こちものレビュー一覧
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石の町の商隊からはぐれた巨大鳥のトトスたちを森辺の民が受け入れることになる。一発で乗りこなすアイ=ファだが、これで森辺の民の機動力が一段上がることになった。力比べの大会があり、アイ=ファが思いのほか健闘して狩人としての力を示す。その優勝者の食事を提供することになったアスタは、分厚いステーキの蒸し焼きを開発する。東の民のシュミラルの定宿の晩食でも豚キムチやキムチ鍋のようなものを作り出し、宿の主人の感激を引き出す。シュミラルとの友情はなんかいいよね。その点、へらへら男のカミュア=ヨシュとの関係はどうかな。まあ、友情は成立しそうだが、一筋縄ではいかないだろう。そのほか、アスタの周りのいろいろな人物の
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新しい料理としてギバの角煮を旅亭で提供することになり、その美味さに陶然とされるが、次々に新しい料理を出して人々を魅了していくというテイストの物語ではない。違う価値観を持った民たちが、料理によってどう相互理解をしていくかというシリーズなのだ。なかなか侮れないのだよ。
スン家の前族長のザッツ=スンがティン=スンとともに、周りの家に火をつけ逃亡して騒動を引き起こす。この二人はとんでもない奴らなのだが、恨みつらみを石の民の前でまき散らすことによって、かえって人々の心にくさびを打ち込む結果となるのだ。雨降って地固まるだといいのだが。それにしてもアスタや普段無愛想なアイ=ファも結構自己主張しているなあ。
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町の民たちをギバ(巨大イノシシ)の害から守っているにも関わらず、卑しいものとして見られている森辺の民。その森辺の民の生活を豊かにし、町の人間の偏見を何とかしようとギバの肉の店を出したアスタとアイ=ファ。ルウ家の女衆の助けもあって何とか軌道に乗り出したが、堕落した森辺の民のスン家の者たちがやって来て…。次巻は一波乱も二波乱もありそうだ。頑強な女衆の多い森辺の民の中で、身体が弱いため引け目を感じていたシン=ルウが、アスタの店を助けることで誇りを取り戻していくのがいいなあ。アスタの店に関しては、アイ=ファにも屈託がありそうだが、それを優しくほぐしてやるアスタもいい。
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- カート
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試し読み
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Posted by ブクログ
西の国の風来坊の守護人カミュア=ヨシュの勧めで、アスタは宿場町ジェノスにギバ肉の屋台を出すことになる。そこに至るまでに、アイ=ファやガスラン=ルティムたちと相談し、店を出すことの意義をよくよく考えて逡巡したりしている。儲けを得ることによってスン家のように堕落するのではなく、貧しい暮らしの森辺の民が救われるということなのだ。まずアスタがえらんだのはギババーグ。手伝いをするのは、あのフェロモン全開のヴィナ=ルウ。宿場町の少女ターラはもちろん来てくれたが、さてどうなるかな。アイ=ファとアスタの親密度はますます増していくけどね。こっちもどうなるのかな。
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割りと王道の異世界ファンタジー
定番の異世界転移ファンタジーです。元からの器用貧乏な性質を向こうでも引き摺る主人公ですが、意外と能力があり王道作品と云えそうです。
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