谷口克広のレビュー一覧

  • 信長軍の司令官 部将たちの出世競争

    Posted by ブクログ

    今となっては無名に近いような武将達の活躍を紹介していて新鮮。
    著者の信長モノを合わせて読むことで、
    信長軍の構成がより幅広く立体的に見えてくる。

    0
    2014年01月07日
  • 信長の天下所司代 筆頭吏僚村井貞勝

    Posted by ブクログ

    信長の下でその行政・外交の実務を担った中心人物、村井貞勝。
    戦国という時代のイメージを形づくった多くの武将達と比べてあまりにも地味な存在だが、激動の時代を踏み固めていく信長の統一事業において果たした役割の大きさが伝わってくる。
    どういった性格であったり、人間性だったのかをもっと知りたいと思った。

    0
    2013年07月12日
  • 信長の親衛隊 戦国覇者の多彩な人材

    Posted by ブクログ

    赤母衣、黒母衣といった信長の親衛隊、どういった人材、組織だったのか。小姓・馬廻など、信長の近習を務めた年齢・性格・経歴など様々な人物にスポットを当てて考察している。
    こうした政治外交の実務を担う吏僚タイプの人物を扱うものはあまり無く、違った角度から信長の時代を見ることができるのは新鮮。

    鋭敏で美男子、信長の無二の寵臣、森蘭丸はやはりだいぶイメージ先行、、
    というか蘭丸に限らず有能な小姓たちが他にも多くいたんだね。。
    そもそも“乱”であって、“蘭”という漢字を使った史料はひとつもないとは・・・。

    0
    2013年07月09日
  • 信長軍の司令官 部将たちの出世競争

    Posted by ブクログ

    梁田は加賀を与えられたるという大きなチャンスを得たが、実力に対して大きすぎる役目であったためものに出来なかった。準備していてどうにかなるものだったのか?任務を与えた信長のミスか?
    荒木村重は外様ながら摂津一国を任されるなど重用されていたが、大阪方面は佐久間信盛の、播磨方面は秀吉の手伝いになってしまって、モチベーションがさがった?それで謀反をおこした?

    0
    2013年06月02日
  • 信長と家康 清須同盟の実体

    Posted by ブクログ

    信長と家康の同盟は、なぜ戦国時代では稀有な長い期間、続いたのか……ということを説明するため、
    信長と家康のかかわる事件、事象などをひとつひとつ解説している本でした。
    結構長かった……。

    0
    2012年11月29日
  • 信長と家康 清須同盟の実体

    Posted by ブクログ

    信義なき戦国時代であっても数多くの同盟が結ばれている。そして、そのほとんどが数年後に破棄されているのだ。事情が変われば信義などない。それが戦国の常識だった。ところがその常識がくつがえされる現象が一つだけある。
    なぜこのような奇跡と呼べる現象は起こったのか。いったいこの二人の間にはなにがあったというのか。信長と家康、真の清須同盟の実態に迫る。

    副題は清須同盟の実体とありますが、信長と家康の出会いから本能寺の変後までを俯瞰的に取り扱っています。目新しい内容はあまりないですが、丹念に纏められており、堅実な内容となっています。
    著者は、織田信長について「大魔王」、「革命児」といった先入観にとら

    0
    2012年05月01日
  • 信長と消えた家臣たち 失脚・粛清・謀反

    Posted by ブクログ

    タイトルが示すように、織田信長から粛正・リストラされた武将たち。
    彼らの眼を通して見えてくる、織田信長像。

    独善的・不寛容・執念深さ、などなど期待を裏切らない性格の悪さ。
    それと過酷さを極める信長の独善的要求のオンパレード。

    我々は400年の時間を隔てて信長を見つめるから、英雄視するのであって、リアルタイムにいたら、とても近づきたくない人間であることは確か。

    同時代に生きた武将達に対する威圧的な振る舞いは多くの反発を招き、一度根に持ったら決して許さない執念深さからは、信長家中に疑心暗鬼が生またのが、多くのエピソードからわかります。

    信長は生涯を通して様々な武将から裏切りつづけられ、最後

    0
    2012年04月18日
  • 信長と消えた家臣たち 失脚・粛清・謀反

    Posted by ブクログ

    信長さんの天下統一事業中に排斥されていった悲しい人たちの紹介本。

    ただ、今まで知らなかったような、、、ゲームやってても全く気にしなかった武将達の事が色々書かれてるので、歴史好きな人だったらたまらないと思う。

    0
    2012年03月24日
  • 信長と家康 清須同盟の実体

    Posted by ブクログ

    戦国の美談という人もいましたが、たまたまだった。お互いの利害関係が一致していたということが改めて確認された。

    0
    2012年03月22日
  • 信長と消えた家臣たち 失脚・粛清・謀反

    Posted by ブクログ

    挫折したり、粛清したり、反逆したりという家臣達の記録を読むと、本能寺の変は、起こるべくして起こったという事がよくわかる。

    0
    2011年09月18日
  • 信長の天下所司代 筆頭吏僚村井貞勝

    Posted by ブクログ

    信長の京都支配を一手に担った男とは。足利義昭を追放してから、本能寺の変までの九年間、一貫して所司代の任にあたった村井貞勝の活躍に光を当てる。

    本書は二部構成である。貞勝が天下所司代になるまでと、天下所司代としての日次記である。

    本書がユニークなのは、当時の一級資料をから、貞勝の日次記をまとめたところにある。前線の武将と異なり地味ではあるが、吏僚としての活躍から織田政権の政策がうかがえて面白い。

    0
    2011年09月12日
  • 信長・秀吉と家臣たち

    Posted by ブクログ

    戦国に終止符を打ち新時代の扉を開けた魅力あふれる
    生き様。信長・秀吉を中心とする安土桃山時代は画期
    的な時代だった。戦国を終わらせ江戸へと橋渡しする
    この時代は主役2人の個性がきわだっているが脇役達
    にも魅力あふれる人物が揃っている。

    著者は「信長・秀吉の安土桃山時代というのは、かな
    り誤解されている」という。
    本書は研究者として、正確な歴史的事実を伝えるため、
    できるだけ良質な史料を用いて史実に沿いながら記し
    たものである。

    新書一冊で安土桃山時代を描いているため、駆け足で
    はあるが、人物像が公正に描かれていてる。
    参考文献一覧が無いのが惜しい。

    0
    2011年08月06日
  • 信長の天下所司代 筆頭吏僚村井貞勝

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ただ羅列。そう言われるかもしれないけど、これが文献史学。それで日本史専攻の大学生の多くは脱落してくんだよね。思ってたのと違う! って。

    ・天正10年の暦について、当時主流の三島暦と、暦博士がつくる京暦とで閏月の配置が異なり、元旦が1ヶ月違うという事態が生じた。信長は領内を同じ暦で統一させることを目論み、両者の討論を行なわせた(結果、京暦が採用された)。京暦が権威といえど、考証を経てからでないと採用できないという信長の合理性が見られる。
    →『信長の棺』の核心部分も、暦に関することであったことを思い出した。やはり合理性を第一に追求したのだろう。

    0
    2011年01月10日
  • 信長と消えた家臣たち 失脚・粛清・謀反

    Posted by ブクログ

    「上司にしたくない歴史上の人物」なんてアンケートがあったら、間違いなく第一位になるとおもわれる織田信長。

    評価の高い信長の別の一面がよく描かれてます。
    まー実際に使えたら最悪の人物だよなー。

    短気・猜疑心が強い・執念深い・気まぐれ・残酷・酷薄等々、まーこれだけの要素がこの人には全て詰まってる。

    その被害を受けた人の悲惨な話を集めたのがこの本です。

    0
    2009年10月04日
  • 信長と消えた家臣たち 失脚・粛清・謀反

    Posted by ブクログ

    いままで散々語られた信長に関する本だが、これは天下統一事業のさなかに消え去った家臣について書かれている。
    基本的に資料の中から描かれたものだが、今までスポットを浴びてこなかったニッチな部分が描かれているのは興味深い。ただ、有名な武将に関しては、正直言って読み飛ばしても問題ない記述。

    0
    2009年10月04日