【感想・ネタバレ】天下人の父・織田信秀――信長は何を学び、受け継いだのかのレビュー

あらすじ

中世的権威の破壊者、近世の開拓・改革者とされてきた織田信長の戦闘法、外交・経済政策、家臣統制には、父・信秀の影響があった! 織田信秀は、守護代家臣から短期間で尾張随一の実力者に伸し上がった戦国の出世大名の一人でありながら、史料の少なさから、その実像が謎であった。信長研究の第一人者が、信秀、信長二代にわたる事績を明らかにした本書で、天才、魔王、革命家とまで称された信長像は変わる!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ネタバレ

サスガの谷口克広先生この道40年!
信長が好きすぎて多くの著作をだされた
多くの学者・作家は家臣人名事典に感謝
人気№1の信長のお父様も有名になり
素人の私ですら朝廷へ寄進や道三と和睦
(濃姫=帰蝶と息子の婚儀)の知識ある
織田家中勢力争いにとどまらず陪臣の身
ながら大名クラスの活動って凄い事です
事跡を語りながら信長と比較することで
副題「信長は何を学び・受け継いだか」
にまとめる事で大好きな信長についても
整理された本でした(読んだ方がいい)

0
2020年05月09日

Posted by ブクログ

当然のことながら登場人物の名前は似ているので、しっかり読まないと混乱する。
のではあるが、信秀を中心にその先代と岩倉織田氏と清須織田氏の対立、そして信長までの流れを概観し、最後には信長と信秀の政策を比較していくという流れはわかりやすい。
歴史上の天才扱いをされ、その揺り戻しがくるという信長観はそこそこ目にするところであるが、信秀起点の見方はなかなか新鮮。

0
2024年07月08日

Posted by ブクログ

織田信長の父・信秀の事跡を少ない史料を元に再構築し、その思想や諸政策がどのように受け継がれたかを示す内容。尾張国において弾正忠家が勢力拡大する過程に見える守護代家との関係、三河を巡る松平・今川家との角逐なども興味深い。

0
2023年09月17日

Posted by ブクログ

読みやすいが、「まちがいあるまい」「であろう」「なかろうか」など頻出する言い回しが少し気になり、残念。

0
2020年10月22日

Posted by ブクログ

織田信秀の事績は資料が少ないのと馴染みがないせいで分かりにくかったが、信長が信秀の影響を受けた点については分かりやすかった。ただ影響を受けているのではなく取捨選択しているところに信長の理性を感じる。2人とも籠城はしなかったが信長最初の籠城が本能寺の変というところがドラマティックでもある。

0
2017年10月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

☆☆☆2017年7月レビュー☆☆☆


織田信秀を扱った作品は少ないから
どんなことが書かれているのだろうと思って期待したが
史料が少ないせいもあり
難しくて、読み進めるペースが上がらなかった。
小豆坂の戦いが一度だったのか二度あったのかという論争は面白かった。

0
2017年07月05日

「ノンフィクション」ランキング