ティモシー・リスターのレビュー一覧

  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

    Posted by ブクログ

    ソフトウェアは人間関係ビジネス。ITのプロジェクトで発生する問題は主に技術的なものより社会学的なもの(ピープルウェア)。オフィスで感情を刺激する最大要因は自尊心を傷つけられること。その自尊心は大抵アウトプットの量より質に結び付けられる。出荷拒否権限。開放型オフィスへの(筆者の)ヘイト。フロー状態を途切れさせない。ホーンブロワーの考えは、現代では公然と言えば袋叩きに遭うだろうが、個人的には現実に即していると思う。自信のない権威主義体制では服装や髪型に至るまで統制され、会社としての価値創造力は失われていく。最良のイノベーションでも成果を出すには反抗的リーダーシップが必要。イノベーター自身が偉大なリ

    0
    2024年08月07日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

    Posted by ブクログ

    エンジニア、さらに言えばプログラマの働き方に対する本。プログラマはどう働くべきか、周囲は彼らを活用させるためにどうすればいいのかを説明している。
    ものすごく簡単に言えば、互いにコミュニケーションが取れる状態をチーム内に構築する、周囲(マネージャなど)は彼らの邪魔になることはしない(邪魔になること:電話を掛けたり電話対応させたり集中力が途切れるようなこと)などが挙げられている。それと似たようなことが実例とともに繰り返し述べられているのがこの本の主な内容である。実際にはプログラマが成長する際の学習環境についてなども含まれている。
    さて、そうするとプログラマが勝手気ままに周囲に対してふるまえるかのよ

    0
    2022年01月14日
  • 熊とワルツを リスクを愉しむプロジェクト管理

    Posted by ブクログ

    リスクに対する考え方が平易に説明されています。書かれたのがかなり昔で、いま活かせるかというと難しいと思いました。まずは計測すること。確率分布的にリスクを捉える点や上層部に対してどういう説明をすべきかまで言及されており、あらためて勉強になりました。

    0
    2021年12月21日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

    Posted by ブクログ

    開発に関わっていて漠然と思っている悩み・課題が、多く言語化されている感覚。

    経営陣やビジネス側へはなかなか伝わらない部分だし、現実的に全てこの本の通りにはならないこともあるだろうけど、組織で共通認識されていると物事がスムーズに進む気がする。

    0
    2021年02月23日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

    Posted by ブクログ

    独特の言い回しの文章で、読む人選ぶかもしれません。
    プログラマを経ずに、ソフトウェア開発のマネジメントをする人は是非読むべきだと思う。ほかのマネジメント本とは違い、ソフトウェア開発を社会学としてとらえ、現場の問題に即した本となっている。
    メモしたい言葉は、「人は期限通りに仕事をするために多くの残業をするのではなく、仕事が期限通りにできそうもないことがわかったときに、非難から身を守るために残業するのだ」

    0
    2018年05月24日
  • 熊とワルツを リスクを愉しむプロジェクト管理

    Posted by ブクログ

    タイトルのセンスが抜群。ほれぼれ。
    リスクがないプロジェクトには価値がない。
    熊とワルツを踊らなきゃ。

    で、私が結構勘違いしていたのが、これはシステム開発者の方向けの本だったのですね。
    かといって全然身の回りに使えないわけではなく、むしろプロジェクト管理においての基本的なことを学べてなるほどなーと思いました。
    自分の仕事に関連したプロジェクトのひとつに大規模なシステムの開発があって、私は直接関わったことはないもののとにかく様々なトラブルトラブルでスケジュールが遅れ、コンサルが入ってベンダーを叱りまくってお尻を叩いて叩いて幹部級まで呼びつけてとかまぁとにかくいろいろありました。
    でも、こんなに

    0
    2016年06月16日
  • 熊とワルツを リスクを愉しむプロジェクト管理

    Posted by ブクログ

    なぜリスクを管理するのか。なぜリスクを管理しないのか。リスク管理の方法。数量化の方法。嘘かまことか。訳の問題なのか日本語の文章がわかりづらい。リスクのないプロジェクトには手をつけるな。コアリスク、スケジュールの欠陥、要求の増大、人員の離脱、仕様の崩壊、生産性の低迷。デスマーチになる本当の理由は、あまりにも価値がないので、普通のコストでプロジェクトを進めたらコストが効果を上回ることがあきらかだからだ。

    0
    2015年11月07日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

    Posted by ブクログ

    正論なんだけど、他部署を敵に回すようなことも主張しているので、マネージャーは読んで複雑なのでは。これができれば苦労しないと思いそう。ただメンバーに良い結果出す為の環境を整えてあげると、悪い評価の人をリストラしやすくなりそう。結果に対して言い訳する逃げ道がなくなるからね。ドライな感じはするけど欧米企業はそのあたりも見越して働きやすい環境を作っているのかな。

    0
    2014年11月04日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

    Posted by ブクログ

    人材とは替えがきかない、あるいはきかせるために想像以上にコストを要する。生産性を上げるということはどういうことか。
    アメリカの例がふんだんに盛り込まれているので必ずしも日本の事情に当てはまらないが、唸るところの多いエッセイ。

    0
    2014年08月29日
  • ピープルウエア 第3版 ヤル気こそプロジェクト成功の鍵

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    やる気は大事ってそりゃそうだろうけど、やる気の源泉って環境だったりしてその環境とは何ぞやみたいなぐるぐる回る議論になるのでやる気って言葉は嫌い。でも、デマルコの本を一冊読むたびにソフトウェアのリテラシーが上がることは間違いないのでみなさんぜひ読みましょう。ソフト会社の飲み会みたいなのがあるとしたら、こんなことを話していてほしいというなにか願望のような。

    0
    2014年07月25日
  • 熊とワルツを リスクを愉しむプロジェクト管理

    Posted by ブクログ

    リスクをとらない(回避する)だけのプロジェクトに価値はない。

    新しい領域に足を踏み入れる場合、必ず何かしらのリスクは存在するもので、生み出そうとする価値が大きければ大きい程、リスクが発生する可能性も高くなる。

    リスクを取らないということは、新しい領域へのチャレンジがなくプロジェクトメンバーや会社の成長にもほとんど寄与しない。

    リスク管理の正しい方法を知ることで、新しく、そして価値のあるプロジェクトへ安心して参画することが可能となる。

    本書はそんなリスク管理のノウハウを具体的に示しています。

    私自身は大規模なプロジェクトへの参画経験がまったくないため、実感をもって本書のノウハウを吸収す

    0
    2010年06月07日
  • 熊とワルツを リスクを愉しむプロジェクト管理

    Posted by ブクログ

    リスクを積極的に取りましょう、リスクをコントロールしましょうと言う本。
    リスク管理の方法などが書かれている。

    当時、客先に飛ばされて1プログラマだったから活かし用が無かったけど、今見たら違うのかも?

    0
    2010年01月07日
  • 熊とワルツを リスクを愉しむプロジェクト管理

    Posted by ブクログ

    リスク管理に注目したデマルコの著作。「リスクが無いプロジェクトは、やる価値もない」とリスク回避をこき下ろした上で、納期に遅延(リスク)を見込まずに、バラ色の未来だけを描いてスケジュールを引く従来の慣習を「子供の遊び」と厳しく批判する。10年後には「ピープルウェア」と並ぶ古典になっているかもしれない。

    0
    2009年10月07日