【感想・ネタバレ】やがて君になる(3)のレビュー

「わたしには特別って気持ちがわからないんです」
人を好きになること、特別に思うこと、恋愛感情が分からない主人公の侑は、生徒会所属の先輩の七海の告白現場に出くわしてしまう。自分と同じような感情を持っているのではと考えた侑は七海に親近感を覚えるが…。
特別に思うことが分からない侑と片思いしかわからない七海の、絡まりそうですれ違ってしまいそうな関係がもどかしく、今後どう二人の感情が変化していくのかが気になります。
感情の変化や表情のひとつひとつが繊細な描写が綺麗で、百合漫画と分類されるであろう作品ですが、百合に触れたことない方にも読みやすい作品だと思います。

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感情タグBEST3

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匿名 2024年02月07日

最後の方で、侑は完全に先輩が好きなんだなぁと思いました。ただずっと気付かないよう己にすら隠してるところがなんとも切ない。次巻が楽しみです。

#胸キュン #切ない

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年09月13日

 二巻でやや不穏だった慎くんが、なんだ無害そうで良かったな、となる巻。雨宿りのシーンで「嬉しかった」の真意を問おうとするところは、やややり過ぎな感じもあるけど...。
 当初から好きになりたがってはいたけど、この頃くらいから、段々燈子に惹かれつつあるのかな。リレーのシーンとか。

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2020年08月13日

演劇要素が入ってきてから、ちょっと内容がマニアックになってきたかな?って思いました。
自分は演劇なんかは分からないので、百合だけ楽しんで読んでいきました。

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侑の気持ちに変化が。

2020年02月22日

前半では、七海先輩がいつも通り侑のこと大好きですが、後半それに変化が。侑は自分の気持ちに気づいてはいない、気づかないようにと必死さが伝わってくる巻です。

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Posted by ブクログ 2019年03月08日

侑と燈子の関係性を説明しようとしたら、どのような言葉が当てはまるのだろう?恋人というには好き合っている訳ではないし、先輩と後輩というには近づき過ぎた。お互いがお互いを利用しているというには侑が我慢している領域が大きすぎる。
本当にこの二人の関係はどのように表すことが適切なのだろう?

人前でも「侑」...続きを読むと呼ぶことにした燈子。二人だけの時間でそれをするなら自己満足で済む話だけど、人前でするなら対外的な主張となる。自分達は特別な関係ですよ、と
それに真っ先に当てられてしまったのが沙弥香。彼女は燈子の虚栄に満ちた「特別」を尊重しながら隣に居続けた人間。燈子に焦がれながら、それを表にしなかったのは過去のトラウマもあるのだろうけど、それ以上に誰のものにもならない燈子の姿を好いていたからなのかもしれない
その「特別」が燈子が誰のものにもならないことで成立しているとしたら、燈子が誰かを「特別」扱いしだしたら燈子の「特別」性も崩れてしまうかもしれない
なら、今までの虚栄に満ちた燈子を尊重していた沙弥香の想いはどうなってしまうのか?
このような焦燥が有ったから、あまり人に踏み込むことがなかった沙弥香が喫茶店の店長のプライバシーに踏み込んだ上で、自身の心胸を吐露したのかもしれないね

一方で沙弥香は、誰かだけの「特別」にならない燈子の「特別」になる道を選ばなかったのも確かな訳で。第12話ラストで告げられたように、気付けば沙弥香は燈子にとってある程度別格の存在となっていた。それは燈子に一目惚れした沙弥香が望んだ関係性ではないかもしれないけど、隣りにいるには充分な理由か

そして人に優しくて気遣いが出来てしまう侑は燈子の近くにいても、いつも一人のような印象を受ける。「特別」が知りたくて燈子の隣りにいることを許容したのに、今となっては燈子の隣りにいるために「特別」から目を逸らさなければならなくなった
日々「特別」を知っていき、ドキドキした想いを積み重ねていく燈子からその熱を分けて欲しいのに自分から触れることも出来ない。侑の現状はとても辛いものになってしまった

燈子からのお願いで、侑からキスして欲しいと言われ実行しようとしたけど、直前になってその行為の危険性に気づいて止めた侑
侑の中には着実に変化が起きていて、出来るなら燈子を好きになりたいと思っていることも事実なのに、燈子から拒絶されることを恐れる今となっては「自分は誰も好きにならない」と決めつけて膨らみかけた想いに蓋をしているかのよう。
更に燈子の心音なんて聞こえない体勢なのに、これは自分のものではないと決めてしまった侑。
侑の前で様々な表情を見せる燈子に対して、侑の心がどんどん冷たく固くなってしまっているような……

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Posted by ブクログ 2019年03月01日

百合ものだけどすごくピュアな人を好きになるということを
丁寧に描いた作品の弟3巻。
同性に好きと告白されて、それでもなんとかここまで
好きという気持ちを起こさないように、
先輩であるヒロイン・七海燈子と接してきた、主人公・小糸有。
少しずつですが心情の変化が生まれてきます。
ちょっとえっちいシーンも...続きを読むあったりして、
色々な意味でw、本当に飽きません。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2019年02月05日

初見。お互いの行動原理や振る舞いのボーダーを理解することによって物事にうまく対処できるようになるのだなあ、と感じた。ただ今は上手くやっているが、燈子の「踏み入って欲しくないし、そんな自分を受け入れ続けてほしい」という我儘を侑はいつまで聞き入れ続けるのだろうか?侑の中に芽生える「燈子を好きになりたい」...続きを読むという感情を2人して押さえつけているが、侑がこれに耐えきれなくなってしまったとき2人の関係はどうなるのだろう。槙君との会話やラストシーンにおいて侑→燈子の兆候が見られる。一方沙弥香は燈子に対し好きの感情を見せることはない。沙弥香も燈子に負けず劣らず隙がないが、燈子と同様の演技者であることを考えると…。これ以上は憚られる。ただ自らの心中を吐露できる人物に出会えたのは僥倖か。自分がどんな幸せを手にしたいのか、またそれには何を知り、何をすべきかを理解している沙弥香にはいつか本当に幸せになってもらいたい。彼女は今も充分幸せだ、と言っていたけれど。また喫茶Echoはこれからのストーリーで重要な場所になりそうな予感がする。あの場所は登場人物の関係性を把握するのにぴったりであり、あの場で交わされる会話には(いまのところ)嘘や悪意が混ぜられているようには見えないからだ。沙弥香と店長の会話シーンは、なんだか自分もコーヒーを飲んだかのように温かくなった。
ストーリーが進むにつれ下の名前呼びや相合傘、学校でのキスなどカップルとしてのイベントをどんどん進めてゆく燈子と侑。いいぞもっとやれ。個人的には理子先生と都さんの共同生活もたくさん見たいような。次巻も楽しみ。

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Posted by ブクログ 2018年11月07日

佐伯沙弥香に本音を吐露できる相手が現れてくれたのがほんとうにうれしい。
小糸侑と槙聖司の友人関係も微笑ましいけど、「今はもう寂しくないかな」と言うときのバチクソ寂しそうな侑の表情が不穏。
そしてラストで一線超えちゃった感じのするキスシーン。やばい。いけないものを見てしまった……
「生徒会演劇」がこの...続きを読む物語にもたらす激震の予感が描かれた3巻でした

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年07月08日

いいよいいよぉ…この…絶妙なもどかしさ…!

恋って自分の気持ちを自覚したとこから始まるものなんだろう、と。

…正直、槙君の第三者視点が嫌いというか不快だったんですが……ごめん、この状況は観客(読者)視点で超面白いのは事実なわけで…結局同族嫌悪だったのか、と苦笑い。
いやぁついに侑が自覚しちゃいま...続きを読むしたねぇ。こうなると関係性はガラッと変わってしまうわけで。
これまでとは違い、無邪気に侑を求めてくる燈子先輩が「厄介」極まりない事になるわけですよ。…ふふふ…これは正直楽しみだ。いやもちろん、侑は大変でしょうけどもね。そして変わってしまう侑に燈子先輩も戸惑うわけでしょうしね。ふふふふ…(嫌な大人)

沙弥香先輩も中々にこじらせてますねぇ。その上で侑と衝突する事も出来ない。いつか、飲み込んだ言葉が胸を突き破るのでしょうね…ふふふ…。

堂島君が朱里とくっついたりしたら中々いい対照になりそうだなぁと思ってもいたり。

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Posted by ブクログ 2016年12月23日

独特な距離感のある作品だと思う。
巻を追うごとに着々と関係が深まっているのだけれど
その事実に登場人物も読者も戸惑ってしまう。
この関係がどこへ向かっていくのか
先を知りたいのが半分、知るのが怖いのが半分。

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Posted by ブクログ 2016年12月08日

第3巻に入り、一気に百合百合しくなってきた。これまで欲求不満だったのは主人公なのか、それとも作者なのか(笑)。読者としても、読んでいて自然と顔がニヤついてしまい、まったくケシカラン限りですよ~。次の巻では、またちょっとシリアスモードに入りそうな気配。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年07月03日

よい.

p.147 の「やっぱりあの子なのかな」はどちらを指しているか? このシーンだけを見るとどちらとも取れる. 続く「惚れたら苦労しそう」があるから、これは重要な問題だ. でも「入学式で知り合った」ということから高学年の方だと分かるから背丈から分かるか. 侑の背丈が学年にしては低いことは二度言...続きを読む及されている. でも p.147 のコマを見ると、身長が低いようには見えない.

3巻で描かれてるのは大きく2つのストーリーで、一つは体育祭を通じて侑と佐伯先輩との中が多少なりとも修復される件と、侑の「私は誰も好きにならない」というある種の約束を破る件. 最後の最後の、「だってこれじゃ速すぎるから」ではっきりと宣言したようなものだ.

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Posted by ブクログ 2023年11月13日

侑と燈子のアンバランスで一歩踏み込むことが危険な関係を描きつつ、燈子の同級生の沙弥香の燈子への淡い心や偶然知った喫茶店店長と教師の百合な関係
と読み応えがありましたね。
侑と燈子の関係は侑が意識し始めたことによりどのようになるかが期待出来ますね

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Posted by ブクログ 2019年03月22日

雑誌「月刊コミック電撃大王」で連載されている仲谷鳰の「やがて君になる」の第3巻です。2018年10月~12月までTVアニメが放送されました。本巻は第7話~第9話に相当。 侑と燈子の距離がだいぶ縮まっていて、相合い傘のエピソードとか一見するとラブラブな百合ップルに見えますね。侑の心の変化がこれからどう...続きを読むなっていくのか。小説にもなっている沙弥香の過去や侑と沙弥香のつながり、そして体育倉庫のご褒美とけっこう転機になる巻です。次回は遂に文化祭、そして生徒会劇です。この先に何が待っているのか。

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Posted by ブクログ 2018年01月07日

【あらすじ】
七海燈子と小糸侑。
徐々に距離を近付けるふたりに、佐伯沙弥香は焦燥感を募らせていた。
だが、燈子が望む形で彼女の傍にいることを決めた侑は人を好きになることを諦めようとしていた。
「わたしは誰も好きにならない。これまでも、これからも。」

【感想】

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年11月27日

生徒会劇の脚本の話と並行しての体育祭編。
新たな百合CPの登場と絡めて佐伯沙弥香の感情について今回ではっきり描写したのと、沙弥香と侑を単純に衝突させるのではなく、それぞれに燈子への想いを改めて考えさせてあの距離感に整理したのはうまいなぁと。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2018年04月01日

槙くん、相変わらず達観してるな…本当に10代なのか…

相合傘も、勝ったらご褒美頂戴!も可愛くて良かった
シリアスな中でも、2人の可愛いシーンがあると癒される…

佐伯先輩は結局どう落ち着くのかとても気になる。

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Posted by ブクログ 2017年03月07日

僕は恋愛感情が薄いので恋愛漫画がとても苦手なのですが、この作品は設定のためか試し読みを読んで面白いと感じ、そのまま読み続けている作品。いつかこの恋愛漫画も読めなくなるだろうと確信している。
寝ている侑の写真を手に入れた燈子が足をバタバタしているシーンで、まるで僕が動物の可愛い写真を見ながら足をバタバ...続きを読むタしているのに似ているなぁとニヤニヤしたのですが、燈子と僕の足バタバタは似ているようで大きく違うのです。この違いが僕とこの作品のズレを象徴しているようでとても寂しいのです。

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