深町秋生のレビュー一覧

  • バッドカンパニー

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    アクションものの連作短編。
    どの作品が最初にやったのかという議論はあるけれど、登場人物が類型的すぎる印象がありました。
    どっかのマンガで読んだような……、って感じ。
    楽しいことは楽しかったけれど、ちょっとした残念感が残ってしまいました。

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    2018年04月22日
  • 猫に知られるなかれ

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    終戦後の混乱の時代を描いたスパイアクションもの。
    深町作品としては、ややライトな読み心地で好きな作品。
    続くのかな…

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    2018年03月14日
  • アウトサイダー 組織犯罪対策課 八神瑛子III

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    シリーズ完結編。
    前作で夫の自殺が他殺だと確信した瑛子がさらに事件の核心に迫っていく。
    完結編だけに初回からガンガン飛ばしているイメージ。暴力シーンもさらにパワーアップ。
    黒幕が今作で明らかになるが、そんなにびっくりするような人物でもなく、ちょっと残念。
    またいつか戻って来て欲しい主人公だった。

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    2018年01月04日
  • 死は望むところ

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    矢月作品を更に過激にした感じ。主人公は善玉だが勧善懲悪vs勧悪懲善みたいな内容。早々に殺された主人公の魂のようなものを継いだものが新たな主人公になり、そいつがまた殺され、更にその魂のようなものを引き継ぐものが現れるという展開が新鮮ではあった。終わり方が続編がありそうにもなさそうにも考えられ、何となくもやもやしている今日この頃。。。

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    2017年12月26日
  • 新装版 果てしなき渇き(上)

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    果てしなき渇き。
    深町秋生さん。

    描写が凄すぎて、
    胸焼けしそうで、
    でも。
    読み続けてしまう本でした。
    いろいろな
    要素が混ざり合って、
    最終的に。
    えー。そーだったのー。
    とビックリ。
    第3回「このミステリーがすごい!」大賞受賞作。
    引き込まれて、
    あっという間に読める作品です。

    役所広司主演の映画。
    渇き。の原作らしい。
    破茶滅茶な内容を、
    映画にしたら。
    どうなるのだろう?!
    映画も観てみたくなりました。

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    2017年12月25日
  • 死は望むところ

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    暗黒警察小説と謳っているだけに、まさに血まみれの内容。
    冒頭の神奈川県警刑事の2人の殺害に始まり、その後、警視庁の特捜隊と謎の人物・マスクマン、そして武装犯罪組織との闘いが延々と描かれる。
    敵味方関係なく、次から次へと殺害される様子は、読むのに耐えられない部分も…主要人物と思われる人も簡単に死ぬ。
    元々ハードボイルドが得意な作家さんだが、今回の作品はいささか度が過ぎる。でも、手に汗握る展開で、最後に誰が勝つのか先が気になり、ページを進めさせてしまうところはさすがかも。

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    2017年11月23日
  • アウトクラッシュ 組織犯罪対策課 八神瑛子II

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    シリーズ第2弾。
    前作を読んでから、かなり時間が空いてしまったので、内容を全く覚えてないけど、冒頭からの八神のアウトローさに圧巻される。
    しかし、上野署の組対課としての八神の活躍は冒頭のみ。その後は単独で、メキシコの暗殺者・グラニソに立ち向かう。
    ガッツリとした警察物を読みたかったので、警察組織を全く無視した展開には納得が行かないが、八神の夫の死の謎に近づいて来ているので、今度は間を空けずに3作目を読んでみようと思う。

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    2017年10月16日
  • ダウン・バイ・ロー

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    大好きな深町秋生さんの作品だが、これはちょっと物足りない感じ。
    身近に起きる事件が過去や現在の事件と繋がっていくのは見事だが、やはり女子高生が主人公となっているので、物語自体がこじんまりとしている感は否めない。

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    2017年07月10日
  • ダブル

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    使い古された感のあるテーマにジャンル、それでもかなり楽しませてくれた。
    詰め込みすぎると面白さが削られるし、何もないとバカバカしい話になってしまう、このノワールもの。
    定番を崩さず、キャラもたって、見せ場も多くて楽しませてもらった。
    そりゃあサスペンスとしてみれば、なんじゃこりゃとなるかもしれないが、突っ走って、意外性も持たせて、破たんもなくよかったじゃないか。
    ラストも、もやっとした感がないとは言わないが、続編を期待させる終わり方で私はグッド。
    今後は榊原健三みたいな活躍もいいのでは…

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    2017年06月07日
  • ダブル

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    薬物密売で急成長する犯罪組織で、刈田は名を馳せていた。だが、最愛の弟を守るため組織の掟を破ったことから、ボスの神宮に弟と元恋人を殺される。自身も瀕死の重傷を負った刈田は奇跡的に回復した後、顔も声も変えて古巣に潜る賭けに出た。全ては神宮への復讐を果たすため…。ミステリー界に新たな地平を切り拓いた一大エンタテインメント。

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    2017年04月08日
  • アウトクラッシュ 組織犯罪対策課 八神瑛子II

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    「アウトバーン」の続編。
    瑛子はようやく夫の不審死の謎を解く手がかりに近づく。
    真相を手に入れるためには、来日した凄腕の殺戮者を倒さなければならない。
    さぞやものすごいバイオレンス描写があるのでは?と身構えながら読み進んだ。
    確かに暴力的な場面はあるものの、読んでいて引くほどでもない。
    あまり過激な表現は苦手なので、このあたりに抑えてもらえると読みやすい。
    暗殺者の描写に多くのページが割かれている。
    冷酷非道な殺戮方法。殺しを楽しんでいるような描写。
    今回の瑛子が戦うべき相手は、プロの殺し屋である。
    完全に人として壊れた人間・・・そんなふうに思い始めたところに、彼の深層心理に隠された本音がこぼ

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    2017年02月23日
  • デッドクルージング

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    第一印象は、「どこかで読んだことあるな」という感じ。色々な作家の良いとこ取り、といえば言い過ぎか? 逆に、デジャビュのごとく先が読めてしまうため、違和感が残る。
    話は面白く、のめり込める という点では、読者側からすればOK。

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    2016年08月14日
  • バッドカンパニー

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    ストロベリーナイトほどえぐくなく、
    ダイナーほどアウトローでなく、
    傭兵代理店ほど大規模でなく、
    グラスホッパーほど前向きではない、といったところ

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    2016年07月22日
  • バッドカンパニー

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    こういう話が好きな人は、面白い!というと思う。私は飽きてしまっていたので、そこまでのめり込めなかった。短編集というのもなぁ。長編だったら面白いのになあと思いました。

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    2016年04月10日
  • バッドカンパニー

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    民間のスパイ組織的な感じですかねー

    顧客は公的組織から反社会的組織まで

    ありとあらゆる非合法の危ないお仕事を請け負っております

    部下の男たちはある事情を抱えていて、女性社長にしっかりと手綱を握られているわけなんだけど

    それだけではなくて、憎まれ口をたたきながらも尊敬の念も持っているんです

    彼らの活躍を描いた短編集

    今まで読んできた作品を考えると

    『ジョーカー・ゲーム』柳 広司 と『 影の中の影』月村 了衛を足してニで割った感じ

    深町作品の中ではすごくあっさり目でスラッと読めますよ~

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    2016年04月07日
  • バッドカンパニー

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    設定が良く面白かった。日本版PMC的な人材派遣会社を舞台としたアクション作品。
    3人の人物を中心としていて、それぞれ個性が立っているので飽きずに読める。
    連作集なので壮大さは欠けるがシリーズ化を期待したい作品。
    社長のドSっぷりと表現が面白い。

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    2016年03月23日
  • ダブル

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    酒、ドラッグ、暴力、セックス。深町秋生のハードボイルド小説はコテコテだけど、いちいちカッコいい。
    ただし、絶望的なまでの絶対的強者たる神宮の最期が呆気なすぎて拍子抜け。
    其処だけ変えて書き直して欲しいくらい。
    ストーリーラインは面白かったので、星3つ。

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    2016年02月14日
  • バッドカンパニー

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    ピカレスク連作短編集。

    謎の美人社長の野宮が率いる過激な人材派遣会社・ノミヤ・オールウェイズ・セキュリティ・ヒューマンサービスの社員が引き受ける過激な仕事の数々が描かれる。彼らが引き受ける仕事はヤクザの用心棒にテロリストの捕獲と非合法で危険なものばかり。

    7編の連作短編が収録されており、最初の4作までは面白かったが、同じような風合いの短編が続き、後半は食傷気味になった。

    『レット・イット・ブリード』『デッド・オア・アライブ』『チープスリル』『ファミリーアフェア』『ダメージ・インク』『イーヴル・ウーマン』『ランブリン・ギャンブリン・マン』の7編を収録。

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    2016年01月24日
  • 新装版 果てしなき渇き(上)

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    ミステリーかと思ったら、ノワール小説だった。こういった小説では主人公に感情移入出来ないことが多いので、それ自体はいい。筋が破綻しているというか、急に重要な人物が出てきたり、解決が唐突だったりしたことには納得が出来ない。
    文体も、馳星周の亜流というか、エルロイの真似というべきか。

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    2014年11月05日
  • アウトバーン 組織犯罪対策課 八神瑛子

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    女刑事主人公モノの中では相当クールな部類。最初の戦いまではテンポよく楽しめたが、後半のテンポが悪い気がした。主人公を好きにさせるような人間性のわかるエピがもう少しあっても良いか?

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    2020年02月29日