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Posted by ブクログ 2023年06月12日
憧れの街、巴里に惹かれて古本屋で購入。買って良かった!!!三島由紀夫の前書きの言葉を借りれば、本当に下町の人々の『息いきれ』を感じた。
パリへの憧れは尽きないが、華やかな面だけでなく『横道に逸れたパリ』も知ることができた。
生き生きと、生々しいほど描写が巧みで、歌を商売とする女、体を売る女…様々な女...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年02月24日
シャンソン歌手石井好子さんの、パリでの暮らしを綴ったエッセイ。
ナチュリストというキャバレーでの一年間を中心に描かれています。
料理を中心に書かれた巴里の空の下~、東京の空の下~、が面白かったので続けて購入。
キャバレーで働く仲間が一癖も二癖もある。
こんなに個性が強いのは、一昔前だから?外国だか...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年08月01日
1950年代のパリ ーー 60年も前に書かれた文章、セピア色の写真で見るようなレトロな世界が描かれているだろうと思い手に取った一冊。良い意味でその期待は裏切られた。生き生きと描かれた筆者を囲む登場人物達は、全く時代の流れを感じさせない魅力に溢れている。本物のセンスの良さとは、時がたっても古くならない...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年06月08日
50年以上も前に、パリのミュージックホールで、歌手としてきちんと自立して生計をたてていた(というか、むしろ人気スター的ポジションにいた)日本人女性がいたなんて。まずはそこが驚き。
そして、その当時の楽屋での煌びやかででもドタバタで人間らしい毎日が、こんなにもイキイキと、日常の香りを伴って文字と共に...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月14日
石井好子再読月間となっているけど、これと『いつも異国の空の下』を続けて読む喜びを発見。パリを中心に世界のあちこちを旅暮らした1950年代を、のちの違う時期に振り返って書かれているので、街も人物たちも、より生き生きと立体的に見えてくるのだ。
フェアで透徹した視点と、人とものに寄せる深い愛情ってそうそう...続きを読む
Posted by ブクログ 2016年09月27日
著者はシャンソン歌手。パリのミュージック・ホール≪ナチュリスト≫でアルティストとして勤めた1年間の日々の暮らしぶりが綴られている。歌の勉強に励み、毎晩四公演もの舞台をこなす奮闘ぶりや、ミュージック・ホールの踊り子やマヌカンたちとの舞台裏など、華やかな舞台の光と影を、上品かつ小粋な言葉で穏やかに語る。...続きを読む
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