石井好子のレビュー一覧

  • 巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

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    石井好子『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』河出文庫。

    昭和の大ベストセラーとなった半世紀以上前に刊行された料理エッセイの名著が2作同時復刊された。

    シャンソン歌手にしてエッセイストの肩書きを持つ著者による料理エッセイなのだが、並みのエッセイではない。1950年代のパリの生活風景や風土、文化を描写しながらフランスの家庭料理のレシピ、その味が微に入り細に入り描かれる。フランス料理と日本料理との比較、日本料理へのアレンジ方法、日本を含め、世界各国の料理なども紹介される。

    フランス料理は様々な料理で大量の『バタ』が使われる。また、意外にも様々な野菜を豊富に使った料理が多いようだ。

    チーズ

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    2024年10月07日
  • いつも異国の空の下

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    ネタバレ

    「生活」で面白かったです。1950年代の8年間、欧米で一人で生きるバイタリティーに圧倒されました。
    表現が率直過ぎる…と思ったところも、石井好子さんの周りの人々がリアルに浮かび上がってきて面白いです。周りのショービジネス界に生きる方々もそれぞれバイタリティー溢れている。華やかだけどシビアで、キラキラばかりじゃないところも好きでした。
    一章しか割かれてないけどキューバは衝撃…マリアもたいへん濃い人物ではありましたが。
    藤田嗣治とアルベルト・ジャコメッティ…凄い。。
    欧米とひとくくりにしてしまっていますが、フランス、スペイン、再びフランス、キューバ、アメリカ、最後にまたフランス…なんとなく、パリで

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    2022年07月25日
  • パリ仕込みお料理ノート

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    "パリの料理"という言葉に惹かれて買ってあったものの、1年ほど寝かせてしまった。
    不意に手にして読み始めたところ、瞬く間に引き込まれて夢中になった。

    これは読んでいるとお腹が空く、危険な本だ。
    夕飯前でお腹もそろそろ減ってくる頃合いではあったのだけれど、即座にグーグー鳴り出してしまうくらいだ。

    ひたすらに美味しそうな話が続くが、半ばあたりからはシャンソンの話一色になる。あれ?タイトルと違う、と思い、シャンソンにはあまり興味のない私には少し辛くなった。
    それでも石井さんの書く文章がとても素晴らしいのだろう、すぐに引き込まれて気づけば読み終えていた。

    涙するような話もあり

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    2020年10月03日
  • バタをひとさじ、玉子を3コ

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    1950年代から1980年代に発表されたものがほとんどなのに、全く古く感じない。華やかな世界に生きながら、流行り廃りで消費されるものでない、文化と呼べるような食を選びとり、愛してきた著者を尊敬する。

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    2020年09月11日
  • バタをひとさじ、玉子を3コ

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    パリでシャンソン歌手としてデビューした石井好子さんの、お料理エッセイ集。

    70年代パリの香り。気軽で、陽気で、でも基本の丁寧さは忘れないお料理たち。フランスで思い出す日本の味。そしてお酒。「白ぶどう酒」の表記にワクワクする…

    食いしん坊であることはとてもパワーがいることだな、と最近思う。食に関する探究心と行動力。そして共に食事を楽しめる仲間たち。

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    2020年08月03日
  • 女ひとりの巴里ぐらし

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    石井好子再読月間となっているけど、これと『いつも異国の空の下』を続けて読む喜びを発見。パリを中心に世界のあちこちを旅暮らした1950年代を、のちの違う時期に振り返って書かれているので、街も人物たちも、より生き生きと立体的に見えてくるのだ。
    フェアで透徹した視点と、人とものに寄せる深い愛情ってそうそう両立しない。尊敬をおぼえつつ、読めば読むほど味わい深い。おいしい描写もたくさんあるしね

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    2020年06月14日
  • パリ仕込みお料理ノート

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    料理のことだけではなく、後半では交友のあった人々との出来事も書かれている。寄せられたあとがきにもある通り、淡々とした文章から人生の悲哀のようなものが伝わってきて、一章読むごとに独特の余韻が残る。

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    2018年04月06日
  • 女ひとりの巴里ぐらし

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    著者はシャンソン歌手。パリのミュージック・ホール≪ナチュリスト≫でアルティストとして勤めた1年間の日々の暮らしぶりが綴られている。歌の勉強に励み、毎晩四公演もの舞台をこなす奮闘ぶりや、ミュージック・ホールの踊り子やマヌカンたちとの舞台裏など、華やかな舞台の光と影を、上品かつ小粋な言葉で穏やかに語る。パリの風に吹かれたかのような読後感。

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    2016年09月27日
  • いつも異国の空の下

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    石井好子さんの海外での暮らしのエッセイ。
    女ひとり〜ではナチュリストでの一年を中心に書いていたけど、こちらはアメリカやヨーロッパ巡業の思い出も盛り沢山。
    その分一つ一つのエピソードはサラッとしてるかも。

    異国の地で物怖じせず、その地に馴染む姿に憧れる。

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    2016年02月27日
  • 私の小さなたからもの

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    石井好子の作品が好きで、河出書房から次々発売されるので嬉しい。
    本作も、何気ない日常のエッセイから、胸にグッとくる話まで、いろんな切り口の石井さんが見える。巻末に寄せられた、秘書んlエッセイも、人柄を伝えていてとても良い。
    (2015.1)

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    2015年01月30日
  • バタをひとさじ、玉子を3コ

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    だいすきな石井好子さんの食べ物エッセイ
    最初から最後まで食べ物のおはなし!

    この人の文章はどうやったらおいしいものをおいしく食べれるか、作れるか、まわりにそれを伝えられるかをよくよく考えてるのが伝わってくる
    牛のしっぽも、カエルも外国で食べられてるものを偏見をもたずにチャレンジしてそのおいしさを知ってほしいってことが書いてあって、読むとその国に行ってみたくなるし食べてみたくなる
    中のレシピも参考になるな~作ってみよ~~

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    2015年01月13日
  • いつも異国の空の下

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    外国を旅した人たちのエッセイなり随筆なり旅行記なりを読みたくて、贔屓の河出書房から何かないかと探して最初に見つけたのがこの本でした。

    物悲しさが全体に漂っていて、読んでいて楽しくなるような本ではないのですが、素直に書かれた文章で全く飽きずに読めました。

    私も感じたことが書かれていた解説が気に入りました。

    須賀敦子さんのユルスナールの靴の方はイタリア舞台なので全体的に明るいです。

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    2014年11月08日
  • いつも異国の空の下

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    『女ひとりの巴里ぐらし』同様に、あくまで淡々とした描写から戦後フランスの市井の人々の息づかいが聞こえてくる様が素晴らしかった。
    年表からは知り得ない「時代」。
    しかも、今から半世紀以上も前に日本人女性が単身異国で生計を立てつつ経験した「時代」であり、密度が違う。
    『女ひとりのー』では「ナチュリスト」での1年間について描かれていたが、『いつも異国のー』はその前後関係までがつまびらかになる。
    実に8年間世界3周の記録。
    彼女の鋭い観察眼は時に自分自身にも向けられており、彼女のエッセイストとしてのすごさはそこにあると思う。
    当時の自身のことを「三十を過ぎた、一度結婚にもやぶれた女性」と突き放す一方で

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    2012年02月14日
  • 女ひとりの巴里ぐらし

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    料理エッセイで有名な著者の、パリでの暮らしを描いたエッセイ。
    主にレビューで歌う日々での仲間や生活が生き生きと表現される。
    昭和初期のパリの様子なので、現在のパリとは異なるのだろうが、憧れを強くした。
    一章ごとに、グッとくる文章に一つは出会える。
    (2011.12)

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    2011年12月18日
  • 巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

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    思ったよりレシピ色が濃かった印象。
    エッセイ×レシピの文体?構成?に慣れるまでは読みづらかった。
    食べ物はとても美味しそうで、当時の日本人の外国での暮らしについても面白く読めた。

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    2025年12月20日
  • 巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

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    一昔前の人々の食生活の様子やフランスなど外国の料理が興味深かった。
    しゃぶしゃぶがまだ全国区になる前、大阪の料理として紹介されていたりとか。
    今まで旅をテーマにしたエッセイはいくつか読んできたけど、この文章はその国の人たちを形作る料理や食事の風景が浮かんできてたのしい。
    一番印象に残ったのは「雪の卵」。メレンゲをふっとうさせたお湯に落としてとりだし、卵黄の甘いソースをかけたお菓子らしく、想像するだけで素敵で、ネットで調べて写真を見るともっと素敵だった。
    ウ・ア・ラ・ネージュというらしい。いつか食べてみたいなあ。

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    2025年12月01日
  • いつも異国の空の下

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    石井さんのエッセイは、「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」以来。
    この本は、戦後まもなく単身でアメリカに渡り、その後パリ、欧州、キューバ、ニューヨークとシャンソン歌手として活躍されていた頃の話。
    この度胸の良さを私にも分けて欲しい。
    いろんな著名人との交流も軽妙にさらりと書かれていいるけけれど、社交的で華のある方だったんだろうなと思う。
    読み終えて石井さんの歌声を聴いてみた。力強さの中に包み込むような深みのある声だった。

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    2025年10月03日
  • 巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

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    最初から料理が好きな人はいないとか、旦那が飲んだあとに友人を連れてくるからイヤというと、簡単なものを出せばいいし、料理が美味しいから、妻を自慢したくてだんなは連れてくるのだから喜ぶべき。とさっと作れる料理と作っている間のつまみの紹介。おかきでもいいし、トマトの輪切りにチーズなど。
    そして湯豆腐だったりかき玉にオニギリ、冷蔵庫にあるもので気負わないもの。
    そして失敗続きでももてなしたい心と喜んでもらいたい思いがあれば大丈夫と心強い言葉。

    料理嫌いの私に大先輩から心の在り方や他人の気遣いを諭してもらえた一冊。

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    2024年11月15日
  • 巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

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    新装文庫の装丁が素敵だったので購入
    窓を開け放って過ごせる気持ちの良い日に、なんともお腹の空く素敵に美味しいエッセイ集

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    2024年10月21日
  • パリ仕込みお料理ノート

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    戦後、シャンソン歌手として活躍されて いた石井好子さんのお料理エッセイ。

    時代背景もあり、「えっ!」と思ってしま う部分もあったけれど(時短アイテムに否 定的だったり)、それも時代による価値観 違いだと思うと面白い。

    お弁当が出てくる章を読んで駅弁が食べ たくなった。駅弁をむしゃむしゃしなが ら電車の旅なんていいなぁ。


    ⚫主婦は一日じゅう台所で立ち働いてつまらないとグチる前に、台所にいるために食卓 では味わえぬ珍味にありついているのだ、と喜ぶほうがしあわせではないだろうか。

    ⚫食べ物に興味を持てることはしあわせである。たいして知らない人とだって、食べ物の話なら気軽にできるし、人の陰口

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    2024年03月27日