石井好子のレビュー一覧

  • 巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

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    海外へ行ったことがないため、
    出てくるお話全てが新鮮で楽しく読めました!

    エッセイ集かつ、
    料理本のような感覚で読んでいました。
    イタリアやスペインなど、パリ以外での
    食べ物もたくさん出てきて面白かったです!

    日本も含め世界で共通することは、
    高級なものを食べるのでなく、
    暖かい食事をすることがとても幸せを感じるなと
    改めて思いました!

    この本書にでてきた料理、
    作れたらいいなあ〜!
    そしていつの日かパリへ行った時には
    美味しいのを頬張りながら街を歩きたい。

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    2025年07月23日
  • 巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

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    シャンソン歌手 石井好子さんによる食べ物についての随筆。
    暮しの手帖の連載が書籍化されたもの。
    初版は昭和38年。
    文章や時代背景はやはり戦前戦後という時代を表しているけど、石井さんの人柄が文面にとても良く現れていて、すごく楽しい1冊でした。

    最初のエピソードは、表題にもなっている「オムレツ」の話。
    夜中にチーズオムレツが食べたくなりましたが、我慢して翌朝に作りましたw
    義兄がユネスコで勤務していたので、パリに何年か住んでいたとき、コルドンブルーに通った時の話。
    フランス以外にもドイツやスペイン、その他の国々を訪れたときに食べた美味しいもののエピソードが盛り沢山です。
    シンプルな表現で分かり

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    2024年10月16日
  • 女ひとりの巴里ぐらし

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    憧れの街、巴里に惹かれて古本屋で購入。買って良かった!!!三島由紀夫の前書きの言葉を借りれば、本当に下町の人々の『息いきれ』を感じた。
    パリへの憧れは尽きないが、華やかな面だけでなく『横道に逸れたパリ』も知ることができた。
    生き生きと、生々しいほど描写が巧みで、歌を商売とする女、体を売る女…様々な女性たちの生きる姿にページを捲る手が止まらなかった。
    著者は謙遜して書いているようだが、時代が時代なだけに海外で一流の歌手として生計を立てることができた女性は本当に凄い。
    藤田嗣治はじめ有名な人々の名前も多く出てくる。

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    2023年06月12日
  • パリ仕込みお料理ノート

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    作ってみたくなるものがたくさん!
    学生時代、レッスンのあとに先生に作ってもらったシチューを思い出しました。

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    2022年01月01日
  • バタをひとさじ、玉子を3コ

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    やわらかい文章で紡がれるお料理のレシピが本当においしそうで、豊かな気持ちになる一冊。
    「白魚のつくだにのサンドイッチ」「つくしんぼうとタンポポのサラダ」なんて、とても素敵!
    オムレツすら「まず、小さ目のフライパンに油大さじ一、二杯入れてよくよく熱する。次にバタを少量入れ、こげぬうちにじゃと玉子を流しこみ箸で手早く描き廻す。半熟になったら形をととのえて出来上り。」と描写されると、夢のようにおいしい食べ物みたい。

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    2021年09月11日
  • 女ひとりの巴里ぐらし

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    スラスラと読めた〜最高だな〜
    リアルなミッドナイトインパリみたい
    キャバレー憧れてるからかな…
    大物めっちゃ来てたんだな〜
    そんな中日本から1人で頑張ってたなんて凄すぎる
    こういうリアルなストーリーなかなか読めないから貴重

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    2021年01月27日
  • バタをひとさじ、玉子を3コ

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    いつかこれらのレシピお料理したい!何にこんなに惹きつけられるんだろう?

    2016.3.27


    半身浴のお供シリーズ。
    大好き石井好子さん。故人で一番会ってみたい!と強く感じる私の憧れの人。大正生まれということで、祖父母よりも前に生まれた人なのに、本当にすごい。
    彼女の決してでしゃばりすぎず品がありながら、積極的な好奇心に満ちた生き方に、強くわたしは惹かれるんだと思う。

    2020.12.18

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    2020年12月18日
  • 女ひとりの巴里ぐらし

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    シャンソン歌手石井好子さんの、パリでの暮らしを綴ったエッセイ。
    ナチュリストというキャバレーでの一年間を中心に描かれています。

    料理を中心に書かれた巴里の空の下~、東京の空の下~、が面白かったので続けて購入。
    キャバレーで働く仲間が一癖も二癖もある。
    こんなに個性が強いのは、一昔前だから?外国だから?
    現代の日本でここまで強烈な人はなかなか見ないので、どこか小説を読んでる気分にもなりました。

    戦後すぐのパリのショービスの雰囲気が味わえてワクワクします。
    まだテレビが主流じゃなく、劇場に足を運んで生のステージを観る。
    お金のある人じゃないとできない娯楽だったんですね。
    サラッと有名人との交流

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    2016年02月24日
  • 私の小さなたからもの

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    石井さんのエッセイが好きだ。洒落ていて品があって、背筋がシャンとする。毎日の生活に前向きに取り組もうという気になる。
    読み終わってしまったことが悲しいが、また大切に読もう。
    2015.11.29

    前回から忘れてるところもあって、新鮮な気持ちで楽しめた。やっぱり素敵。こんな風に年を重ねることができたら、どんなにいいだろう。

    2020.12.21

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    2015年11月29日
  • 女ひとりの巴里ぐらし

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    1950年代のパリ ーー 60年も前に書かれた文章、セピア色の写真で見るようなレトロな世界が描かれているだろうと思い手に取った一冊。良い意味でその期待は裏切られた。生き生きと描かれた筆者を囲む登場人物達は、全く時代の流れを感じさせない魅力に溢れている。本物のセンスの良さとは、時がたっても古くならないものなのだろうと感じた。

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    2015年08月01日
  • 女ひとりの巴里ぐらし

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    50年以上も前に、パリのミュージックホールで、歌手としてきちんと自立して生計をたてていた(というか、むしろ人気スター的ポジションにいた)日本人女性がいたなんて。まずはそこが驚き。

    そして、その当時の楽屋での煌びやかででもドタバタで人間らしい毎日が、こんなにもイキイキと、日常の香りを伴って文字と共に目の前に出現することの楽しさ。これはハマる。

    誉れ高き文化とファッションの都パリ、ではなくて、生活する場としてのパリ、しかも、その生活基盤が「歌うこと」にあった芸人の日常風景を、こんなに素敵に調理して見せてくれたエッセイがあったろうか。(ないよね!)

    同部屋のダンサー達とのつかず離れずの関係や、

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    2014年06月08日
  • 女ひとりの巴里ぐらし

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    料理エッセイとは全く違って、歌い手としてパリのキャバレーで働いていた1年のこと。その時代に外国で働く、しかも歌手として働くことはどのようなことだったのだろう。逞しい日本女性がいたんだ。
    2014.4.26

    再読。また読んで、またおもしろい。
    2017.11.19

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    2017年11月20日
  • いつも異国の空の下

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    京都のすてきな本屋さんで平積みされていて手にとってみた、恥ずかしながら初めての石井好子さんの作品。そういえば母親の本棚で見かけたことのあるお名前。
    語り口は淡々としていながらも情景が鮮やかに見えるようで。(特に人物!魅力的な人達が沢山で、まるで映画を観ているような錯覚に陥った)とても惹き込まれた。戦後の暗い時代をつまずきながらも体当たりで生き抜いていく石井さんの姿、とにかくかっこいいです。

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    2012年08月01日
  • 女ひとりの巴里ぐらし

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    すごい、面白かった。文章も品があって、別世界も覗けて、素敵な一冊だと思う。石井さんの他の本も読んでみたい。

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    2012年04月14日
  • 東京の空の下オムレツのにおいは流れる

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    外国の空の下、美味しい記憶。

    ずっと昔に読んで大好きなエッセイを再度読む。外国文学を読んではカタカナの食べ物に憧れてきた自分だから、次々と出てくる海外のお料理の描写に夢中になってしまう。それと同時に一緒に食卓を囲む人たちとの楽しい空気が感じられるのも素晴らしい。何度も読んで味わいたい作品だ。

    現在では珍しくなくなった料理もあるけど、憧れの異国情緒は健在。同時にお招きした人を作ったお料理でもてなす習慣にノスタルジーも感じる。手の込んだ料理はしないし、著者が簡単にしているという手順さえ自分にはハードルが高いものだけど、これを読んでいると無性に料理をしたくなる。オムレツ作ろうかな。

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    2025年06月28日
  • 巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

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    作って、食べて。

    石井好子さんの代表作であるエッセイ。戦後でまだ日本人には馴染みのなかった料理や食材について書かれた文章を、当時の読者はどのように読んだのだろう。外国のものが珍しくなくなった現代の自分でもその外国の空気を感じながら読んだ。レシピのように分量や手順が書いてある中にちょっとしたエピソードが添えてある。もしくはエピソードにレシピが添えてある。写真も絵もないけれど、目の前にその料理が、もしくは出されたものを食べている人たちの姿が浮かんでくる。愛情にあふれた作品だ。

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    2025年06月08日
  • 巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

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    2024.12.14-2025.01.17.

    表紙の素朴な可愛さに惹かれて本屋で手に取り、「あら、これはどこかで聞いた本だ」と思った。
    誰のpodcastだった定かではないが(川村明子さんの『今日のおいしい』だった気もする)、なんとなくこの本が取り上げられたことを覚えていた。ずいぶん情緒あふれるタイトルだな、と思ったからだ。
    東京と巴里はセットでちょこんと並んでいて、どちらも一緒に購入した。
    現状、東京は少し時間を置いてから味わいたいなと思っている。

    「とにかく、私はよほどお料理ずきらしい。仕事に追われてくたくたに疲れていても、家に帰って台所にはいると、一日のつかれがいやされる。お酒など一

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    2025年01月17日
  • 巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

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    1963年に単行本で出版された、名作食エッセイ。オムレツもピザもパエリアも、まったく知らない人がいっぱいいた時代。そんな時代に異国で暮らし、働き、美味しいものをいっぱい食べた女性。それだけでカッコいい。

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    2024年12月14日
  • 東京の空の下オムレツのにおいは流れる

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    石井好子『東京の空の下オムレツのにおいは流れる』河出文庫。

    昭和の大ベストセラーとなった半世紀以上前に刊行された料理エッセイの名著が2作同時復刊された。『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』の姉妹編。

    半世紀以上前に書かれたエッセイとは思えないほど、フレッシュな感覚の料理エッセイだった。著者本人は随筆と言っているのが面白い。

    最初に紹介されるのはロールキャベツ。ロールキャベツというのは世界各国にあることを初めて知った。日本の家庭料理のロールキャベツは竹串で止めるだけでなく、干瓢で縛ったりする場合もあるが、世界各国を見渡せば、ロールキャベツにはさらに様々なレシピがあるようだ。

    ナス料理

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    2024年10月09日
  • 巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

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    石井好子『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』河出文庫。

    昭和の大ベストセラーとなった半世紀以上前に刊行された料理エッセイの名著が2作同時復刊された。

    シャンソン歌手にしてエッセイストの肩書きを持つ著者による料理エッセイなのだが、並みのエッセイではない。1950年代のパリの生活風景や風土、文化を描写しながらフランスの家庭料理のレシピ、その味が微に入り細に入り描かれる。フランス料理と日本料理との比較、日本料理へのアレンジ方法、日本を含め、世界各国の料理なども紹介される。

    フランス料理は様々な料理で大量の『バタ』が使われる。また、意外にも様々な野菜を豊富に使った料理が多いようだ。

    チーズ

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    2024年10月07日