仲谷鳰のレビュー一覧

  • やがて君になる(2)

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    ネタバレ

    初見。交通事故で亡くなった姉のように立派になることを目標に生きてきた燈子にとって、他人に向けられた好きの感情は忌避するものだった。その感情を持たずに自分と接してくれる人間を求めたのは今まで積み重ねたものが故か。燈子が用いる好きの言葉の重みを知ってしまうと、燈子と侑の一見歪な恋愛関係に対し簡単にNOとは言えない。また槙くんと沙弥香についても少し掘り下げがあったので良かった。特に槙くんの振る舞いに感謝する。次巻が楽しみ。

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    2019年02月05日
  • やがて君になる(1)

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    ネタバレ

    初見。アニメ放送の際にタイトルを知り、結局視聴しなかったが原作を読みたくなって購入した。高校生活を舞台にした、燈子(先輩)と侑(後輩)の恋愛+沙弥香(燈子の同級生)の横恋慕がストーリーである。ところで恋愛関係には駆け引きとギブアンドテイクが付き物だが、駆け引きは年齢とテンションでどうにかなるとして、ギブアンドテイクに危うさを感じている。燈子は侑の「誰のことも特別視しない」という性格を拠り所としているのに、時間が経つにつれて侑が燈子に対して好きの感情を持ち、他との差別化を行ってしまったら、2人の関係は成立するのか?侑が燈子の近くにいるために諦めなければいけないことが何なのかは明らかなように見える

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    2019年02月05日
  • やがて君になる 公式コミックアンソロジー

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    2018年10月から12月までアニメが放送されていた仲谷鳰の「やがて君になる」のアンソロジーコミックです。参加されている作家陣が豪華で、きちんと原作準拠の内容になっており、突拍子もない内容になったものがなく、どの作品も安心して読めます。燈子と侑以外のカップリングを扱った作品もあり、かなり楽しめます。たとえアニメしか観ていなくても、そこまでの内容でもついていけるので、ぜひ。

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    2019年01月02日
  • やがて君になる(6)

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    ネタバレ

    ついに舞台開演! 七海燈子が周囲の人間の想いをようやく受け止められるようになり、それを経て自己肯定をする。しかしそれは七海燈子の越えるべき最初のハードルでしかなく、ここからが「二人の物語」の本番、というところ。
    ラストの侑で遂にやったか!!!!となりました…………読んでて緊張する漫画だよまったく…………。
    ◆ 
    ただ劇中劇はもっと異化して描いてほしかった気がする(落語心中とか、ガラスの仮面とかみたいな)。でなければお芝居である意味がない(少なくとも読者にとっては)し、そのせいで登場人物がそのまま説教臭いセリフを言ってるみたいに見えてしんどい。
    単純に舞台の脚本が正直そんなに面白くないというのも

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    2018年11月18日
  • やがて君になる(4)

    ネタバレ 購入済み

    ああ、あのコマのあのセリフ…

    合宿の後、燈子が侑の家に寄り悩みを打ち明け、その後のシーン。駅まで送って別れるところで「わたしの もののこと」が別のセリフで隠れてて意味がわからなかったけど、最新巻の6巻まで来ると理解できるとは思わなかった。ああ、この頃から侑は意識し始めてんだな。
    7巻っていつ??と待ち遠しくなる漫画は久しぶりな気がする。

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    2018年11月10日
  • やがて君になる(6)

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    しばらく練習が続いていた、文化祭での生徒会の寸劇が本番を迎えた。主人公の2人の関係にも進歩があり、「好き」という感情に正面から向き合うことになっていく。

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    2018年11月06日
  • やがて君になる(6)

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    ついにはじまる生徒会劇。そして姉の呪縛から解放される燈子。他方で侑は、、、第34話のラストシーンの衝撃といったら、侑~~~、燈子~~~、と内心、叫んでしまった自分がいた。

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    2018年10月22日
  • やがて君になる(5)

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    ネタバレ

    夏休みも終盤に向かう中、侑と燈子は水族館にデートに。第24話「灯台」の最終コマは、作品が折り返しに来たことを暗示させる。迎える二学期、劇の内容の改変が提案される。拒絶しようとする燈子であったが、ここで沙也加が侑の提案に乗る。この時の沙也加の心情表現にはぞくりそさせられる。そして第28話「願い事」。164頁の侑のあり様は、燈子への祈りそのものである。合間に挟まれる朱里とこよみの物語は、今後の侑と燈子の関係を暗示させる。とにかく読んでいて、ああもうと悶えること必至。

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    2018年10月22日
  • やがて君になる(6)

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    劇のところは恥ずかしくて飛ばし読みしてしまう(漫画的な動きを劇中でやるのが嫌だ)。もう最終回になりそうなところでおわり。

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    2018年10月02日
  • やがて君になる(5)

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    とても文学的というか、ひょっとしたら俺はこれを小説で読みたかったのかもしれないと思い始めた。次巻が楽しみすぎて待てない。

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    2018年02月18日
  • やがて君になる(4)

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    【あらすじ】
    七海燈子の念願である生徒会劇。
    夏休みに入り、その練習合宿が行われる。
    それぞれの思いを秘めながら合宿に臨む燈子、侑、沙弥香。
    その一方で、燈子の追い求め続けた理想は、揺らぎ始めていた。
    「侑は私のこと、好きにならないでね」

    【感想】

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    2018年01月07日
  • やがて君になる(3)

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    【あらすじ】
    七海燈子と小糸侑。
    徐々に距離を近付けるふたりに、佐伯沙弥香は焦燥感を募らせていた。
    だが、燈子が望む形で彼女の傍にいることを決めた侑は人を好きになることを諦めようとしていた。
    「わたしは誰も好きにならない。これまでも、これからも。」

    【感想】

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    2018年01月07日
  • やがて君になる(2)

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    【あらすじ】
    七海燈子が生徒会長になり、新たな生徒会が動き出す。生徒会役員となった小糸侑は燈子からの想いを受けつつも、いまだに自分の中に、特別な感情が芽生えないことを苦く感じていた。「わたしも、七海先輩を好きになりたい」そう感じ始める侑だったが──。

    【感想】

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    2018年01月06日
  • やがて君になる(4)

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    ネタバレ

    叶ちゃん怖い…。
    的確過ぎる内面描写がとんでもない。これ、ホントに諸事実知らずに書いてるとしたら、とんでもない異能ですわ。

    ついに揺らぎ始めた燈子。信じていた理想が「そうではない」と否定されれば、不安定になるのも当然。
    そして不安から逃れるため、一方的な好意を侑に押し付ける…いびつさ。
    実に燈子はめんどくさい子であり、客観的に見ると幼い子供のよう。振り回される方は大変だ。

    …でも多分、振り回される事すら望んでしまうのがつまり、侑の「奥の方につっかえてて言葉にならない」思い。
    菜月の言葉に納得しつつも、侑も周りを振り回してる事に気づいたり。

    あぁ、実にめんどくさい子達だなぁ(だがそれがいい

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    2017年08月11日
  • やがて君になる(4)

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    はぁ〜尊い。当初の恋愛関係だけでなく登場人物の他の問題も描かれてきているが、相変わらずそこも皮肉な展開で読ませる。

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    2017年08月10日
  • やがて君になる(4)

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    文化祭劇に向けて合宿。そこで姉の別の一面を知り橙子は。。。という展開。ああもうまったくこの二人はwwwとなる4巻でした。

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    2017年07月18日
  • やがて君になる(4)

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    燈子ちゃん病んでるなぁ。お姉さんの幻想から解き放たれたらいいんだけど、なくなったらなくなったで、壊れちゃいそうな危うさもあるけど。
    沙弥香ちゃん今回トラウマっていうかひどい元カノが出てきていたけど、彼女が一番普通の恋愛をしている感じはするんだけどね。。。
    侑がどんどん恋する女子化していて可愛いw
    ベッドの上で電話するシーンとか特に!

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    2017年07月16日
  • やがて君になる(2)

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    ネタバレ

    ぐぁぁ……なんだこのメンドクサイ百合…!!
    だがそれがいい、っていうかー。

    こう、普通に高校生の少女達が日々を過ごしながら、将来を考えたり、友達とか思ったり…って描写をしっかりやりつつ、侑と燈子のどうにもメンドクサイ関係をじりじり見せてくるのがたまりません。
    特に今回、燈子もこじらせてるのが分かり…これがまたほんとにメンドクサイ(苦笑)。君らいったいどうしたいのw
    変化を求めながら、変わらない事を願う、二律背反が何とも思春期って感じですねぇ…。

    実は、お互いが影響し合ってぐるぐるぐるぐる…変わっていってるのが、凄くキュンとくる。

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    2017年07月02日
  • やがて君になる(1)

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    ネタバレ

    これはなかなか絶妙にこじらせてる百合…。

    気になった作品を表紙買い、とりあえず1巻だけ、というわけで購入(その2)。

    百合ものですが、主人公・侑が「恋をできない」(好きになってドキドキする事がない)ので、お相手の燈子に一方的に好かれるという構図になっているのが中々新しい。
    いわゆる百合の持つ美しさや儚さ、秘め事感が十分に描かれているのですが、それが双方向ではない(侑も燈子を好ましく思ってはいるけれど)ので妙にギクシャクし、噛み合わない。
    客観的には燈子が空回りしてしまう感じもするのですが、侑は侑で「自分を好きな」燈子に戸惑ったり、恋愛感情とは異なるレベルで近づいてしまったりでカップリングと

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    2017年07月01日
  • やがて君になる(4)

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    ネタバレ

    淡々と穏やかにゆるやかに進むままここまで来たが、いよいよ侑の内心が乱され始めた。恋愛もので着目したいのは「どうにもならない感情の揺れ動き」なのだけど、ようやくそれが見られそう。というか、その「ゆらぎ」を描くのにこの丸1巻使ってるのが素晴らしく丁寧。

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    2017年07月01日