石井好子のレビュー一覧

  • 東京の空の下オムレツのにおいは流れる

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    飾らない簡潔な文章なのにありありと情景が浮かぶ。
    あたためられたお皿、ソースの鮮やかな色など温度や色彩までさりげなく伝えてくれる素晴らしい文才と感性の持ち主だと思う。人生みないろいろあるけれど、美味しい食べ物は生きていく力をくれる。

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    2026年01月26日
  • 巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

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    思ったよりレシピ色が濃かった印象。
    エッセイ×レシピの文体?構成?に慣れるまでは読みづらかった。
    食べ物はとても美味しそうで、当時の日本人の外国での暮らしについても面白く読めた。

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    2025年12月20日
  • 巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

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    一昔前の人々の食生活の様子やフランスなど外国の料理が興味深かった。
    しゃぶしゃぶがまだ全国区になる前、大阪の料理として紹介されていたりとか。
    今まで旅をテーマにしたエッセイはいくつか読んできたけど、この文章はその国の人たちを形作る料理や食事の風景が浮かんできてたのしい。
    一番印象に残ったのは「雪の卵」。メレンゲをふっとうさせたお湯に落としてとりだし、卵黄の甘いソースをかけたお菓子らしく、想像するだけで素敵で、ネットで調べて写真を見るともっと素敵だった。
    ウ・ア・ラ・ネージュというらしい。いつか食べてみたいなあ。

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    2025年12月01日
  • いつも異国の空の下

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    石井さんのエッセイは、「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」以来。
    この本は、戦後まもなく単身でアメリカに渡り、その後パリ、欧州、キューバ、ニューヨークとシャンソン歌手として活躍されていた頃の話。
    この度胸の良さを私にも分けて欲しい。
    いろんな著名人との交流も軽妙にさらりと書かれていいるけけれど、社交的で華のある方だったんだろうなと思う。
    読み終えて石井さんの歌声を聴いてみた。力強さの中に包み込むような深みのある声だった。

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    2025年10月03日
  • 巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

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    最初から料理が好きな人はいないとか、旦那が飲んだあとに友人を連れてくるからイヤというと、簡単なものを出せばいいし、料理が美味しいから、妻を自慢したくてだんなは連れてくるのだから喜ぶべき。とさっと作れる料理と作っている間のつまみの紹介。おかきでもいいし、トマトの輪切りにチーズなど。
    そして湯豆腐だったりかき玉にオニギリ、冷蔵庫にあるもので気負わないもの。
    そして失敗続きでももてなしたい心と喜んでもらいたい思いがあれば大丈夫と心強い言葉。

    料理嫌いの私に大先輩から心の在り方や他人の気遣いを諭してもらえた一冊。

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    2024年11月15日
  • 巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

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    新装文庫の装丁が素敵だったので購入
    窓を開け放って過ごせる気持ちの良い日に、なんともお腹の空く素敵に美味しいエッセイ集

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    2024年10月21日
  • パリ仕込みお料理ノート

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    戦後、シャンソン歌手として活躍されて いた石井好子さんのお料理エッセイ。

    時代背景もあり、「えっ!」と思ってしま う部分もあったけれど(時短アイテムに否 定的だったり)、それも時代による価値観 違いだと思うと面白い。

    お弁当が出てくる章を読んで駅弁が食べ たくなった。駅弁をむしゃむしゃしなが ら電車の旅なんていいなぁ。


    ⚫主婦は一日じゅう台所で立ち働いてつまらないとグチる前に、台所にいるために食卓 では味わえぬ珍味にありついているのだ、と喜ぶほうがしあわせではないだろうか。

    ⚫食べ物に興味を持てることはしあわせである。たいして知らない人とだって、食べ物の話なら気軽にできるし、人の陰口をきくわけ ではないから、あとくされもない。
    「あれがおいしい」
    「これがおいしい」
    とたあいないことをいいあっているうちに、何か友情を感じてくるのだからありがたいものである。

    いつの時代も食いしん坊の思考は変わら ないのだ、と微笑ましくなった。

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    2024年03月27日
  • パリ仕込みお料理ノート

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    時代を感じる小説

    料理本と著者が音楽をやっていた頃のお話があるエッセイ本
    シャンソン歌手というのを初めて知った

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    2023年09月16日
  • いつも異国の空の下

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    終戦間もない昭和25年異国に旅立ち、日本人歌手として海外を回った石井好子さんの約8年間を綴ったエッセイ。

    出国当初は会話にも不自由する中全く知らない土地で女ひとり生活出来る所、行動力と社交性の高さを感じ、自発性に乏しい自分と比較して感服しきり。

    文庫になる前の本は1959年に発行されたものだそうですが、飾らない素直な言葉で綴られていて、今読んでも鮮やかです。一歩間違えたら悪口? というような友人たちへの評価も、きっと本当に彼ら、彼女らが大切で心配していたからこそ書いたのかなという気がします。
    そんな現地の友人との交流などが密に描かれていますが、日本や第二の故郷であるパリへの郷愁が本を通じて伝わってきて、どこか物悲しさも漂う一冊。

    石井さんの他のエッセイを読んでいると内容的にかぶっている所もありますが、何処で何をし、何を思い誰と仲良くなったのか等が掘り下げられていて、その時代にこんなに活動的な女性がいたのかと驚くとともに、当時の日本・海外を知る意味でも興味深い。

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    2022年12月15日
  • パリ仕込みお料理ノート

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    時代が違いすぎるので共感はあまりできず。でもトーストのくだりはなんかわかる。
    高度成長期を知ってる人たちはたのしいのではないか…?もっと昔か

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    2017年01月26日
  • パリ仕込みお料理ノート

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    石井氏の文章を読んでいると無性に料理がしたくなり、美味しいものが食べたくなります。後半になるにつれお料理の話が減ってしまうのがやや残念です。

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    2016年10月12日
  • いつも異国の空の下

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    昭和のセレブリティシリーズ第二弾。料理の鉄人に審査員でよく出てた女性ですね。高名な政治家の娘で、戦後すぐ離婚(!)してアメリカに留学、その後パリでシャンソン歌手として身を立てた、時代背景を考えてもモノ凄い人。パリのナイトクラブなんて当時から、ドラッグあり・男女のもつれありでかなりアングラな世界。そんななかを、持ち前の社交性と機転、日本女性ならではの気高さで乗り切っていく姿は圧巻。エッセイストとしての力量もかなりのもんです。

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    2013年10月16日
  • いつも異国の空の下

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    あとがきにあったとおり、やっぱりこの人はお嬢様だったんだなーと思う。
    一人で大変な思いをして海外に出て、自分の実力だけでのりきってきたというのは本当のことだと思うけれど、その一方で、なにかというとお金や地位のある人を頼ることができたのがずいぶん支えになっていただろうし、そう言う意味ではすごく恵まれた環境にいた人なんだなーと、辛かったエピソードを読んでもちょっと冷めた目で見てしまう。

    お金も衣装もなかったけど夢があったパリ行き、お金も衣装もあるけど夢がなかったパリ行き、そのことを書いてあるところがすごくリアルで良かった。

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    2012年12月01日
  • いつも異国の空の下

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    石井さんのお料理エッセイを買った時に隣にたまたま並んでいて、
    こちらも面白そうだったから一緒に買っていたのを読み終った。
    こちらは彼女の歩んできた道、シャンソン歌手として彼女が経験してきたことが語られている。

    彼女が海外に飛び立ったのは、昭和25年。
    終戦からまだそんなに時が経っていない時に彼女はサンフランシスコへ向かった。
    いまの時代だから留学なんて珍しいことでもないけど
    この当時、きっと彼女のように女が独り海外へ出て行くなんてとても珍しいことだったんだろうな。

    サンフランシスコ、NY、パリ、ドイツ、スイスにキューバ。
    彼女が旅した国は数多く、その都度彼女が感じたことがとても素直に書かれている。
    彼女の書くエッセイが面白いなと思うのは、決して気取ってはいないこと。
    見たものを見たままに、感じたことを感じたままに書かれてるような気がするから
    なんだかすっと入っていける。

    あまり知りえないこの時代の各国の芸能事情(歌手としての生き方)。
    それにあわせて、ところどころからその時代の時代背景もみえてくる。


    読みながら、やっぱりこの石井さんって人は
    なんともバイタリティーある人だったんだな、と感じた。
    ひとりの女性の歩んできた道として、読んでいてなかなか面白かったです。

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    2012年03月22日