榎本憲男のレビュー一覧
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ネタバレ新シリーズにして、真行寺弘道シリーズともリンクしている作品です。尾関議員が登場していますので、時間軸としては真行寺シリーズの第一弾の頃の話しということになりますね。あとがきによれば、真行寺~のほうにも吉良が登場していたようですが、さすがに忘れてしまっていて…。
さて、作品はというと新たに発足するDASPAのインテリジェンス班のサブチェアマンに抜擢された主人公吉良が活躍する物語で、エンタテインメント小説というべき部類のものなのですが、スパイ防止法など国際政治的な色合いの強い内容を扱っているせいか、(自分の不勉強もあり)イマイチにはピンとこない部分ありました。そのため、星の数もちょっと控えめ…。 -
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TOKYO2020 東京オリンピックの年に読んだ。
エアーがおとぎ話にでてくる魔法のようで、都合良すぎる。狂言回しのおっさんもしかり。結局は魔法で作った金で好き放題と評するのは意地悪かもしれない。
スピード感ありサラッと読め、痛快である。
福島第一原子力発電所のこと、東京オリンピックのこと、官僚のこと、政治のこと…。イマ抱えている問題を題材にうまくまとめている。
コンピューターやガジェット類が登場こそするが、最近の骨太のSci-Fiに比べると一昔前の古さが否めない。そこは気にせずに読むようにすると良い。
ただ、これをして暗号通貨を予言したとは言い難い。 -
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榎本憲男『ワルキューレ 巡査長 真行寺弘道』中公文庫。
シリーズ第3弾。文庫書き下ろし。オーディオマニアでロックフリークの53歳のヒラ刑事・真行寺弘道を主人公にした奇妙な警察小説。第2弾は第1弾がフロックだったのかと思うくらいにレベルダウンしていただけに少し心配。
第1弾が面白かったのは、真行寺とタッグを組んだ天才ハッカーの黒木良平の活躍によるところが大きい。本作では中盤に黒木が登場し、ストーリーは俄然面白くなる。しかし、描かれる事件、テーマが限定的で今一つ面白味に欠ける。第2弾よりは持ち直したものの、第1弾ほどの面白さは無い。
元モデルの17歳の少女・麻倉瞳が誘拐される。母親は評論家デ -
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新刊の広告を見て惹かれたものがあったのだが、シリーズ物の2冊目と分かり、1冊目のこの本の評価も良かったので、それではこちらから読んでみることにした。
先々週の金曜日にネットで注文したのが木曜日になって漸く到着ということで、先週は久し振りに本を読まない通勤時間になってしまったが、たまにはまあいいとする。
主人公の真行寺、53歳にもなって巡査だが、作中、次第に明らかにされる通り、ただのごく潰しではない。
冒頭、介護ロボットのソフトが乗っ取られる事件を担当するが、たまたまコンピュータの技術者(ハッカー)と仲良くなって事件が解決してしまい、その都合の良さが気になりつつ読み始める。
本線の政治家殺しに -
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53歳で巡査長ながら、捜査一課に在職中、オーディオオタクのロックマニアというトンデモな刑事が主人公。
そんな刑事が、ひょんなことから自称ハッカーと相棒を組み、政治家殺害事件の謎を追ってゆくというユニークな警察小説。
主人公がロックマニアゆえ、事件の局面に合わせてロックの題名が繰り出されるが、読み手にはとんと不可知(笑)。
この事件は、出世を拒否し、自由を買った主人公にとって、その自由を守る戦いでもある。事件解明の過程で浮かび上がるのは、政府によるその自由を奪いかねない計画、「国民〇〇〇化計画」。
果たして、事件を解決し、計画を阻止できるのか。
事件捜査の打合せの中で、上司が主人公と交わす。
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