谷口克広のレビュー一覧

  • 信長軍の司令官 部将たちの出世競争

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    信長が領土拡大するに伴って設置した方面軍や、そこまで至らないいわば遊撃軍について。例えば柴田と前田、佐々の関係がどう変化したかとか、織田家の体制の移り変わりがよくわかる。

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    2014年09月26日
  • 信長の親衛隊 戦国覇者の多彩な人材

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    馬廻りや小姓や吏僚といった立場に分類されうる信長家臣団について。こういった人たちはあまりマンガやゲームでも大きく取り上げられることがないので勉強になった。美濃や近江と本拠地を変える過程についても知れてよかった。

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    2014年09月26日
  • 信長と将軍義昭 連携から追放、包囲網へ

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    先日読んで大変面白く興味深かった
    同じく中公新書の”天下統一”と
    視点・評価結論は違うけれどこちらも
    面白かった。
    ただ、本書は義昭に対しては
    それなりに評価しつつも厳しい評価。
    まあ、そんなもんかね^^;

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    2014年09月02日
  • 信長軍の司令官 部将たちの出世競争

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    信長の領土拡大と、それぞれの時期に活躍した家臣団の有様がわかる。意外な人物が活躍していたり、それ程重要視されてなかったり。初期の森可成、坂井政尚、丹羽長秀、中川重政らの活躍。中期の明智光秀、羽柴秀吉、滝川一益、原田直政らの台頭。隠れ軍団長の織田信張。信忠軍団の森長可、川尻秀隆らの活躍。蜂屋頼隆と同程度の中堅クラスに留まっといた丹羽長秀。佐久間信盛の家臣団最大の七カ国に跨がる軍団など面白かった。

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    2012年09月25日
  • 信長の親衛隊 戦国覇者の多彩な人材

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    強烈な個性で迅速果敢に中世的権威を否定し戦国乱世を勝ち抜いた信長には、戦場で本陣を固める馬廻や小姓といった強者たちのほかに、秘書や吏僚として治世や文化などの面で活躍する近臣・近従がいたことを忘れてはならない。
    彼らは職業や出自を問わぬ信長に見出だされ、その才能を惜しみなく発揮し、信長の手足となって献身的におのおのの本分を尽くした。
    本書は、これら無名に近い近従たちに光を当てながら新たな信長像に迫る。

    [ 目次 ]
    第1部 家臣団の中の近臣たち(信長の近臣;信長の家臣団;立身出世の道;馬廻の活躍;異色の馬廻たち)
    第2部 近習活躍の軌跡(初期の近習たち;第三世代の近習たち;万見仙

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    2011年04月06日
  • 信長軍の司令官 部将たちの出世競争

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    武田・上杉・本願寺・毛利などの強敵と領土を接した織田信長は、一万を超える大軍団を柴田勝家・明智光秀・羽柴秀吉・滝川一益らに預け、四方の平定に当たらせた。
    この「方面軍」司令官こそ、信長麾下の部将たちにとって究極の地位であった。
    尾張一国から畿内平定、天下統一へと驀進する信長軍にあって、彼らはどのように出世を遂げたのか。
    時代を追い、並み居る名将たちの顔ぶれと与えられた権限、具体的な活躍をたどる。

    [ 目次 ]
    第1章 信長軍の組織と編成
    第2章 尾張一国から美濃併合へ
    第3章 信長の上洛と京畿の行政
    第4章 近江の分封支配
    第5章 将軍追放と畿内の直接支配
    第6章 信忠軍団の形

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    2011年04月03日
  • 織田信長合戦全録 桶狭間から本能寺まで

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    ネタバレ

    [ 内容 ]
    家督を継いだ十九の年より本能寺に没するまで、織田信長は四方の敵と戦い続けた。
    初期には、劣勢を覆した桶狭間の戦いのように少数精鋭の部隊を自ら率いて戦い、後には、浅井・朝倉氏攻めや対本願寺戦のように、羽柴秀吉らの部将を配して多方面にわたる戦線を同時に指揮した。
    際だった戦巧者ぶりを示す戦略や戦術への考察も併せ行い、天下統一の基礎を作った信長のすべての戦いをたどる。

    [ 目次 ]
    序章 天正元年八月十三日
    第1章 信長の軍団(軍団を構成する家臣たち 信長の親衛隊 能力によって抜擢された部将たち 宿将たちの軍団の形成)
    第2章 信長の合戦(上洛への道 元亀年間の苦闘 本願寺を敵として

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    2011年03月28日
  • 信長軍の司令官 部将たちの出世競争

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    戦国時代に尾張の一勢力から瞬く間に領土を広げていった織田信長。
    この本はその彼の軍隊が初期の編成から彼の勢力の伸長と共にどのように変化していったかを具体的な例をあげながら克明に記してあります。

    戦国時代の力の根源である軍隊の構成を読み解いていけば、そのとき何を考えていたのかが透けて見えてくることがよくわかります。

    尾張統一から美濃を勢力下におき、近江・京都へと勢力を伸ばしてさらに全国を支配下に置こうとする間に、彼はその時に合わせて軍隊内の構成と武将の知行地を再構成することで戦略目標に対して効率的に武力を発動できる様にしていく様子は、それまでの土地と深く結びついていた大名と武将の関係では実現

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    2009年10月04日
  • 織田信長合戦全録 桶狭間から本能寺まで

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    信長の合戦録。

    高校時代にあらかた調べて、記憶してたから、真新しい事ってあまりなかった。

    しかし、文献からいえる信長の戦術、武将の配置などを知ることができたのは、勉強になった。

    韋駄天信長。

    革命児信長。

    時代を継承する信長。

    さて、本当の信長はどれなんだろうか?

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    2022年01月31日
  • 信長軍の司令官 部将たちの出世競争

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    信長の軍編成とその指揮官について。

    信長の研究は近年急速な動きがなされて、従来の革命児の印象は薄れてきている。

    しかしながら、信長の地方司令官構想は目を見張るものがある。

    それが、信長敗死後の有力な大名になったのだが…

    中央集権を進めると、それが崩壊した後が怖い。

    今の日本も…と考えると怖い。

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    2021年11月25日
  • 信長軍の司令官 部将たちの出世競争

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    織田信長の軍編制を年を逐って著述。
    最終的には信忠軍、連枝衆、部将=方面軍司令官・遊撃軍司令官、旗本、吏僚、外様衆を収める。
    方面軍は東美濃・尾張の信忠軍、滝川一益の関東方面軍、佐久間信盛の大坂方面軍、柴田勝家の北陸方面軍、羽柴秀吉の中国方面軍、神戸信孝の四国方面軍、明智光秀の畿内方面軍。
    信長最初期の筆頭家老林秀貞は武略に通じないためか権威さけある信忠家督相続後家宰とされ最後には追放されたこと、丹羽長秀は方面軍にはなれず遊撃軍のままで頭打ちしたこと、荒木村重が外様ながら摂津一国大名となったのは器量を見込まれてのこと、畿内方面軍は丹波丹後を領有しての成立後は各方面への援軍に終止していた、と従来

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    2021年02月23日
  • 天下人の父・織田信秀――信長は何を学び、受け継いだのか

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    読みやすいが、「まちがいあるまい」「であろう」「なかろうか」など頻出する言い回しが少し気になり、残念。

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    2020年10月22日
  • 信長の親衛隊 戦国覇者の多彩な人材

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    日本史の中で、織田信長にスポットが当たるのは至極、まあ溢れているが、その側近、歴史書にもちょろりちょろりとしか登場しないが、実に有能な働きをした者達がいた。
    信長は飛び抜けたカリスマ性を有していたことはもちろんだが、人材登用の目が素晴らしい。
    マネジメント力ってのが凄まじく行き渡っていたんだな。
    個性に適した超専門家を配するってのは中々にできるものではない。
    日本史や戦国小説を読んでて、背景がいまいち掴みづらかったことがあったが、本書を読むと天正期の動きがとてもよく分かる。
    また、良質の史料に非常に拘る著者なので、この史料は疑わしい、憶測の域を出ないなど、信憑性に足る。
    良書でした。

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    2019年12月20日
  • 信長軍の司令官 部将たちの出世競争

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    信長の研究では名高いという谷口氏の著作。個人的には長年信長に仕えながら、折檻状であえなく追放されてしまった佐久間信盛のことを知りたいなあと思って興味を持った次第。本書は信長の名高い武将たちについて詳しく書いているのかなと思ったが、信長軍の編成についてかなり詳しく書かれるなど、まあなんというか真面目なんですよ。もう少しナラティブな記載が多いと面白かったけどな。
    私のように聴き読みしていると正直退屈でした。今度ちゃんと著者の作った表とか読んでみないとちゃんと評価できないな。

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    2018年10月21日
  • 天下人の父・織田信秀――信長は何を学び、受け継いだのか

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    織田信秀の事績は資料が少ないのと馴染みがないせいで分かりにくかったが、信長が信秀の影響を受けた点については分かりやすかった。ただ影響を受けているのではなく取捨選択しているところに信長の理性を感じる。2人とも籠城はしなかったが信長最初の籠城が本能寺の変というところがドラマティックでもある。

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    2017年10月13日
  • 天下人の父・織田信秀――信長は何を学び、受け継いだのか

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    ネタバレ

    ☆☆☆2017年7月レビュー☆☆☆


    織田信秀を扱った作品は少ないから
    どんなことが書かれているのだろうと思って期待したが
    史料が少ないせいもあり
    難しくて、読み進めるペースが上がらなかった。
    小豆坂の戦いが一度だったのか二度あったのかという論争は面白かった。

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    2017年07月05日
  • 信長・秀吉と家臣たち

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    戦国時代の知識をある程度持っている人が別の視座からこの時代を見るのに適した本。メインストリームの話が主ではないので、初心者向けではない。二次資料ではなく、一次資料に当たっている点は評価できる。

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    2015年01月07日
  • 織田信長合戦全録 桶狭間から本能寺まで

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    再読
    信長って希代の英雄だと思うし、日本史のうえでも中世を終わらせた功績を持つ。
    その全合戦を編年で紹介する。最大の特長はスピード、そして二の矢、三の矢を用意する。勝利のために時間をかけることはしない。時の使い方が最も上手い武将だったと言えるかもしれない。勝利に時間がかかるくらいなら、一度撤退し、時期をみて二の矢を繰り出す。当時の状況を考えると妥当な戦略だったと分かる。よく秀吉や家康との比較論を目にするけど、状況が違うわけだから戦術論的には意味のない話なんだな。

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    2014年12月20日
  • 信長と消えた家臣たち 失脚・粛清・謀反

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    谷口さんの信長の家臣シリーズ。今回は失脚、粛清、謀反に焦点を当てている。今までの著作の内容に加えて、伊勢や北陸なんかの国人衆の粛清についてや、信長が反逆されやすかったのかは猜疑心が強すぎることや執念深いことなどの性格が理由であることなどが書かれてる。

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    2014年09月26日
  • 信長・秀吉と家臣たち

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    信長と秀吉2人の業績をガイドブック的にまとめてあります。1次資料だけでなく、2次資料も断りを入れて取り上げたているので、読みやすい。秀吉の業績をとても取り上げている。学者っぽくない文体で読みやすい。

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    2014年09月03日