ティモシー・リスターのレビュー一覧

  • 熊とワルツを リスクを愉しむプロジェクト管理

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    リスク見積もるのは難しいよなぁ。Risk Mitigation CostとRisk Exposure Costをどう適切に見積もるか。高過ぎてもダメだし、低すぎてもあれだし。プロジェクトマネジメントにおけるリスクの考え方の基本。

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    2024年01月01日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

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    「ソフトウェア開発上の問題の多くは技術的というより社会学的なものである」という一文に激しく同意。ソフトウェアには人の働き方の変革を後押しする力があり、AIがコードを書いてくれる時代になったとはいえ、それを作り上げるのは依然人の仕事である。そうなれば社会学的なアプローチに触れないわけにはいかない。
    本書は一般論的なHRMを学んだエンジニアリング組織のマネージャーが次に読むべき本として素晴らしい内容にまとまっている。一般論とソフトウェア開発の現実とのちょうど中間地点の程よい抽象度。
    日本のソフトウェア開発プロジェクトの現場では、冒頭に挙げた「社会学的」な課題解決アプローチが欧米のそれよりも未発達ら

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    2023年08月29日
  • 熊とワルツを リスクを愉しむプロジェクト管理

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    そもそもシステム開発プロジェクトにおけるリスク管理とは何なのか、から具体的なハウツーまでコンパクトにまとめられており、非常に有益に感じた。
    特にリスクを分析していく過程で「誰が負うべきリスクなのか?」は重要な観点に思えた。なぜなら「誰が」の選択肢が観点として無いまま分析を進めると、結果自身が負えるリスクしか直視しない(手に負えないリスクは無視する)という行動を度々目にするから。
    しかし、理屈をわかっていてもうまく実践されないのがリスク管理の常だが、これも随所に引用されるウィリアム・キングドン・クリフォードの「信念の倫理」を使ってうまく解説してくれる。
    曰く、信念こそが人がリスクから目を背ける理

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    2023年07月14日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

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    プロジェクトマネジメントはツール、セオリーも大事なのだが、ここで述べているようなロジスティクス的なこと、人間関係やモチベーション管理の方が大事だろうなぁと改めて思わされた一冊。

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    2021年11月27日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

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    本書籍は,仕事でのソフトウェア開発にまつわる,技術面よりは,それ以外の側面での,様々な事について書いています.読者層は,リーダー級のプログラマや技術職のマネージャ,経営者向けかなと思います.
    本書籍は,初版は1987年のようで,33年過ぎた2020年時点では,本書籍で書いていることは,いくつかはテクノロジーが解決できているのもあると思いますが,多くは未解決と思います.
    前述のとおり,本書はリーダ,マネージャ,経営者向けかなと思いますが,プログラマが自分自身の職場,または参画している(参画してきた)プロジェクトに,漠然とした疑問を持った時に読むのも良いと思います.
    プログラマが,自分の居場所を良

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    2020年05月06日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

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    ほぼ全面的に同意できる内容だった。

    ・考える暇があったら仕事しろ?
    ・残業なんかくそくらえ
    ・早くやれとせかされれば、雑な仕事をするだけで、質の高い仕事はしない
    ・パーキンソンの法則は、ほぼ確実にあなたの部下には当てはまらない
    ・プログラマーはただ、仕事をするために身を隠す
    ・机の前に何時間座っていたかはどうでもいいことで、全神経を集中して仕事に取り組んだ時間が重要
    ・etc.

    これらにピンとくるなら、読んでみて損はないと思う。
    驚くべき点は、この本の初版が発行されてから既に30年が経っているという事だ。
    もう一つの驚くべき点は、日本では今なお実現している企業はごく少数だという事だ。
    一応

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    2020年01月04日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

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    冒頭に書かれている「実際のところ、ソフトウェア開発上の問題の多くは、技術的というより社会学的なものである」と書かれているとおり、人をどう活かすか、どのようにしたら活かせるか、いいチームを育てていくか、などなどについて書かれた本。 初版が1989年に書かれているということだけど、残念ながら今も人を交換可能なパーツとしてとらえ、プロセスで縛ればうまくいくという仕事の進め方をしているところが存在しているのではないかと思う。 中堅ソフトウェアエンジニア+ソフトウェアマネージャは読んでおくべき1冊であると思うけど、読んで何も変わらなければ先は暗闇でしかない。 ということで、とりあえず周りの人には薦めてお

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    2018年10月07日
  • 熊とワルツを リスクを愉しむプロジェクト管理

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    熊とワルツを踊る = リスクの評価、抑制、軽減を行うこと。
    インクリメンタル開発の下りを読んで、今時だとアジャイル開発でやってそうだなーと思ったら関連文献に XPエクストリーム・プログラミングが載ってた

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    2015年11月28日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

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    二十歳過ぎぐらいの時にサラっと読んだ記憶があるが、その時はまるでピンと来なかった一冊。あれから十年近く経った今読むと、その理解度は(良くも悪くも)格段に上がったのは経験が無駄にはなってないという事だろうか。
    本書を読んで最も驚く部分は、最近よく聞かれるホラクラシーだとかリモートワークだとかHRTだとかサーバントリーダーシップみたいな概念がまるっきり全部記載されている事だ。この本は約30年前に原著が出版されており、今回読んだ3版で追加されたのは最後の6部だけなので、持ち出す事例や訳のモダンさは変わったかもしれないが、そのエッセンス自体は変わってない事が伺える。この現実を噛みしめると、ソフトウェア

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    2015年11月23日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

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    【目的】 ソフトウェア開発の問題における社会学的側面に注目し、どのようにマネジメントすべきかの指針を与える。

    【収穫】 いかに人のやる気を引き出し、力を発揮してもらうか、ということがマネージャーの果たすべき役割と理解できた。

    【概要】 ■プロジェクトにおける問題の本質: 技術的な問題というより、人がに関する問題、すなわち社会学的なものが多くの原因である。
    ■生産性に関する錯覚: 生産性=利益÷コスト。コストは、退職者の補充にかかるコストも含まれるべき。長時間残業やプロセスの機械化により生産性を上げたとしても、それで人が退職すれば、実際の生産性は下がる。また、人のやる気やコミュニケーションを

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    2014年04月28日
  • 熊とワルツを リスクを愉しむプロジェクト管理

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    何故、欧米人が新しいことや難しいことに取り組むことを「チャレンジング」と言うのかが分かる。すなわち、こういったことはすべて、リスクを取ることになるからだ。リスクとその成果を如何に数値化するか、を求めている。

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    2012年07月20日
  • 熊とワルツを リスクを愉しむプロジェクト管理

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    置き土産に @you_got 殿からいただいた(んだよね?)本。リスク管理について正面から理論的に述べています。著者が言うナノパーセント日がふつう期限になっちゃうんだけど、リスク図を見せながら「その日にできる確率はナノパーセントです。その2か月後までにできる確率なら70%です」なーんて言っても「ガタガタ言わずに期限までに上げろや」ってなるんだよなー。で直前になって、遅らせることができる機能を1.5次開発に回すってことになる。アジャイルとは言ってないけど、インクリメンタルな開発で機能を分けて段階的に納品するといいよってことをこの本でも言っていた。あと、「完成が遅れるプロジェクトのほとんどは、あま

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    2011年01月23日
  • 熊とワルツを リスクを愉しむプロジェクト管理

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    リスク対策を洗い出して検討しておく。たったそれだけのことが出来ないプロジェクトがどれほど多いことか。リスク管理に敏感になり始めた人に必読の本。

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    2009年10月04日
  • 熊とワルツを リスクを愉しむプロジェクト管理

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    語り口は軽く、とても読みやすい。プロジェクトマネジメントにおける、今でも「あるある」とうなづけるような例と陥りがちな罠が語られており、今も昔も変わらない(むしろ悪化している)現状に若干絶望したりもする。
    入門本とも言えるし、内容もかなり王道的。
    切り口は「リスクマネジメント」であり、プロジェクトマネジメントについて学習してもなお敢えて目を逸らしがちな部分について芯を食った説明をしている。
    良本でした。

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    2022年11月06日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

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    マネジメントの学習のため購入。
    技術よりも大事なものは人で、人格の尊重、相応しいオフィス、人材の選び方・育て方、結束したチームがもたらす効果、仕事は楽しくあるべきもの、仕事を生み出す組織作りの大切さを学べてためになった。

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    2022年09月13日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

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    p.5
    プロジェクトの成功は関係者の緊密な対人関係によって生まれ、失敗は疎遠な人間関係の結果である。

    p.11
    プロジェクトには「触媒」が不可欠。
    「触媒」=不安定な状態にあるPJのまとめ役

    p.22
    早くやれと急かせれば、雑な仕事をするだけで、質の高い仕事はしない。
    仕事を早くするためには、製品の品質と仕事の満足感を犠牲にせざるを得ない。

    p.26
    エンドユーザーの要求をはるかに超えた品質水準は、生産性を上げる一つの手段である。

    p.40
    ソフトウェア開発者の主な仕事は、ユーザー流の表現で表したユーザー要求を、厳密な処理手順に変換するための、人と人とのコミュニケーションである。これは

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    2021年07月04日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

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    システム開発をする上で、人の扱い方に特化した内容。共感できる文言が多かった。
    おそらく平社員よりも、マネージャーに向けた一冊だが、新人でも読んで考え方を知ることができて良い本だった。

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    2021年05月10日
  • 熊とワルツを リスクを愉しむプロジェクト管理

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    ネタバレ

    プロジェクトがどうしてうまく進めることができないのか。
    それはその前の分析をしていないからである。
    その分析はどのような観点で発掘していくべきなのか。

    リスク管理という観点で、プロジェクトを検分していく書籍。
    5部、23章に渡ってリスク管理とその分析について焦点をあてて論が展開されます。

    書籍の中で、著者が経験したまたは周りで発生した事例を上げながらどうすれば良かったのかについて討論やデータを持ってプロジェクトを検分していきます。

    その中で印象に残ったのは以下です。

    - 「不確定性」を数量化する。
    経験則に頼らず、可能性を言語化して提示していくこと

    - 価値性のあるコンポーネントを分

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    2021年01月13日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

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    人人人。をとにかく意識したチームマネジメント、プロジェクトマネジメントの手法、考え方の教本。

    システム開発のプロジェクトに特化された部分もあるが、噛み砕いてみるとプロジェクトマネジメントの核を捉えている事がおおい印象でした。

    私自身まだ、リーダーとしてマネジメントしているわけではないが、リーダーになる準備、来たときにはまた部分読みを繰り返したいとおもいました。

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    2020年08月02日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

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    メンバの心を掴み、チームをまとめ、生産性を上げるために心に留めておかなければならないことが網羅されている。古典だが折に触れて思い出さなければならない。

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    2019年06月09日