【感想・ネタバレ】パリ仕込みお料理ノートのレビュー

あらすじ

なぜかしら音楽家には食いしん坊が多いのです

とろとろのチーズトーストに、二時間煮込んだシチュー、たきたてご飯にバター、しょうゆ、おかかを混ぜ、おみそ汁のお豆腐をのせた現代版ウツミ豆腐……戦後シャンソン歌手としてデビューしたパリで“食いしん坊”に開眼した著者が、人生で出会った忘れがたい料理と世界の友人たちを自在に綴るエッセイ集。

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Posted by ブクログ

作ってみたくなるものがたくさん!
学生時代、レッスンのあとに先生に作ってもらったシチューを思い出しました。

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2022年01月01日

Posted by ブクログ

"パリの料理"という言葉に惹かれて買ってあったものの、1年ほど寝かせてしまった。
不意に手にして読み始めたところ、瞬く間に引き込まれて夢中になった。

これは読んでいるとお腹が空く、危険な本だ。
夕飯前でお腹もそろそろ減ってくる頃合いではあったのだけれど、即座にグーグー鳴り出してしまうくらいだ。

ひたすらに美味しそうな話が続くが、半ばあたりからはシャンソンの話一色になる。あれ?タイトルと違う、と思い、シャンソンにはあまり興味のない私には少し辛くなった。
それでも石井さんの書く文章がとても素晴らしいのだろう、すぐに引き込まれて気づけば読み終えていた。

涙するような話もあり、興味深い話もあった。この石井好子さんはものすごい人脈を持っている方で、時々驚く。それも楽しい。
全く知らなかったけれど楽しませてもらえた。

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2020年10月03日

Posted by ブクログ

料理のことだけではなく、後半では交友のあった人々との出来事も書かれている。寄せられたあとがきにもある通り、淡々とした文章から人生の悲哀のようなものが伝わってきて、一章読むごとに独特の余韻が残る。

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2018年04月06日

Posted by ブクログ

戦後、シャンソン歌手として活躍されて いた石井好子さんのお料理エッセイ。

時代背景もあり、「えっ!」と思ってしま う部分もあったけれど(時短アイテムに否 定的だったり)、それも時代による価値観 違いだと思うと面白い。

お弁当が出てくる章を読んで駅弁が食べ たくなった。駅弁をむしゃむしゃしなが ら電車の旅なんていいなぁ。


⚫主婦は一日じゅう台所で立ち働いてつまらないとグチる前に、台所にいるために食卓 では味わえぬ珍味にありついているのだ、と喜ぶほうがしあわせではないだろうか。

⚫食べ物に興味を持てることはしあわせである。たいして知らない人とだって、食べ物の話なら気軽にできるし、人の陰口をきくわけ ではないから、あとくされもない。
「あれがおいしい」
「これがおいしい」
とたあいないことをいいあっているうちに、何か友情を感じてくるのだからありがたいものである。

いつの時代も食いしん坊の思考は変わら ないのだ、と微笑ましくなった。

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2024年03月27日

Posted by ブクログ

時代を感じる小説

料理本と著者が音楽をやっていた頃のお話があるエッセイ本
シャンソン歌手というのを初めて知った

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2023年09月16日

Posted by ブクログ

時代が違いすぎるので共感はあまりできず。でもトーストのくだりはなんかわかる。
高度成長期を知ってる人たちはたのしいのではないか…?もっと昔か

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2017年01月26日

Posted by ブクログ

石井氏の文章を読んでいると無性に料理がしたくなり、美味しいものが食べたくなります。後半になるにつれお料理の話が減ってしまうのがやや残念です。

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2016年10月12日

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