梓河人のレビュー一覧

  • Gift

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    ネタバレ

    これは、かなり良い小説。ストーリーが斬新で、特にそれまでの伏線がすべて回収される終盤の展開は秀逸。著者特有のサラッとした雰囲気の文体が、主人公の置かれた境遇の深刻さを中和して、どこか憎めないヒーロー像をつくらあげている。著者の作品では一番。

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    2011年03月18日
  • 黒帯

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    以前見た映画「黒帯」の小説版でした。
    (読み始めるまで気づかなかった・・・)

    修行に明け来る空手家たちが、現実に直面しながら、
    自分たちの空手道を極めていく、しぶーーいお話。

    映画も、本物の空手家で、地味ながら渋く面白かった。

    小説も、渋さがあっていい感じでした。

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    2011年02月05日
  • アナン、(上)

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    自殺を決意した記憶喪失のホームレス「流」がゴミ捨て場で拾った赤ん坊を「アナン」と命名し、育てていく話。複数の部数構成。章ごとに一人称が変わる。安直な展開だが娯楽としては面白い。

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    2011年01月04日
  • Gift

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    記憶をなくした青年が「届ける」にまつわる出来事をとおしながら、自分を取り戻すまでの物語。登場人物のキャラクタがたっているためイメージがしやすくい。木村拓哉主演のフジテレビドラマ原作本。

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    2010年05月24日
  • Gift

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    おもしろかった!この作者の作品は結構好きで読むけどこれもよかったな。
    記憶喪失の男が届け物屋をしながら記憶を取り戻していく話。
    作中で起きていることは重いのに登場人物の軽いノリや行動で面白く読めた。読み終わった後にこれがノベライズだって知って原作のドラマ観たくなったけどバタフライナイフ事件のせいでほぼ不可能っぽい・・・
    それだけが残念!ドラマ観てみたかった。

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    2010年02月07日
  • ぼくとアナン

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    イエナシビトのナガレさんと、彼に拾われた赤ん坊アナン、そして猫のバケツの過ごした時間を描くファンタジー。「アナン」の子供向けバージョンだそうですが、侮るなかれ外出先で読んでいても涙が浮かんでしまいました。優しくて哀しい。神様からの贈り物みたいなアナンが旅の中で成長していくのは嬉しいことなんだけれど、少しずつ道が分かれていく寂しさもある。このまま二人と一匹で幸せな時間を紡いでいけたらいいのに、と願わずにいられませんでした。猫のバケツが人間以外と会話するところから脇役たちの人柄やそれまでの人生が見えてくるのも面白い。ずっと残っていってほしい作品です。

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    2009年12月20日
  • Gift

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    色々な事情があってドラマが再放送されなかったり
    封印されてしまった哀しい作品ですね…。

    三年も経って届け物をしてくれた由紀夫に対して
    「 ありがとう 」と赦すことができる美樹は素敵です。


    高校のそばでロケをやっていて
    授業中に抜け出して見に行った覚えがあります。

    スーツ姿でチャリを必死にこぐ木村拓哉に
    素で萌えました。

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    2010年04月26日
  • 盗作(下)

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    関東の海に面した田舎町に暮らす女子高生・彩子は、存在が目立たず地味で無口な平凡な女の子。
    幼馴染のミチは、田舎のビーナスと呼ばれる程の美少女で、彩子はミチの友達として知られていた。
    彩子は、雨の匂いを嗅ぐと眠くなる。
    その日も雨で学校でも頭が回らずに、美術の時間ではキャンパスを白紙のまま過ごしてしまった。
    先生に宿題だと言われ、白紙のキャンパスを持ち帰ったが、雨の匂いが眠気を誘い再び眠り始める。
    そして、彩子は不思議な夢を見る。
    その夢で出てきた物を書かなければいけない衝動に駆られた。
    何かに突き動かされ、寝ることも食べることもせずに一心不乱に一日でキャンパスを埋め尽くす。

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    2009年10月07日
  • 盗作(上)

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    関東の海に面した田舎町に暮らす女子高生・彩子は、存在が目立たず地味で無口な平凡な女の子。
    幼馴染のミチは、田舎のビーナスと呼ばれる程の美少女で、彩子はミチの友達として知られていた。
    彩子は、雨の匂いを嗅ぐと眠くなる。
    その日も雨で学校でも頭が回らずに、美術の時間ではキャンパスを白紙のまま過ごしてしまった。
    先生に宿題だと言われ、白紙のキャンパスを持ち帰ったが、雨の匂いが眠気を誘い再び眠り始める。
    そして、彩子は不思議な夢を見る。
    その夢で出てきた物を書かなければいけない衝動に駆られた。
    何かに突き動かされ、寝ることも食べることもせずに一心不乱に一日でキャンパスを埋め尽くす。

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    2009年10月07日
  • Gift

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    何年か前にドラマ化された『ギフト』の原作。
    このドラマでバタフライナイフを扱うシーンに憧れていくつかの傷害事件が置きたということで、封印されたという幻のドラマ。
    それだけ当時のキムタクにはカリスマ性があったんだなぁ。

    ストーリーは記憶喪失の主人公が何も覚えていない状態からはじまる。
    そこに何か大きな陰謀が隠されていると思った何人もの人がからんで、最終的にはもともとの自分自身を思い出す、というもの。

    なんだか不思議なストーリーだった。
    最初のほうは正直あんまりおもしろくなかったけど、中盤からは一気に読んだ。

    もともとドラマ向けに書かれた本だけあって、文学的というよりも映像的。

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    2009年10月04日
  • 盗作(下)

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    結局上下を一気に数時間で読んでしまいました。
    なんだかスピリチュアルな話になりがちですが、柔らかい感じで読んでもらえれば良いかと。

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    2009年10月04日
  • 盗作(上)

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    物を作る立場にある人間なら、一度は感じた事のある内容じゃないかと思います。
    色んな意味でぞっとする話。

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    2009年10月04日
  • アナン、(下)

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    泣く。

    ラストは泣く。


    救いがないやんけ!と怒りを感じて泣いてるのに、

    なぜかこれでよかったと納得させられているような気分になる、かも。

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    2009年10月04日
  • アナン、(上)

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    ホームレスが、捨てられた赤ちゃんを拾う話。

    アナンと名づけられた捨て子の周りでは、なぜか不思議なことが起こる―という話。


    最初、ホームレスの現状を突きつけられる。

    ホームレスの描写に嫌悪感を持って、読み進むのがツラくなること数回。


    だからこそ、主人公がもたらす「不思議」に期待と希望を持ってしまって、読み進んでしまう。

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    2009年10月04日
  • 盗作(下)

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    私には神様は降りてこないし、情報の受信感度も悪い。
    だから、彼女のような感動を味わうことは出来ないだろうし、恐怖も感じることはないだろう。
    本の帯にあった。
    『芸術の神様』
    私も信じたくなった。

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    2009年10月04日
  • Gift

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    不幸な事件のあおりをくって、長くお蔵入りの運命を
    辿った作品。

    私の中ではキムタク主演ドラマ中No,1なんだけどな。

    だから今、またこうして読めたのはとても嬉しかった。
    けど今読んで、当時のキャスティングを思っても・・・
    やっぱりすごいよ、これ!

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    2009年10月29日
  • アナン、(下)

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    アナン少年の成長を追う。途中おばけのくだりは、「やっぱ飯田譲治だなー」という感じのオカルト感がでてますが、そこを除けば万人にオススメできます。

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    2009年10月04日
  • アナン、(下)

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    上下巻あわせると1000ページ近い厚さのせいか、ここのレビュー(下)の数が(上)の半分ほど。
    上巻からラストまで一気に読めた。ラストも甘いけどよかった。
    音星卵、どんな音がするんだろう?とても気になる。

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    2009年10月04日
  • アナン、(上)

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    お気に入り作家の1人(2人?)。
    序盤のホームレスたちのあたふたぶりと手際のよさのギャップ、それぞれのキャラの面白さがよかった。そこから徐々に『NIGHT HEAD』のような不思議系なお話に。先が気になり一気に読めた。

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    2009年10月04日
  • Gift

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    病院で目覚めた由紀夫は自らの記憶を失っていた。どうやら彼は消えた51億円の行方を摑んでいるらしく、周囲には謎の女社長・奈緒美ら怪しげな面々が。奈緒美の考案で、頼まれたものは何でも運ぶ「届け屋」となった由紀夫。果たして彼は、失くした過去を取り戻せるのか。ミステリータッチで描く感動のストーリー。

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    2009年10月04日