小倉孝保のレビュー一覧

  • 35年目のラブレター

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    とても感動しました。
    西畑保さん、字が読めない、
    書けない、それはそれは苦労
    ばかりの絶望感しかない人生
    だったでしょうに、前向きに
    明るくて性格の良さもあり
    理解のある優しい奥様にも
    巡り合い娘さん二人にも
    恵まれた。
    生きる事は何かしらの使命を
    持つ事ではないかと思いました。
    彼は辛い人生を乗り越えた事を
    世の中に伝えるために、奥様は
    彼を助けるために、そんな事を
    思わずにはいられなかった。
    今はSNSもあり便利な世の中
    だけど、昭和の昔の人は
    忍耐力が強かった気がします。

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    2025年11月18日
  • 柔の恩人~「女子柔道の母」ラスティ・カノコギが夢見た世界~

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    女性は競技として柔道はしなくていいという男女差別の中、必ず女子柔道をオリンピックの競技種目にするという目標を強く持ち、時代に抗って戦ってきたユダヤ系アメリカ人女性柔道家、ラスティ。
    イノベーションを起こす人はやはり普通ではない。目的達成のためなら不可能を可能にする強さをみた。

    柔道発祥の地の日本人ではなく、アメリカ人女性がここまで情熱を持って女子柔道の道を開かれたのにはびっくりしました。

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    2025年11月04日
  • 踊る菩薩 ストリッパー・一条さゆりとその時代

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    最近、ノンフィクション作家の小倉孝保さんの著書に興味を持って読ませていただいております。35年目のラブレター、かなえびと、そして本書踊る菩薩と読み進んでおります。

    踊る菩薩はストリッパーの頂点に君臨された一条さゆりさんのお話です。
    とは言っても、私は「一条さゆり」の名さえ知らなかったのです。

    芸のために生きてきたような人で、壮絶な人生を歩まれます。でもこれもまた特別な人だから与えられた特別な人生。

    ストリッパーとして頂点に君臨、引退公演での逮捕、刑務所暮らし、夫の自死、大やけど、生活保護、ドヤ街での暮らし、孤独死。壮絶な人生だけれど、一条さゆりの人生を一生懸命生きてこられた軌跡がここにあ

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    2025年10月21日
  • 35年目のラブレター

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    西畑保さんの半生を描いた実話に基づくお話。

    冒頭の『はじめに』で、いろいろと思いを巡らしちゃうとこの段階で既に涙腺が崩壊しそう…はやっ!
    …歳とったなぁ。。

    西畑さんは、とある事情で小学校を卒業することが出来ず、読み書き能力が欠如してしまう。このことに長年コンプレックスを抱えていて、人生の様々な局面で辛い思いをされてきた。
    読み書きが出来る前提で世の中が成り立っていて、それが出来ないと、もはや人として社会に認めてもらえないような、そんな現実に疎外感を感じてきたという。

    奥さんと巡り合い家庭を築くも、ついに読み書き出来ないことが奥さんにバレてしまう。
    その時の奥さんの対応…優しさ、思いやり

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    2025年10月20日
  • かなえびと 大野寿子が余命1カ月に懸けた夢

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    とても素敵な本に出会うことができました。
    涙なしでは読めません――。

    この本を読んで、「誰かのために親切にしたい」と自然に思えたし、私自身の死生観さえも変わるような、そんな一冊でした。

    子どもが病気になったとき、私たちはつい言ってしまいがちです。

    「病気が治ったらね」
    「まずは病気を治そうね」

    でも、そう言われた子どもは、こう思ってしまうかもしれません。
    「病気が治らなければ、何もできないんだ」と――。

    でも、本当は違うんです。

    本書は、難病の子どもたちの夢をかなえる非営利団体「メイク・ア・ウィッシュ オブ ジャパン」の初代事務局長・大野寿子さんの活動と、彼女が癌により亡くなるその

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    2025年10月08日
  • かなえびと 大野寿子が余命1カ月に懸けた夢

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    最初で最後の居酒屋大野の後の時間を、まるで一緒に過ごせたように感じられました。大野さんと過ごせた時間は宝物です。是非、多くの方に大野さんの思いを、MAWJを知っていたたきたいです。

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    2025年09月28日
  • 踊る菩薩 ストリッパー・一条さゆりとその時代

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    名前とその職業は知っていても(一条ゆかりの『一条さゆりと混同された』という文章を読んだ覚えが)、ただそれだけで、いつの時代に活躍した人なのか知らなかった。初代・二代目がこの名前につくということは知っていても、直接関係のない二人とは思わなかった。ストリッパーで菩薩とは?とタイトル見て思ったけど、読み終わってなるほどねぇ、と。優しい人だったんだろうなあ。今の時代に一条さゆりの裁判があったら、どんな判決になったんだろう。同じような結果になるんだろうか、それとも起訴さえされないんだろうか。いろんなことを考えさせられた一冊。

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    2025年06月30日
  • 35年目のラブレター

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    感動しました。

    何を始めるにも遅いなんてことはないし、
    出来なかった事を始める勇気が素晴らしすぎる。

    奥さんへのラブレターはもちろん、とても心が動かされました。

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    2025年05月20日
  • 35年目のラブレター

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    映画を観たかったけれど、機会を逃してしまい…( ..)՞それなら原作を読んでみよう!と手に取った。

    義務教育を受けられず、読み書きができないまま社会に出た西畑保さん。還暦を過ぎ「夜間中学」の存在を知り、入学を決意する。傍で支え続けてくれた妻・皎子さんにラブレターを書くために。感動のノンフィクション。

    西畑さんのお人柄なのか、文体のおかげなのか…そこまで重さを感じることなく読み進めたけれど、幼い頃からかなり過酷な経験をされている西畑さん。
    辛い出来事が多い中、温かい人たちとの交流があったからこそ、真っ当な人生を歩まれたのだろうな。

    読み書きができないまま、社会に出て働く。
    本書を読むまで

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    2025年05月15日
  • 35年目のラブレター

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     とても感動した。奥様も夫の苦労をわかってあげられてとても素敵です。字が書けないのに、それを明るさと家族を守るために乗り越えてこられたんですね。そして奥様への感謝を伝えたくて書いたラブレター。もう涙流しながら読みました。小学校でどれだけ理不尽な思いをしたか、守られなかったのに、それを覆うように乗り越えられてさらに他人の良いところ3つ探すなんて素敵すぎです。
     もっと学び直しの機会を手軽にできるシステムは絶対必要です。

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    2025年05月12日
  • 35年目のラブレター

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    映画化を機に読んでみた。
    小学校に満足に通えず字をかけないままの生活。妻にもなかなか言えず過ごす。妻にラブレターを書くために還暦を過ぎて夜間中学に通った。
    夜間中学が主題であるが、そこに至るまでの波乱の人生が何とも切ない。
    心温まる感動の実話。

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    2025年04月27日
  • 35年目のラブレター

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    なにを始めるのにも遅いなんてないって思わせてくれる素敵な話だった。

    話がどんどん進んでいくのでとっても読みやすかった。

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    2025年04月10日
  • プーチンに勝った主婦 マリーナ・リトビネンコの闘いの記録

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    つい最近ナワリヌイの本を読んだばかりだった。
    プーチンを批判し、2024年獄中で死んだ。
    リトビネンコはそれよりはるか前、2006年、
    亡命先のイギリスで放射性ポロニウムを飲まされ、死亡した。
    闇に葬られるはずの暗殺を暴いたのは、イギリスの科学力と、
    彼の妻マリーナの、真相を明らかにしたい、という執念だった。

    この新書はその経緯を10年以上にわたって、関係者、
    それも元KGBなど、二重スパイを含む、
    かなりきわどい人たちのインタビューで追いかけている。

    これを読んで改めて思い知らされるのは、
    プーチンの狂気、だ。
    何が彼をそうさせるのか?
    ソ連復興のため?
    敵とみなしたものは容赦なく殺す。

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    2025年03月31日
  • 35年目のラブレター

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    奥様へのラブレターはもちろん感動だったが、西畑さんの周りにはいつも小さな温かさがあった。
    辛く悲しい経験をしたのは事実だろうが、字の書けない彼を手伝い、助けてくれた人が必ず居たのも事実。私はそれに一番心を動かされた。

    西畑さんのお人柄もあったのだろうが、コンプレックスをバネにどれだけの努力をなさったのだろうか。貧しくても、懸命に育ててくれた育ての親であるお父様や、早くに亡くなられたお母様。
    西畑さんの本質はそこで育てられたのかな…

    私も手紙を書いてみたいと思います。

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    2025年03月22日
  • 35年目のラブレター

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    どんな場所でも幸せに気付けるかどうかで人生は大きく変わるんじゃないだろうか?
    と思った
    当たり前を有り難いと思える人はきっと生きる力をどんどん蓄えていけるんじゃないかな
    明後日映画を観に行ってきます

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    2025年03月14日
  • 35年目のラブレター

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    読めて、出会えて良かった。
    西畑さんの人生の壮絶さを思うと本当に胸が痛くなる。でもそれ以上に、今の生活への感謝、自分の周りの人への感謝に気付かせてくれて、何一つ当たり前じゃないんだと思った。
    「人のいいところを3つ探す」、私も実践したい。
    この本をお勧めしてくれた母に感謝を伝えよう。

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    2025年03月09日
  • 35年目のラブレター

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    映画館で広告され、原作を読んでみた!
    フィクションだと思ったが、まさかの実話。
    読み書きが出来ない保さんの苦悩と妻との出会い。

    定年後に夜間学校で学び直し妻に宛てたラブレター
    自分も家族を大切にしようと学んだ。
    本作、最後に保さんからのアドバイス「嫌いや苦手な人も良いところを3つ見つけるようにする」私も実践してみます。

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    2025年02月26日
  • 35年目のラブレター

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    この本に出逢えたことを本当に感謝します。思った以上にグッとくる 保さん皎子さんの人柄が滲み出る真実の物語だと思います。タイトルも良いし、初めて会う皎子さんの笑顔がラストで見れる写真が証明してくれた、辛せの文字のふんわりした会話から突然の別れの後に写真って素敵だったなぁ、夜間中学の会話のやり取りももっと見たかったし西田敏行の学校みたいなのかなぁと思う。これだけ辛い経験してきて他人を恨まずにって凄い事でしょうが、自分にはいまだ出来ない事だらけで首を垂れる気持ちです。映画館が楽しみだし保さんのサイン欲しいし。

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    2025年01月10日
  • 35年目のラブレター

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    読み書きができないことによる、途方もない苦労。怖さ。
    妻との出会い。家族との生活。
    文字を書くことが、「怖さ」から「やりたい」に変わっていき、そして書き上げた妻へのラブレター。

    文字を書けることの、読めることの尊さを思いました。

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    2024年12月25日
  • 踊る菩薩 ストリッパー・一条さゆりとその時代

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    ネタバレ

    伝説のストリッパー、一条さゆりの評伝。
    今の時代に出すにあたり、ストリップの実態から、時代背景まで、わかりやすく説明。
    彼女は、ストリッパーとしては、客へのサービスに注力するあまり、周りに利用され最後は逮捕・収監される。
    社会運動のシンボルとして、利用されたことも本人にとっては悪影響となる。
    好きになった男たちともうまくいかず、商売をしても主婦業をしても、最終的には破綻。生活保護をうけるようになっても、それでも人に対する気遣いを忘れない。
    著者との会話において、”これは彼女の嘘であろう”という表現が散見され、直接会った人の方が情報整理に混乱するような人であったのだろう。
    ただひたすら読み進めら

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    2024年01月24日