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「やがて君になる」
2018年10月5日~ TOKYO MXほか
声の出演:高田憂希、寿美菜子、茅野愛衣
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
「わたしには特別って気持ちがわからないんです」
人を好きになること、特別に思うこと、恋愛感情が分からない主人公の侑は、生徒会所属の先輩の七海の告白現場に出くわしてしまう。自分と同じような感情を持っているのではと考えた侑は七海に親近感を覚えるが…。
特別に思うことが分からない侑と片思いしかわからない七海の、絡まりそうですれ違ってしまいそうな関係がもどかしく、今後どう二人の感情が変化していくのかが気になります。
感情の変化や表情のひとつひとつが繊細な描写が綺麗で、百合漫画と分類されるであろう作品ですが、百合に触れたことない方にも読みやすい作品だと思います。
水族館デート
水族館デートがとても楽しそうで憧れる巻です。いよいよ劇直前、今までの侑とは異なるシーンが。侑がかなり七海ののために行動しているのがよく分かる重大な巻です。
Posted by ブクログ
この巻は物語の中心となる侑と燈子の話以外にも、こよみや朱里の話が描かれたね。
こよみが抱えていた想いはかなり意外だったかな。そして朱里には新しい恋が訪れそうな予兆が…
燈子を変えるために劇の脚本を変える決断をした侑。その提案内容は劇をより良い方向に導くと共に、侑が燈子に訴えたい事そのものを反映している点が面白い
姉が死んだ瞬間から特別な存在だった姉になろうとし続けた燈子。「姉になる」という想いに囚われ、誰が相手でも本当の顔を隠し、侑と幾ら触れあっても向かう先を変えようとしない。それは侑からすれば自分との触れ合いなんて何の意味もないじゃないかと訴えたくなるようなもの。
提案内容にはそんな侑の叫びが詰められているように感じられた
燈子は侑を好きと言う瞬間には安心するという。姉になろうとしている自分の有り様は偽物だけど、侑が好きと言う自分は本物であり、好きと言っている瞬間には本物の自分を感じられるのだとか。それは最早侑をサンドバッグにしているのと同じだ
侑との触れ合いを求め、何度も好きだと言うのに返ってくる何かを求めているわけじゃない。優しすぎる侑はそれらを受け入れてしまう
でも、受け入れたからって納得しているわけじゃない。
燈子は水族館デートの最後に「このまま終わらなければいいのに」と思う。けれど、侑は燈子の手を引き出口に導く。それどころか電車で寝ていた燈子を「そろそろ乗り換えですよ」と言って起こす。
この瞬間から侑の反撃が始まったのだろうね
侑とこよみが提案した新しい脚本。それは燈子の裏側を知っていれば、その思惑に否が応でも気付ける代物。それもあって、これに沙弥香が賛成するのは少し意外だったかな。
燈子に踏み込まず、隣りに居ることを選んできた沙弥香が消極的に望んでいるのは不変の関係。心の奥底では燈子の変化を望んでいても、燈子に嫌われることを恐れる沙弥香は今以上に踏み込めなかった
だから、燈子が変わってしまうかもしれない脚本に沙弥香が賛成するとは思わなかった
燈子を変えるために行動を起こした侑はまず沙弥香の決断を変えたわけだね
燈子を変えようとしている侑に賛同する形をとった沙弥香。その後、侑に対して燈子を好きだと表明した。それはある意味、侑への敗北を認める言葉なのかもしれないけど、同時に燈子を好きだと言葉に出して認められていない侑に発破を掛ける意味合いもあったのかもしれないね
そしてこの巻で最大の見せ場とも言える、屋上での遣り取りには心が震える想いを抱いた
安心感を得るために侑とのキスを求めた燈子。それに対して侑はキスを拒みつつも、燈子に必死の言葉をかける
逃げようとする燈子の手を握り離さず、目を逸らす燈子に真っ直ぐな言葉をぶつけた。そのうえで、「今の燈子」の価値をこれ以上ない言葉で認めてみせた
これは他の誰でもない、侑の言葉だからこそ燈子に届く。頑なだった燈子も侑の言葉を信じ、侑が示すものを見る気になった
もうすぐ開演する劇。姉が出来なかった劇を代わりにすることで姉になりきろうとした燈子。しかし、その想い以外にも道があると提示された
劇が始まり、そして終わった時、燈子は何を思うのだろうか?そして侑はそんな燈子に対しどんな声を掛けるのだろう?
「やがて君になる」
2018年10月5日~ TOKYO MXほか
声の出演:高田憂希、寿美菜子、茅野愛衣
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