ジェラルドMワインバーグのレビュー一覧

  • ライト、ついてますか 問題発見の人間学

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    問題解決の前提となる「問題発見」(≒問題設定)について、架空の事例をもとにコミカルに述べた一冊。
    翻訳が直訳調でやや読みにくいこと、問題解決にある程度携わった経験がないと腹落ちしづらいだろうことは難点かもしれない。他方、そもそもの問題設定に関する幾つかの観点(本当の問題は何か?誰のために解くのか?問題の出所は?本当にその問題を解きたいのか?、等)の重要性を認識できる良書と思う。

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    2021年02月14日
  • ライト、ついてますか 問題発見の人間学

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    ネタバレ

    問題をどう扱うか。問題とどう付き合い、うまくやるか。そのエッセンスがいくつも入っている。
    問題と向き合う私 を俯瞰的に見て、それをさらに俯瞰的に見る存在の視点から、問題と当事者との関係について、よりベターな関係を築くことができる、稀有な本。

    また、問題の本質に近づくシンプルな方法は、それについて素朴で適切な質問をする、ということではないか。本書の中にもそれに近いことが書いてある。

    以下、印象に残ったこと。←は私の補足。

    ・解法を問題の定義と取り違えるな。ことにその解法が自分の解法であるときには注意
     ←例えば、自分の得意なツールが万能、と思っているときなど。

    ・正しい問題定義が得られた

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    2021年02月23日
  • ライト、ついてますか 問題発見の人間学

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    問題発見における古典的名著。ソフトウェアエンジニアリングの界隈で読まれることが多い印象もあるが、特に業界などを制限せず、一般的に通用する「そもそも問題とは何か」という話がまとめられているので、ビジネスに携わる人なら誰でも一度は読んでいい、と思える内容だった。

    マイナス点としては、そこそこ古い本であることもあってか、訳がこなれていない部分があるのは確か。特に指示語が何を指しているのかわかりにくいときが少なくない。またサンプル事例が過度にドラマ仕立てすぎるというか、ちょっとくどいなと感じる向きもある。

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    2020年11月24日
  • ライト、ついてますか 問題発見の人間学

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    ・問題とは、期待と事実の差異。
    期待▶︎みんながゆったりと座れる電車
    事実▶︎満員で立ちっぱなし

    ・問題は何か?
    ▶︎問題を抱えているのは誰か?

    ・ライトついてますか?
    ▶︎高速道路のトンネル出口につけた。
    設計者は、トンネルを出るときはライトを消してね。けど夜なら消さないでと言うことを伝えたかった。しかし、この文は長すぎる。そこで、ライトついてますか?という文にした。
    ▶︎大半の人はライトをどうすればいいか知っているが、トンネルを出る際に思い出さない人が大半であったから。
    つまり、こうせよ。と命じるのではなくて、そのことについて一瞬考えさせた。

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    2020年11月20日
  • パーフェクトソフトウエア テストにまつわる幻想

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    テスト技術者、開発者、マネジャーたち(つまり、われわれ)がいかなる理由でソフトウェアテストを台無しにしてしまうか、その思考過程や心理的要因が次々と提示される。「完全なテストは可能だ」という思い込みにはじまり、叱責を避けたい人間の防衛機制まで持ち出し、実例と共にわかりやすく「罠」解説する。ただしこのやり口は冗長と思う人がいるかもしれない。難解で美しくまとまった書籍を読みたい人には向かないが、読み物としては強くおすすめできる。

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    2018年01月05日
  • コンサルタントの道具箱 勇気と自信がもてる16の秘密

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    ITエンジニアのゼロから始める英語勉強法 からのリファレンス。

    ソフトウェア開発コンサルタントである著 者による、ディルバート的あるいはマー フィーの法則的に同コンサルタント業の遂 行上ぶつかるアレコレへの処世が展開され る一冊。

    ソフトウェア開発というのは、納めるもの は媒体かもしれませんが、機能や品質につ いて「言葉」で定義していくため、往々に して「思てたんと違う」事態に発展しかね ません。 時計という機能のイメージを 「三針式経過表示装置」や、その他の表現 を用いて表現するような世界なのかもしれ ません。

    そういう業種において鍛え抜かれた、本質 的な課題へのアプローチ方法がオムニ

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    2014年05月12日
  • プログラミングの心理学 25周年記念版

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    名著らしいが初めて読んだ。
    さすがに25年も経てば事例は陳腐で技術的・資源な事は進歩しているが、大事なことはだいたい同じ。
    要するにプログラミングというのは人の状況判断であって、単純作業ではないということだ。
    それも個人としての観点や社会活動としての観点でそれぞれ心理的問題は深い。

    チーム・グループに関する話はプログラミングに限定されない話題ではあるが、
    いかに理屈で動いているように見えるプログラマー業であっても、集団心理といったものは働く。むしろより強いのではないかと思う。
    また、チームに関して言えば、個々メンバーは交換できるものでもなければスキルすら定量化できるものでもないという、当たり

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    2012年09月01日
  • パーフェクトソフトウエア テストにまつわる幻想

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    「人間の側面からみたソフトウェアテスト」についての本です。

    ワインバーグはこの本で繰り返し、「テストは情報を得るために実施するものである」と書いています。例えば、

     キーを打つかどうかにかかわらず、何らかのアクションに影響を及ぼす情報を求めるものでなければ、テストとは呼べない。

    といったようにです。

    そして、その情報の質については、例えば、第10章の「テストはキーを打つだけではない」の「よくある間違い」に書いてある、

     4. カバレッジテストが何かをテストした証明になると思っている

     コードのすべての部分を何らかのテストでふれたことを証明できたからといって、その部分が完全

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    2012年05月01日
  • パーフェクトソフトウエア テストにまつわる幻想

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    翻訳された独特の言い回しの文章なので、違和感を感じる部分が時折あった。
    内容は至って当たり前のことが書かれているが、論の展開がうまいのか、得心する事が多かった。
    テストの基礎が押さえられたら、次のステップとして是非とも読むべき入門書であると思う。

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    2011年09月19日
  • パーフェクトソフトウエア テストにまつわる幻想

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    テストの具体的な技法ではなく、テストにまつわる人間の思考と対処法の本。
    あいかわらずの観察眼で色々な気づきを与えてくれる良い本なのですが、氏の他の本をある程度読んでいる人には不要かも。
    6,7割方、既に目にした内容とかぶるはず。

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    2010年08月17日
  • パーフェクトソフトウエア テストにまつわる幻想

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    ネタバレ

    現在も闘病生活が続く G.M.ワインバーグの、日本最新刊。例によって邦題は意味不明だが、原題は "Perfect Software and other illusions about testing"。

    テストは(ソフトウェアに関する)情報を得るため手段であると定義し、ワインバーグらしく、情報を受けとる側の「人間の問題」にまで踏み込んで、テストにまつわる様々な問題や誤謬をあきらかにしていく。もちろん、システム開発をやっている人間には判りきった話なのだが、それを「判っていない人」に説明するためにはワインバーグの助けが必要だ。

    特に日本のソフトウェア業界は高い品質が求められ

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    2010年06月05日
  • コンサルタントの道具箱 勇気と自信がもてる16の秘密

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    読みやすくて良い。

    シンプルだが深いメッセージが多く、
    何度でも読み返したくなる1冊。

    以上

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    2009年12月30日
  • コンサルタントの道具箱 勇気と自信がもてる16の秘密

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    独自のユニークな発想による知恵を習得できる一冊だ。
    長年IT業界でやってきた人であれば納得することが多いことだろう。
    いくつものユニークな法則を編み出して
    法則名も実に頷ける名前となっている。
    ラズベリージャムの法則は広げれば広げるほど薄くなるというものだが、
    イチゴジャムの法則は、粒があればどこまでも薄くならない
    というもの。
    また粒の法則は、何か学びたかったら、全て学ぼうとしては
    いけない、など。
    興味深かったのは、コンサルタントとして相手の発言に対し
    どうやって向き合っていくかという問題の解決に
    合気道からとった、「集中、入身、転換」というパターンを
    エネルギーの調和という観点で取り入れ

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    2009年10月04日
  • コンサルタントの道具箱 勇気と自信がもてる16の秘密

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    20/5/14


    時間
    混乱は時間の無駄である
    時間の無駄の原因は休暇ではない。計画不足である。
    間違いは時間の無駄になる
    早くて雑なものなど無い。早く仕事をしたければ、手際よくやることだ。
    明日にはやる必要がなくなっているかも知れないことを今日やるな。やろうとも思うな

    新しいことを学び、これまでの知識に加え、依頼主とともに試す。

    依頼主はつねに自分の問題の解き方を知っていて、その解答を最初の5分間に口にする

    不調和を保ちたかったら、完璧な調和を目指せ

    相手が奇妙な行動を取っていたら、たぶん奇妙なものに反応しているのだ。それはたぶん自分である。

    努力しながら死ぬより、成功しながら生

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    2011年07月05日
  • ライト、ついてますか 問題発見の人間学

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    お勧めされたため読んでみた。
    昔の本というのもあり翻訳などが分かりづらかった。
    書いてる内容は良かったが一般的な問題解決の本とあまり変わらなかった。

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    2024年10月06日
  • ライト、ついてますか 問題発見の人間学

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    ネタバレ

    思っていたより軽い読み味の本だった。
    『問題とは、望まれた事柄と認識された事柄の間の相違である』はなるほどと思ったし
    タイトルの文言に関するところも納得はした。
    ただ文章自体は訳されているせいなのか平易なのに読みづらかった。

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    2024年06月16日
  • ライト、ついてますか 問題発見の人間学

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    おすすめされたため、読んでみたが、いまいちピンとこなかった。

    ライト、ついてますか?の章は
    なるほど!と発見があった。

    まだ自分には難しかったのかもしれない。

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    2024年03月02日
  • ライト、ついてますか 問題発見の人間学

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    あまりにみんなが「バイブル」として紹介するから実本を買って読んでみた。

    短編集のような感じだから読みやすいは読みやすいが、翻訳が残念なところがある上にアメリカンジョーク的なニュアンスを汲み取りながら読まなければならないため、スッと入ってこない時もままあった。

    内容は要は
    「問題を解く前に、誰の問題か?解くべきか?解いて喜ぶのは誰か?的な根本を見つめ直そうね」
    を言ってるのだと理解した。

    まぁまぁかな。

    人生初の自己啓発本でした。

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    2023年12月31日
  • ライト、ついてますか 問題発見の人間学

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    # 問題と向き合う上で認識しておきたい事例集

    ## 面白かったところ

    * 主人公が問題に対して失敗を冒す小話を例にとって、問題の捉え方を説明している点

    * 相手にとっての問題であることを自分自身が認識していないケースが特に面白くて、色んな漫画の適役を想起させた

    ## 微妙だったところ

    * ちょっと分かりづらい例が多々あった。もともと洋書だからしょうがないけど

    * 「問題」という抽象的な分野に対するアプローチであるが故に、一回読んだだけでは理解が難しい。

    ## 感想

    この本を読んで、短い仕事人生や歴史・漫画鑑賞で培った見聞に色々当てはまって面白かった。

    自分が人間である限り問題

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    2023年10月14日
  • ライト、ついてますか 問題発見の人間学

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    ネタバレ

    問題解決に対する視点を改めて見直すきっかけとなった。
    自分が何かの問題に直面したとき、まず何を問題なのか?と考えることはモノをシンプルに見る術として重要だと感じた。
    しかし全体的な感想として、言葉の表現が理解しづらく読みにくかった。

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    2023年08月07日