シャーリイ・ジャクスンのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ不気味さや悪意についての話が多かったけど、エッセイが入っていたり少しほっこりするような話もあったりで面白かった。
とくに好きだったものについて。
『スミス夫人の蜜月』
オールドミスが結婚することになったがどうも近所の人々の様子や夫の様子がおかしくて…という話が2バージョンある。
知ってる場合と知らない場合。
それぞれ違った不気味さがあってどちらも好き。
『ネズミ』
夫を管理したがる妻の行動が怖い。
通帳やラストの描写はあることを仄めかしているようだけどはっきりとはしないところがまた不気味。
『逢瀬』
後ろを誰かがついてきて最後には…という幻想的で怖い話。
どういうことなのかはっきりとは書かれないけど、タイトルなどからもいろいろ考察できる。
『なんでもない日にピーナツを持って』
美しくみせかけた悪意。
なんだろうなこの話は……と思っていると最後にゾッとする。
『悪の可能性』
こちらはわかりやすい話だった。
わかりやすいけど、善意のつもりの悪意で嫌な気持ちになる。でもラストはちょっとスカッとするかな。
『おつらいときには』
善意のようにみせかけた無関心。
こういうのが一番気分が悪いのかもしれない。
『メルヴィル夫人の買い物』
これはちょっと笑える話。
メルヴィル夫人も嫌なやつだし店員たちもみんな嫌な感じだけどなんだかコメディ色もある。
『レディとの旅』
男の子と犯罪者の女性との一瞬だけの青春という感じで爽やかな気持ちになれた。
こういう話もあるんだとちょっとびっくり。良かった。
『家』
日本の怪談でもありがちな展開だけど、人間同士の心理描写もよかった。
あとは5編のエッセイがあって、案外作者は普通のお母さんをやってたんだなぁってことに少しびっくり。
作品からすると独身の人間嫌いなんじゃないか、なんてイメージがわくけど実際は4人も子供がいて肝っ玉母さんみたいな感じ。
子供やデパートに大変な思いをさせられてるけど、軽妙な感じで小説とは違う面白さがあった。 -
Posted by ブクログ
短編集と後ろにエッセイが5つ収められている。
エッセイは興味がなかったから読んでない。エッセイはいらないので他の短編をもっと入れて欲しかった。
たまにこういう短編集って読みたくなる。皮肉とユーモア。タイトルからして皮肉でしょう。
『メルヴィル夫人の買い物』はどっちもバランスよく入ってて、笑えるし嫌な気分にもなる。いると思う、こういう人。
『レディとの旅』は和やかな雰囲気が大半であるのに…
『インディアンはテントで暮らす』吹き出す。以下省略のところ。
他の短編もそれぞれユーモアと皮肉のバランスが違う。人それぞれお好みのバランスが見つかるだろう。