左衛門には密かに内蔵助から託された使命があった。 これから先はネタバレになるので言えないがここから最後までのクライマックスが感動する。目が潤んでしまった。 作者についてはよく知らないがあとがきを読むとシナリオライターとして活躍していた方のようで情景を伝えるのがたくみだった。映像が目に浮かぶような細かい描写を無駄の無い文章で書かれていたという印象を受けた。 こちらの勉強不足でまことに恥ずかしいのだが、作者の学が深すぎるせいか読めない漢字、意味の分からない故事が多かった。 それと時代小説はそういうものなのかもしれないが、前準備として出来事のあらすじと登場人物を知っていないとしっかり楽しめないような気がした。他の忠臣蔵関連の話と比較するくらいになればまた楽しみ方も変わるだろう。 この作品は『四十七人目の浪士』が映画、ドラマになった際に改題されたものである。
ある人が大好きだった忠臣蔵の話。どこまでが史実か分からないけれど、歴史小説が得意じゃない人でも引き込まれる作品だと思う 。
面白かった。映画をみてから読んだから、場面も思い浮かぶし、一気に読んでしまった。 やはり最後の、お嫁入りのくだりは映像も良かったが、読んでいても涙がにじんだ。 事実とは異なる部分があろうと思うが、違う面からの忠臣蔵を見ることができて良かったと思う。
討ち入り後の行く末を考えて行動を起こしていたのはお見事。 そして使命を全うするその武士の心意気は見習いたい。
映画は観てないが、俳優を思い浮かべながら一気に読めました。 展開が面白くて、著者独自の忠臣蔵ワールドが拡がって行きます。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
最後の忠臣蔵
新刊情報をお知らせします。
池宮彰一郎
フォロー機能について
「角川文庫」の最新刊一覧へ
「歴史・時代」無料一覧へ
「歴史・時代」ランキングの一覧へ
四十七人の刺客(上)
事変リットン報告書ヲ奪取セヨ
その日の吉良上野介
天下騒乱 鍵屋ノ辻 上
風塵
平家(一)
本能寺(上)
レジェンド歴史時代小説 高杉晋作(上)
「池宮彰一郎」のこれもおすすめ一覧へ
一覧 >>
▲最後の忠臣蔵 ページトップヘ