いましろたかしのレビュー一覧

  • ぼけまん

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    「ぼけまん」
    現実は、物語によって補強されるものだ
    物語を失った現実は、曖昧になりはてる
    つまり「ぼけ」てしまう
    「ぼけまん」には、神聖なるものの守護者や
    此岸から彼岸へと渡る者たちや
    土地に根付く死者といった、神話・伝承的モチーフが
    次々に登場する
    しかしそれらすべて、物語などではありえない
    曖昧な「出来事」なんだ

    「ぼけまん」連載中、311を経て作者は
    「原発幻魔大戦」の物語にはまり込んでゆくのだが…

    「第二の人生」
    グローバル企業の開発した「性転換薬」を
    通販で買ったお爺さんの、いわゆるTSものであるが
    性のアイデンティティーすら曖昧になって
    政治的な賛否しか残らないという
    とてつも

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    2014年06月09日
  • 原発幻魔大戦

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    超能力者のいない幻魔大戦
    ようするにみんな狂ってる
    現実を変えようとする努力が、ぜんぶ現実逃避になってしまう
    とにかく心おだやかに生きていきたいだけなんだ…

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    2012年04月04日
  • 引き潮

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    いましろ作品は好き嫌いがはっきり別れそうなので人には薦めれないですけど、これは好きです。
    あんまり本気出してない感じがまったりしててありかなと。

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    2011年01月31日
  • 引き潮

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    みんな何考えて生きているのでしょう
    たぶんたいしたことは考えてないはずなんだが
    物語の存在を感じてしまうのだ

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    2010年08月06日
  • つりまん

    無料版購入済み

    意外にファンタジー?

    試し読みした範囲だけでは分かりにくいんですが、壮年男性2人が釣りに行く約束をして1日漁業権の切符を買うまでは良いのですが、その後に山の主⁇が出てきます。けっこうボッタクリっぽいです。

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    2025年07月10日
  • 戦争×漫画 1970-2020

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    戦後生まれの私達は、映像や語りでしか、戦争を知らない。それをどうにか理解したい。アプローチは異なるが、どの漫画も不条理な戦争を知らせてくれた。

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    2023年03月23日
  • 戦争×漫画 1970-2020

    購入済み

    。。。

    心に残る面白さの漫画も一部あったけど、ほとんどの作品は、心の中が『ぽかーん…』となる『え?ここで終了なの?え?』ってなるよくわかんないなぁって印象でした。

    戦争ってもしかしたらそれだけ訳のわからないモノなのかもしれないなぁ…と自分なりに思ってしまった。イマイチなんだかワカラナイ、得体の知れないモヤモヤしたへんてこりんなナニカ。

    よくわかんないけど多分「空虚」に近いモノのような気がしました。

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    2021年07月18日
  • 原発幻魔大戦

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    「悪魔の最大の詐術は『悪魔はいないと思わせること』」原発推進、容認は「幻魔」とみて「幻魔大戦」の名を平井和正先生に許され、大告発!
    脱力系マンガ作家であったそうだが、“NO NUKES”に感情を高ぶらせデモにも参加し、それを作品として発信している。
    大江健三郎が原発の安全を云々する資格はないだろう。彼が学生デビュー時代に「日本の恥」と斬捨てた自衛隊はいまも存在している、オキナワノートで嘘ついたことは裁判所も認めた婆男。
    原発を止めるのは専門家の意見しかないか?

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    2021年01月27日
  • ぼけまん

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    中間あたりに収録されている、初期のいましろさんの絵? の作品がありましたけれども、結構良かったですねぇ…ギャンブル中毒の男が他人をだまして金を取り、その金で勝負するも結局負けてしまう…といった話でして、なんというか、人間そのものを表わしているというか…うまくは言えませんけれども、とにかく「刺さる」話だったことは確かです!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    他は鮎釣りの話とか…特に興味のないお話が多かったですねぇ…(笑)

    そして、ラストにはまた…! 原発だのTPPだのそれらに対しての、いましろさんの意見みたいなものが反映されている気がして少々白けた感じが…。

    つまりは今は「漫画など描いているバヤイ

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    2018年03月28日
  • 新釣れんボーイ

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    面白いですけれども、少々政治に対する愚痴が多いかな、という印象…。大事なことなんでしょうけれども、こうも畳み掛けられると読むのがしんどくなってきますねぇ…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    今はエンタメ漫画なぞやっているバヤイではないっ! というのがひましろ先生の主張みたいです…。

    まあ、そうは言っても趣味の釣りなどはやっておられ、遠征で地方に飛んだり…その行動力には驚かされますね! 釣りとかしたことないので分かりませんけれども、ハマれば地方遠征とかしたくなるものなんでしょうか…?

    このシリーズ、これから続くみたいですね! それにしても三茶に住んでいたんですねぇ…ひましろ先生…。

    ヽ(・ω・

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    2017年12月02日
  • 新釣れんボーイ

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    永遠につづくであろう日常の細部にこそ
    人生の本質は宿るのだ
    漠然とそんなことを考えているうち
    漫画家ひましろは老いていた
    自然はいつまでも幼い
    人間存在だけが取り残されていく!

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    2016年11月26日
  • 永遠のケツ

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    ああ、なぜわたしはこんなにも
    女のケツが好きなのか
    その根本的な原因を、夢の世界にたどることで
    生きる理由、生きる目的が見えてくるかもしれません
    寝て暮らしていけるカネさえあれば…

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    2016年11月26日
  • 永遠のケツ

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    エロいことばっかし考えている独身のおっさんのお話です…基本、面白いんですけれども、著者の、安倍政権に対する批判みたいなものが作中に織り込まれており、そこがなんだか微妙ですねぇ…あんまり漫画にそういった思想みたいなものは入れない方が…なんとなく興ざめですけれども、しかし、面白いことには変わりないですよ!!

    という感じでいつものいましろ節が炸裂していました…時間を置いてまた読んでみたいと思わせる作品ですねぇ…。

    さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

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    2016年05月21日
  • 原発幻魔大戦 日本発狂編

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    これを読んでみてデモが趣味じゃないのにデモに出ざるを得ない。過激でも無い普通の人がデモに参加しているって事が何を意味するのかって事を改めて考えさせられた。
    原発の事って結局政治と関わらないミュージシャンぐらいしか発言しないしな・・・
    個人的に政治やら原発やらへTPPへやらへ全く興味が無い人って言うのは他人はおろか自分にも興味が無いのだろうなって読んでて思った。

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    2015年07月14日
  • 原発幻魔大戦 日本発狂編

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    本質のない議論に振り回されて
    スマートフォン片手にひたすらおろおろするしかない人のスケッチ
    危機の本質を見失っている以上、
    現実逃避をすることと
    現実逃避をしないことの間には何の違いもない

    なんらかの手段を講じない限り、第二の事故はまぬがれないはずだが
    結局そっちのほうには誰も注意をむけないままだ

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    2013年09月16日
  • 原発幻魔大戦 首相官邸前デモ編

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    もし仮に、第2の原発事故が起こったら
    それは外国の直接的な介入を促す口実になるだろう
    その結果、日本の国土において米中が衝突する事態もありうる
    …というのは僕の個人的な妄想ですが
    それにしても不安の多い昨今であることよ
    目をつぶったほうがいろいろ楽なんじゃないの?という気持ちもわかる
    わかったところで、ありがちな問題をひとつ
    心理テストみたいなものだ
    「デメキングの襲来を最も待ち望んでいたのは誰か?」

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    2012年12月14日
  • 引き潮

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    漫画家としてのいましろたかしはもう終わったのかもしれない、とこの作品を読んで更に痛感させられた。
    緑内障を病んで漫画を描くのが辛いのは理解できるのだが、それを差し引いても漫画の魅力が決定的に欠けてきているのだ。
    漫画家に見切りをつけて養成学校の講師に仕事を求めるスタンスは面白いのだが、それを知ってしまったが故に切羽詰まって捻り出しているような今作はやはり読んでいて厳しい。
    絵そのものは仕方がないとしても、性病ネタで二回引っ張るとか・・・もうね。
    「化け猫あんずちゃん」で盛り返したと思われたその才気をどうにかまた取り戻して欲しいのだ。
    また帯にはろくに面識もないであろう4人もの著名人の

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    2010年09月21日