谷川史子のレビュー一覧
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乾かすのが面倒になって、ちょうど髪を短く切ったときに借りた漫画。谷川さんの漫画はショートの似合う子が多い。
「手紙」‥大学に入って一人暮らしを始めた女の子の話。お母さんとの葛藤が微笑ましい。
大学に入って、とにかく青春の楽しみのすべてを捨ててでも勉強したかった私は迷わず自宅通学の道を選んだ。親との葛藤も、あるにはあったがそれどころじゃなかったし、それに親がいてくれてよかったことの方が多かった。
その当時は、この漫画にあるような一人暮らし経験に憧れたが、今は人生は人それぞれだと率直に思える。
そして、この漫画にあるような初々しいキャンパスライフやアパート経験をおすそわけしてもらったような気分。
そんなに昔でもない二十歳の頃が、なんだかすごく昔に感じる。処分した日記に書いたことごとは、自分でデザインしたそのノートとともにしっかり印象づけられたままだ。
「ソラミミ」‥就活に悩む主人公とひとつ上の先輩との同棲と失恋の物語。
私は不器用者なので、大事な就活のときに同棲はできない。ご飯作ったり、それなりに綺麗でいたりと、エネルギーが散逸するのが嫌なのだ。
それに同棲してしまうと、失恋した時が私は立ち直れないタイプに決まっているから。最近の女の子は強いね。
先輩のほうはいいのだ。おさんどん係と暮らしの華やぎとしての女の子が家にいるのは(しかも結婚という足かせもない)。しかもこの先輩、悪人じゃないから困る。
大事なのは人それぞれということ。すべては合意のもとであること。いやなことはいやだ。好きなものは好き。この女の子が得たある種の満足感もそこから来る。
それはそうと「優しい言葉は呼応しあう」「ほんとにだいすきだったんだ」という独白は良かった。
「ぽんたろう」‥子どもができて結婚する、というパターンが私の周りにもごく少数いる。ハッピーエンドでよかった。 -
Posted by ブクログ
谷川史子先生の漫画はこれが初。
なるほど、こういう感じか。
この感じ好きです。
感性勝負というか、雰囲気勝負というか…。
この本はおひとり様な女子達が主人公。
おひとり様は彼氏とかパートナーが居ないとか、遠距離恋愛中とか、まぁ、すぐ隣に現在は温もりが無いって女の子と思っていいのか?
そんなおひとり様達が主人公です。
こう…、上手いところついてると思います。
普段は大丈夫でも、ふと寂しくなることだってあるよね!
一人飯も一人居酒屋も行けるけど、ふと誰かと行きたくなることもあるよね!
それぞれみんなおひとり様だけど、無理にパートナーを作ろうともしてなくて、みんなそれぞれ頑張って生きてます。
ガチガチの恋愛漫画もいいけど、こういう寄り添ってくれる系の漫画もいいと思える歳になったんだなぁ。
そんな私もおひとり様です。 -
Posted by ブクログ
おひとりさま、のバリエーションも増えてきて、「一人」にも色んな形があるなぁ…と思わされた4巻でした。
第25話の元彼のお話はわかるなぁという気がしました。
案外と難しいことなんだと思うけれど、別れた相手が幸せになっているのを、さっぱりした気持ちで祝うのって気持ちがいいと思うのです。
別れた理由や最後の頃のことを考えると、二度と関わりたくない相手や、祝う気持ちになれない相手もいるかもしれませんが、一度縁あって出会った相手の幸せを心から祝えるとしたら、それって大人になったってことかな、なんて思います。
今後も色んなおひとり様が出てきそうですが、ほっこりした気持ちになれたらいいな、と思います。 -
Posted by ブクログ
おひとりさま物語も4巻なんですねー。
巻を重ねるごとに、おひとり様のおひとり様度が低めになっていってる気がするのですが…。
中には「お前おひとりさまかよ!」と驚くような主人公までいるので、二次元の読み物にこんな事をもの申すのも大変心苦しのですが、こんなきれいなおひとり様なんか違う!!
なんだこの優雅なおひとりさま。
なんかたまたま恋人いなかったり別れたりしちやったけど、ほっとけば恋人はすぐ出来そうなリア充くさい主人公たちに、ドラマ版ヒモノ女を見たときのようなモヤッと感を感じました。
おひとり様っていうのは喪女ってわけじゃないのですね。
こんな初歩的な事を失念するなんて、うっかりしておりました。
私は4巻最初の母娘のお話が一番好きです。
親子ものはいいですね。ほんわかします。一番感情移入しやすいし。
しかし谷川女史の作品にこんなひがみくさい感想しか抱けないなんて、ずいぶんと荒んでしまったなぁと自分に失望しております。