天藤真のレビュー一覧

  • 大誘拐

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    ネタバレ

    出所したばかりの3人の男が誘拐したのは、地元の名士柳川とし刀自。名家の当主らしく泰然自若とした刀自は、誘拐された身でありながら誘拐犯たちに的確なアドバイスを与える。あろうことか、誘拐犯が提示した身代金を自ら100億円まで吊り上げる始末。差し詰め刀自が誘拐を乗っ取るかたちに。
    人望厚い刀自救出のため、警察当局はもちろん地域一体となって事件に臨む。その様子はテレビでも中継され、日本全国そして世界をも巻き込んでいく。

    3人の誘拐犯含めて基本的に登場人物みな優しく、コミカルなのが最大の特徴。軽妙なやり取りとテンポのよさに、読んでいて思わず吹き出すところも。巨額な身代金に対する社会の反応などは妙にリア

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    2026年04月19日
  • 死の内幕

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     いつもながらの天藤真節である。途中途中での推理は、コリン・デクスター張り。まるで、何人もモース警部がいるみたいである。アガサ・クリスティ顔負けのミスディレクションも見事。分量は短いが、とにかく読んでいて楽しい作品である。最後まで、一気に読み進められそうだが、途中で止まって、考えながら読むこともできる。解説によると、『創元推理』での「わたしが選ぶ天藤真この一冊」では、この作品は選ばれなかったとのことだが、推理小説の楽しみを教えてくれる優れた作品であると思う。

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    2026年04月09日
  • 殺しへの招待

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     天藤真の作品には、一気に彼の世界に引き込む力がある。途中までは何が起こるのかと、ワクワクしながら読み進めてしまい、途中からは、その迫力に読むのをやめることができなくなるようだ。この作品にもその力があるように思う。考えられる推理は、警察や登場人物によって、次々と記述されてしまい、推理の可能性がどんどん狭くなっていく。そのたびに、結末が二転三転してしまう。あれこれ考えているうちにどれが本当かわからなくなってしまうのだ。恐るべし、天藤真。

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    2026年02月18日
  • 死角に消えた殺人者

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     さすが、天藤真。伏線は、はじめから書かれていた。途中は、緻密に操作状況を述べ、人間関係上の状況も報告され、推理の材料を逐一提供していた。推理のヒントとなるところも書かれていたが、少しやりすぎていると感じられ、最終的には、犯人がなんとなく分かってしまうかもしれないので、そこら辺が評価の難しいところかもしれない。しかし、よくできた物語で、それに見合う人物設定をしているように思う。物語に引き込む力は並大抵ではない。いつものユーモアミスでではないが、さすが天藤真である。

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    2026年02月02日
  • 大誘拐

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    おばあちゃんが頼もしくて面白い
    序盤はただ優しくて大人しい性格かと思いきや……^^;

    登場人物達のキャラクターも良く、最後まで飽きずに読み進められました☆

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    2025年09月23日
  • 大誘拐

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    人情味溢れる誘拐劇といった感じです。
    大富豪で人望のあるお婆様が誘拐された!

    その誘拐までのプロセスも面白いし、いつの間にやら誘拐された本人が仕切る。その流れがとても良く、人がとても優しいし読んでてハラハラもするけれどとても楽しく読むことが出来ました。

    確かドラマにもなってなかったかなぁ?
    秋に舞台で大誘拐を観るので予習です!

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    2025年07月14日
  • 大誘拐

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    素晴らしい。古い作品というのもあり途中ちょっと読みづらい部分もあったけど、面白かった。
    特にオチというか最後の方が好みだった。すっきり楽しい読書体験。

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    2025年07月04日
  • 大誘拐

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    少し昔の文章がの為、序盤は読みづらかったが、中盤以降そんなのは気にならないくらい面白かった。
    奥域が深くてかなりリアリティがあるなと感じた(実現は不可能だけど)。
    適度にコミカルというか、茶目っ気もあって、そこもお気に入りポイント。

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    2025年01月10日
  • 大誘拐

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     年明けの一冊目に相応しい作品だった。刑務所から出所した三人が大金持ちの老婆を誘拐するも、なぜか老婆に「どうせなら百億円を要求せんかい!」と発破をかけられ、それが警察だけでなく日本を巻き込んだ大騒動になっていく、ユーモアに溢れながらも緻密に立てられた計画や登場人物たちの心境の変化、目が離せない展開など最後まで面白かった。ホワイダニットとしても意表を突かれた。

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    2025年01月02日
  • 大誘拐

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    刑務所を出所した3人組が、大富豪の82歳の老婆を誘拐し、身代金として百億円を要求する話。
    誘拐事件ということで、「人質が無事なのか声を聞かせろ」とか、身代金の受け渡しはどうするのかとか、気になるポイントがどれも突拍子もない方法・スケールで、犯人側・警察側・家族それぞれの登場人物がしっかりと書き分けられていて読みやすい。
    全体的にはユーモアミステリだが、緊迫感のあるシーンを読むと手に汗を握り、警察や家族のシーンでは感動の涙が流れ、こんなに面白い話があるのかと感動した。
    ハッピーエンドなのも良い。

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    2024年12月23日
  • 大誘拐

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    想像よりずっと規模が大きかった
    被害者のおばあちゃんが犯行を全部考えて犯人たちが振り回される、というのもコミカル
    家族の話でもあったし戦争と国への思いの話でもあった

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    2024年12月19日
  • 大誘拐

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    米澤穂信さんの「米澤屋書店」で大絶賛されていて、1番気になったのがこの作品。いやーもう間違いなく面白かった。読むきっかけをありがとう米澤屋書店。

    誘拐を企てる3人組、
    誘拐されるのは大富豪のおばあちゃん。
    このおばあちゃんが最強すぎて気持ち良いのです。
    「この私を誘拐したんだから、身代金は100億円や!」って、人質自ら身代金を釣り上げる。

    誘拐方法、
    身代金交渉、
    そして身代金の受取、
    人質の解放にいたるまで、
    徹頭徹尾ハラハラしっぱなしの誘拐ミステリー。
    みんな読んで!

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    2024年11月24日
  • 大誘拐

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    めっちゃ面白かった。
    出てくる全員いい人で
    やはり素晴らしい母親に育つとみんないい子に育ち、
    素晴らしい人と接するとみんないい子になるんだな(いや、元々いい子だったのかな)と思った。

    本当にラストも良きで
    心がホンワカするあったかいお話でした。

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    2024年08月13日
  • 死角に消えた殺人者

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    ネタバレ

    一気読み。作者を見直しました。途中でネタは割れますが、被害者をつなぐミッシングリンクの興味で引きつけます。が・・・。うーむ。期待しすぎたかな。まあ、よく考えられた話で退屈することもなく楽しめました。

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    2024年07月09日
  • 大誘拐

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    過去に岡本喜八監督で映画化されていた作品。
    和歌山県の大地主の女当主が誘拐される。犯人は人質の安全を知らせたり現金の引渡しで前代未聞のテレビ生中継を要求する。
    テンポよく話が進むのは映画向け。1978年の作品。埋もれた逸品を見つけるのもこれまた読書の醍醐味。

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    2024年06月30日
  • 大誘拐

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    大富豪のお婆ちゃんを誘拐した三人組。
    人質である刀自(婆様)は犯人らの設定した要求額には納得せず100億円を要求するよう犯人達に言い放つ
    大金をどう受け渡し処理するのか?
    刀自の真意とは?
    なんとも痛快で真相が見えてきてからも最後まで楽しかった。爽やかなのええな。

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    2024年06月03日
  • 大誘拐

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    ネタバレ

    刑務所を出た3人組が紀州の大富豪柳川家の当主とし子を誘拐する話。
    なんだこれめちゃくちゃ面白い優勝!何がってさ、誘拐された刀自が主導権を握り主犯となってるのが最高すぎる。家との連絡方法や交渉、もうぜーんぶ刀自!黒幕じゃん!って楽しい。身代金5,000万ね、って誘拐犯に言われ私の命はそんなに安くない舐めとるんか100億じゃ!って啖呵切っちゃうのかっこいい!!こちらの普通とか常識とか一切通じやん感じ憧れる。
    って感じでまぁとし子刀自がもう大っ好きで次の展開が楽しみすぎてワクワクする。割と昔の小説なんやけど、だからこそ今とは違う方法で成し遂げられるのではないかという高揚感がある。
    和歌山全員が助けよ

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    2024年03月16日
  • 大誘拐

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    再読。随分前の作品なので背景や金銭価値が今とズレているが、それをも覆い包む発想とユーモア。でも一番今と違うのは年配者に対する慈しみかも。

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    2023年06月10日
  • 大誘拐

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    誘拐されたおばあちゃん、とってもいい人だから村人とか捜査に協力的でみんなに愛されてて良いなーって泣けてきちゃった…
    でも最後はおばあちゃんは聖人君子ではなくて、ちゃんと人間らしく人間くさい終わり方だった

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    2023年04月27日
  • 大誘拐

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    愉快&痛快の笑えるクライムノベル。
    大富豪である老女を誘拐し身代金5千万円を要求しようとしたところ「私はそない安うないわ」と老女激昂。
    「きりよく百億や。それより下で取引きされたら、末代までの恥さらしや。ええな。百億やで。ビタ一文負からんで」
    人質であるはずの老女が誘拐犯をも翻弄し、世界を巻き込む大誘拐を企てます。
    「も少し手ごろな金額考えてくれまへんか」と言っちゃう犯人がもはや可愛い。
    つまりめちゃめちゃ面白かったです!!

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    2023年04月23日