川端康雄のレビュー一覧

  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    A good read but I’m still traumatized from the animation… and it still gives me creeps. Bought 1984, but don’t gotta a courage to read it after this one…

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    2025年10月25日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    動物農場の指導者になる豚たちは旧ソ連の指導者たちを模しているが、この話は現代日本にも通じるものがあった。恐ろしいのが、終わりのない辛い労働と少ない配給、働けなくなった仲間を馬肉屋に売られたことに気づいても止められず流されていく、自分たちも同じ道を辿るのが明白なのに、今が辛いのに昔を思い出せなくなって、比較すらできない支配される動物たち。そして憎んでいたはずの人間と変わらない存在になっていく豚たち。
    今回の参院選で、ヘイトスピーカーとそれに踊らされる大勢の人を思い出させ、暗澹たる気分にさせられた。

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    2025年07月28日
  • ユートピアだより

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    いろいろな場所でよく見かけるモリスのデザイン、この本も表紙に惹かれて手に取りました。モリスが理想とする社会主義の世界。まさに理想郷。

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    2024年10月23日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    物語の形で、ソ連批判のメッセージを伝える。言葉の力を感じさせられた。それが冷戦下にアメリカに利用されたのも皮肉。

    <ものを生み出さずに消費ばかりする生き物といえば、人間ぐらいしかおらぬ>

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    2024年09月24日
  • ジョージ・オーウェル 「人間らしさ」への讃歌

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    動物農場、一九八四年を書いた作者の評伝。
    動物農場を読む前に、まず、事前学習として読んだ。
    本書を通して、作者の生い立ち、時代背景を知ることで、より作品にのめり込めると思う。

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    2024年10月04日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    ネタバレ

    本作品もテーマが著者オーウェルの代表作「1984年」の中で描かれる「ニュースピーク」に重なる。

    それは「全体主義の恐怖政治」において、法(作中では7つの掟)や歴史の解釈(作中では追放された元リーダーのスノーボールが活躍した事実)がこっそり政治の中枢で改訂され、それが知識人らによって流布され、大衆が簡略化されたスローガンを連呼して全体主義が浸透していくという流れ。

    資本家の象徴として描かれる元荘園主を追い出して動物による動物のための農場を作ったリーダーのナポレオンだったが、最後は隣接する農園主の人間と密会を重ねるうちに豚のナポレオンが2本足で歩くようになり、服を着るようになり、人間と見分けが

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    2023年12月07日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    ネタバレ

    岩波文庫と中央公論新社(絵付き)を併読。オーウェルがなぜこれを書いたのかを学びつつ「おとぎばなし」を読めてよかった。人間を追い出した動物たちの農園でも、やはり支配する側とされる側の構図は変わらない。権力者は利権を守ること、支える側をいかに従えるかが命題となる。自分も支える側の一人として、闘った多くの動物よりも、現状の中にあった喜びを求め農園を出て行った馬のモリーが印象的だった。様々な立場と力量で考え動く動物たちを、読み手のように一歩引いて俯瞰でみることって大事だなと思った。

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    2023年11月02日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    ネタバレ

    一気に読み切れました。
    なんとも言えないもどかしさが続きながらも、最後の反乱を期待しつつ一気にに読み切らされたという感じです。
    動物に擬態化することで切なさや滑稽さが自然に感じられました。

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    2023年05月06日
  • ジョージ・オーウェル 「人間らしさ」への讃歌

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    ジョージ・オーウエルの「1984」を読み、「1984」を理解するためには、やはり彼の生涯を理解する必要があると思い、本著を手に取る。
    彼自身が支配する側と支配される側の両方に身を置き(意識的に)、また、ナチスドイツ、ソ連、詰まり、国家社会主義、共産主義が独裁管理国家となることを直に体験していたからこそ、「1984」は必然的に世に出ることになったのだろう。
    彼の深い洞察力が、物事の本質をつくことを可能とし、物事の本質とは、現在にも通じる普遍的なことなのである。
    だからこそ、今、「1984」を読むべきだと、改めて感じた。

    以下抜粋~
    ・「ナショナリズム覚書」で説明しているように、「パトリオティズ

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    2023年07月02日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    おとぎばなしというサブタイトルの通り読みやすい本ではあったが、内容については子供が理解できるのかという疑問は残る
    ソ連についての社会風刺を題材として書かれており内容もそこそこ歴史を周到しているとは思うが、私は本文よりもその後に挿入されている「出版の自由について」という序文に、より興味をひかれた
    現代日本においても有害図書の指定など中世の黒歴史を想起させるような悪法が存在し、明らかにその法自体が害を為しているわけであるが、この本をきっかけに法規制等の妥当性についても関心が深まり、社会へ目を向ける一助になったと感じている

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    2022年09月16日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    ネタバレ

     動物たちが自由を求めて立ち上がるも、徐々に獲得した自由が束縛されていき、結局は最初の状態に戻っていく..
     ..といった内容に共産主義批判にテイストした内容。


     アイロニーでシニックな文章を好む人にオススメ

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    2022年09月05日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    佐伯塾長の推薦本。共産主義を皮肉たっぷりに動物(しかも豚)に置き換えて痛烈に批判している。
    政治に疎くとも世界がどのような政治思想で動いているのかをざっくりと理解することができる。

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    2020年12月10日
  • ジョージ・オーウェル 「人間らしさ」への讃歌

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    動物農場、1984、そしてそれらに収録されていた「絞首刑」「象を撃つ」といった短編でしかジョージ・オーウェルには触れてこなかった。全体主義が導く破局を鋭く告発する作家、という印象だ。おそらく、多くの人がそういう印象を持っているのではないか。
    この新書は、200ページ超のボリュームに彼の生い立ちや事件、思想の変遷、そして執筆された作品群をとりまとめ、ジョージ・オーウェルという人物を立体的に描き出している。
    オーウェルその人は、作品自体の偉大さゆえに本人の人となりも作品と等価に考えられがちだ。しかしここには"decency"に拘った一人の思想家の姿がある。

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    2020年08月17日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    資本主義と社会主義の対立が動物を用いて風刺的に描かれていた。個人的には結構好き。

    結局は「理想郷なんて人には無理」ということを動物というキャラクターを通して伝えられているように感じた。

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    2020年06月05日
  • ユートピアだより

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    やっと読めた!
    社会主義”ユートピア”が達成された世界を描いた本。全ての労働は喜びになり、貨幣や法律はなくなり、人々は豊かになる。
    歴史はその達成が難しいことを証明しているから、否定をするのは簡単だけれど、良いところを学びながら、より良い世界を作っていきたい。

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    2017年10月30日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    ネタバレ

    動物たちが反乱をおこして人間を追い払う。
    そして独立した「動物農場」はどのような共同体になっていくのか?
    1945年に出版された作品で、
    ソビエト連邦の真実をあぶりだしたようなおとぎ話だということです。

    以下、ネタバレありです。

    人間に完全に支配されている動物たちの蜂起は、
    はじめ平等と平和という理念のためでしたが、
    反乱が成功してからはちょっとずつ変容していく。
    知識階級が牛耳るようになっていくのが
    悪い方向へ行く徴候なのだけれど、
    外敵がいるから知識階級が指示をだしたり計画を練る立場に
    ならざるをえないんですよね。
    そして、知識層の「ぶた」たちには公共心が薄いところが、
    他の動物たちに

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    2025年07月10日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    Animal Farm(1945年、英)
    共産主義を批判した寓意小説。動物農場はソビエト社会主義共和国連邦のアレゴリーである。メージャーじいさんはレーニン、ナポレオンはスターリン、スノーボールはトロツキーをモデルとしている。ユートピアを目指していたはずの農園が史上最悪のディストピアへと変貌していく逆説は、人類が忘れてはならない歴史の教訓だ。

    しかし、これを読んで「共産主義怖すぎ」と他人事のように言っていられるほど、世界は単純ではない。作品は1944年2月に脱稿していたにも関わらず、その発表は翌年8月17日まで待たねばならなかったという事実がある。日本のポツダム宣言受諾から2日後、米ソの冷戦時

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    2022年12月23日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    ネタバレ

    ソビエトを風刺した寓話的作品。

    1984の後に読んだので、あっさりした感じがした。

    スノーボールとナポレオンという指導者が、トロツキーとスターリンを指してるを指していることは一目瞭然だった。政争に勝ったナポレオンが暴君のようになっていく過程が不気味であり、面白かった。

    ジュリアという砂糖とリボンが好きな雌馬が、個人的には好きだった。資本主義を代表しているような感じがして。

    付録には、動物農場がなかなか出版できなかった経緯が語られている。また、ウクライナ語の序文では、出版までの経歴が語られている。

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    2025年09月10日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    本の三分の一が解説(読んでない)

    これからどうなっていくの?と思ってたら突然終わったのでびっくりした。

    風刺的な物語なのは想像つくけど、歴史が苦手だからうーん。わからない。

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    2025年07月01日
  • 動物農場 ――おとぎばなし――

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    3種類の動物農場を読み比べたが、この岩波文庫は2番目に興味深くわかりやすかった。ひらがなが多く、小学高学年くらいなら読めると思う。

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    2025年05月11日