東京の空の下オムレツのにおいは流れる

東京の空の下オムレツのにおいは流れる

880円 (税込)

4pt

4.0

貧乏人のキャビア、トリの煮込みにパエリャに油揚げとセリのすきやきふう。訪れた世界各国の味、家族や友人との食卓、そしてなにより食べることの豊かさと歓びを綴った名著。『巴里の空~』の姉妹編。

★食いしんぼう必読
★読み継がれて半世紀以上!
★昭和のレトロ感あふれる料理エッセイの大ベストセラー

ナスで作る〈貧乏人のキャビア〉、
たまには和食でセリと油揚げのすきやきふう。
あるときはスペインの浜辺でパエリャに舌鼓をうち、
またあるときはカポーティのベイクドポテトに想いを馳せ、
なべ料理に亡き夫を思い出す。
訪れた世界各国の味、家族や友人と囲んだ食卓、
そしてなにより食べることの豊かさと歓びを綴った料理エッセイの名著。
『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』姉妹編。
◎解説=高山なおみ/平松洋子
【新装版】

【この本に登場する料理の数々】
ロールキャベツのグラタン|各種スフレ|ほうれんそうのスープ|アジャン地方のトリ|ナスのキャビア|ムサカ|リンズ・ルラーデン|コッコ・オ・ヴァン|ベトナム風前菜|スコーン|ラザーニャ|スパゲティ・ボンゴーレ|タラのトマト煮込み|アブゼリ|クネル|ピンク色のスモークサーモンのムース……

【著者略歴】
1922年、東京生まれ。米国留学を経てフランスに渡り、51年、パリでシャンソン歌手としてデビュー。世界各国の舞台に出演し、帰国後は歌手、エッセイストとして活躍した。本書の姉妹編となる1963年刊行の『パリの空の下オムレツのにおいは流れる』で日本エッセイスト・クラブ賞を受賞、ベストセラーに。その他著書に、三島由紀夫に絶賛された『女ひとりの巴里ぐらし』、没後編まれた『バタをひとさじ、玉子を3コ』(ともに河出文庫)等がある。2010年、逝去。

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東京の空の下オムレツのにおいは流れる のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    外国の空の下、美味しい記憶。

    ずっと昔に読んで大好きなエッセイを再度読む。外国文学を読んではカタカナの食べ物に憧れてきた自分だから、次々と出てくる海外のお料理の描写に夢中になってしまう。それと同時に一緒に食卓を囲む人たちとの楽しい空気が感じられるのも素晴らしい。何度も読んで味わいたい作品だ。

    0
    2025年06月28日

    Posted by ブクログ

    石井好子『東京の空の下オムレツのにおいは流れる』河出文庫。

    昭和の大ベストセラーとなった半世紀以上前に刊行された料理エッセイの名著が2作同時復刊された。『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』の姉妹編。

    半世紀以上前に書かれたエッセイとは思えないほど、フレッシュな感覚の料理エッセイだった。著者本

    0
    2024年10月09日

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