女ひとりの巴里ぐらし

女ひとりの巴里ぐらし

660円 (税込)

3pt

キャバレー文化華やかな一九五〇年代のパリ――戦後の芸術文化が華やかに咲き誇った街で、日本人歌手としてモンマルトルのキャバレー<ナチュリスト>で一年間、主役をつとめた著者による自伝的エッセイ。楽屋生活の悲喜こもごもや、まだ下町らしさの残るパリでの暮らしを、女性ならではの細やかな筆致で生き生きと描き、三島由紀夫にも絶賛された「貴重な歴史的ドキュメント」。

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女ひとりの巴里ぐらし のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2023年06月12日

    憧れの街、巴里に惹かれて古本屋で購入。買って良かった!!!三島由紀夫の前書きの言葉を借りれば、本当に下町の人々の『息いきれ』を感じた。
    パリへの憧れは尽きないが、華やかな面だけでなく『横道に逸れたパリ』も知ることができた。
    生き生きと、生々しいほど描写が巧みで、歌を商売とする女、体を売る女…様々な女...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月27日

    スラスラと読めた〜最高だな〜
    リアルなミッドナイトインパリみたい
    キャバレー憧れてるからかな…
    大物めっちゃ来てたんだな〜
    そんな中日本から1人で頑張ってたなんて凄すぎる
    こういうリアルなストーリーなかなか読めないから貴重

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    Posted by ブクログ 2016年02月24日

    シャンソン歌手石井好子さんの、パリでの暮らしを綴ったエッセイ。
    ナチュリストというキャバレーでの一年間を中心に描かれています。

    料理を中心に書かれた巴里の空の下~、東京の空の下~、が面白かったので続けて購入。
    キャバレーで働く仲間が一癖も二癖もある。
    こんなに個性が強いのは、一昔前だから?外国だか...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2015年08月01日

    1950年代のパリ ーー 60年も前に書かれた文章、セピア色の写真で見るようなレトロな世界が描かれているだろうと思い手に取った一冊。良い意味でその期待は裏切られた。生き生きと描かれた筆者を囲む登場人物達は、全く時代の流れを感じさせない魅力に溢れている。本物のセンスの良さとは、時がたっても古くならない...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年06月08日

    50年以上も前に、パリのミュージックホールで、歌手としてきちんと自立して生計をたてていた(というか、むしろ人気スター的ポジションにいた)日本人女性がいたなんて。まずはそこが驚き。

    そして、その当時の楽屋での煌びやかででもドタバタで人間らしい毎日が、こんなにもイキイキと、日常の香りを伴って文字と共に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年11月20日

    料理エッセイとは全く違って、歌い手としてパリのキャバレーで働いていた1年のこと。その時代に外国で働く、しかも歌手として働くことはどのようなことだったのだろう。逞しい日本女性がいたんだ。
    2014.4.26

    再読。また読んで、またおもしろい。
    2017.11.19

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    Posted by ブクログ 2012年04月14日

    すごい、面白かった。文章も品があって、別世界も覗けて、素敵な一冊だと思う。石井さんの他の本も読んでみたい。

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    Posted by ブクログ 2020年06月14日

    石井好子再読月間となっているけど、これと『いつも異国の空の下』を続けて読む喜びを発見。パリを中心に世界のあちこちを旅暮らした1950年代を、のちの違う時期に振り返って書かれているので、街も人物たちも、より生き生きと立体的に見えてくるのだ。
    フェアで透徹した視点と、人とものに寄せる深い愛情ってそうそう...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2016年09月27日

    著者はシャンソン歌手。パリのミュージック・ホール≪ナチュリスト≫でアルティストとして勤めた1年間の日々の暮らしぶりが綴られている。歌の勉強に励み、毎晩四公演もの舞台をこなす奮闘ぶりや、ミュージック・ホールの踊り子やマヌカンたちとの舞台裏など、華やかな舞台の光と影を、上品かつ小粋な言葉で穏やかに語る。...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2011年12月18日

    料理エッセイで有名な著者の、パリでの暮らしを描いたエッセイ。
    主にレビューで歌う日々での仲間や生活が生き生きと表現される。
    昭和初期のパリの様子なので、現在のパリとは異なるのだろうが、憧れを強くした。
    一章ごとに、グッとくる文章に一つは出会える。
    (2011.12)

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