金井美恵子のレビュー一覧

  • カストロの尻

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    新聞の書評がこの作品と村上春樹の『騎士団殺し』をよく取り上げていると聞いて。
    前哨本として『小春日和』も読んでみたけど。
    この本は自分の読む呼吸と合わなかったと思う。
    そんなわけで、他の方に沢山素敵なレビューがあるので、こちらは流していただきたい。

    長い長い一文の中で、具体的なモノが色を伴って描写されていく。
    想像なのに、密に密にさせていって、途中で息をつくと、何処にいるか分からなくなる(笑)
    迷子本でした。

    金粉ダンサーズの話が地味にお気に入り。
    官能的なんだけど、ホテルで金粉洗い流す手間の話とか、そこ一欠片が残って浮気の証拠になったんじゃないかとか。
    なんか、夢があるわー。金粉ダンサー

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    2017年12月29日
  • カストロの尻

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    金井美恵子さんの、長い長い文のリズムが好きで、それが気持ちよくて、読んでいる気がする。
    特に小説は、中身より文体が好きで、それから内容という順序。そんな作家は私には他にいない。
    毒舌ぶり、人間観察の鋭さも好き。
    それらはエッセイの方がより直接的なのでエッセイも好き。
    その2つが組み合わさったこの作品。
    もっと楽しめれば良かったのだが、ちょっと私の集中力が弱まっているのか、あるいはちょっとよくわからないところもどんどん飛ばして読んで行くいつもの元気さがなかったのか、何度読んでもわからないところがあり、いつもの心地よさより、難儀さ、自分のバカさを感じた。

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    2017年08月24日
  • ピクニック、その他の短篇

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    「家族アルバム」驚いた。こういうの、書くのか。目白の長編がこんな感じなのかな。
    短編の、昔話を語る「母」と「伯母」に安心感を覚える…

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    2014年09月26日
  • 愛の生活・森のメリュジ-ヌ

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    初期作品は読むのがしんどく退屈だった。でも、愛の生活では、19歳でこのような文体(内容ではなく)で早熟な感じがした。
    兎以降の短編で入り込みやすくなる。兎はある映画を彷彿させた。
    タイトルがいいなと思ったのは、空気男のはなし。
    話の雰囲気がいいなと思ったのは、兎、アカシア騎士団。残酷ですけど。

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    2013年02月23日
  • ピース・オブ・ケーキとトゥワイス・トールド・テールズ

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    夢の中で夢を語られるような不思議な文章と
    どこまで一気に読んでいいのか分からないような
    不思議なリズム感の虜になった。
    美しいイメージの連続を思い描くのが難しくて
    なかなか一気には読めなかったけれど、
    それがまた楽しくも幸せだった。

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    2012年06月07日
  • 愛の生活・森のメリュジ-ヌ

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    ちょっと描写の感じが映画っぽい、ねちっこくなく、でもなんかカメラワークに凝ったかんじ。ああそうか要するにヌーヴェルヴァーグっぽいってことかな? このひとすごいなー。

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    2009年10月04日
  • 愛の生活・森のメリュジ-ヌ

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    柄谷行人を「全然だめ」と自信満々に斬って捨てる恐ろしい作家で、どう考えても彼が「全然だめ」なわけはないのだが、本書の一編に目をとおし、ページをめくってゆくにつれ、この文章を書き記した女性がいったのならば、それでいいのかもしれないと、力なく頷く。

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    2009年10月04日
  • 愛の生活・森のメリュジ-ヌ

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    わたしはFをどのように愛しているのか?

    ―「日常」と「非日常」のことを考えた。幸せに気付くときは、いつも非日常に陥ったときなのかな。
    きちんと気付きたい。

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    2009年10月04日