深町秋生のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「八神瑛子」シリーズがついに完結した。
ジャーナリストである夫が追っていたネタとは何か?
何故夫は殺されなければならなかったのか?
瑛子は自身が持つ人脈と情報網を駆使し、事件の真相に迫っていく。
主人公である瑛子が真実を追い求めるクールなキャラクターであるのに対し、瑛子の言動を警察官として危惧する富永はやけに人間臭く描かれている。
瑛子の大切なボディガードである里美もまた魅力的だ。
何も考えていないように感じられる里美は、瑛子に対して絶大な信頼を寄せている。
思えば瑛子の周囲に人が仲間とも協力者とも呼べる人たちが集まるのは、やはり瑛子自身に他人を惹き付ける何かがあるからなのだろう。
満身創痍で -
Posted by ブクログ
「アウトバーン」の続編。
瑛子はようやく夫の不審死の謎を解く手がかりに近づく。
真相を手に入れるためには、来日した凄腕の殺戮者を倒さなければならない。
さぞやものすごいバイオレンス描写があるのでは?と身構えながら読み進んだ。
確かに暴力的な場面はあるものの、読んでいて引くほどでもない。
あまり過激な表現は苦手なので、このあたりに抑えてもらえると読みやすい。
暗殺者の描写に多くのページが割かれている。
冷酷非道な殺戮方法。殺しを楽しんでいるような描写。
今回の瑛子が戦うべき相手は、プロの殺し屋である。
完全に人として壊れた人間・・・そんなふうに思い始めたところに、彼の深層心理に隠された本音がこぼ -
Posted by ブクログ
ピカレスク連作短編集。
謎の美人社長の野宮が率いる過激な人材派遣会社・ノミヤ・オールウェイズ・セキュリティ・ヒューマンサービスの社員が引き受ける過激な仕事の数々が描かれる。彼らが引き受ける仕事はヤクザの用心棒にテロリストの捕獲と非合法で危険なものばかり。
7編の連作短編が収録されており、最初の4作までは面白かったが、同じような風合いの短編が続き、後半は食傷気味になった。
『レット・イット・ブリード』『デッド・オア・アライブ』『チープスリル』『ファミリーアフェア』『ダメージ・インク』『イーヴル・ウーマン』『ランブリン・ギャンブリン・マン』の7編を収録。