くまおり純のレビュー一覧

  • 鳥葬 -まだ人間じゃない-

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    ネタバレ

    主人公のネットに対する考え方がかなり変わっていて、完結したひねくれさだなと思った。自分が切り貼りされて拡散されるのが嫌っていうのはプライドが高いだけなような気もするけど、やってることがやってることだし仕方ないのかな。終始暗さが一貫してるのが逆によかった。あとあとがきがないラノベは初めて見たかもしれない。

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    2014年01月14日
  • 鳥葬 -まだ人間じゃない-

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    クソガキだろうがそうじゃなかろうが子供は”まだ人間じゃない”のだが、社会的な扱いがどうであったとしても罪を犯せば何かしら心に楔が撃ち込まれるものだ。
    傷が残らない程度の小さな罪を繰り返すことで子供は少しずつ学んで普通の人間になっていくが、その過程を飛び越えて取り返しのつかないことをしてしまったとき、環境がその子供を普通ではいられなくしてしまう。

    途絶えることのないSNS上の炎上騒ぎも無知ゆえに行われたものもあるだろうし、炎上するそれ自体を英雄的行為と捉えて行ったものもあるだろう。
    そして炎上している現在に後悔することができなくても、それを拡散し記録する仕組みがある以上、いつか過去の自分と向き

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    2013年08月31日
  • ワールズエンド・ガールフレンド

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    展開はかなり早くに読めるが、最後に一捻り待っていて、好みではないが興味深かった。

    語りの軽さと物語の低調音の重さのギャップが私には面白かったがダメな人にはダメだろう。

    少なくとも著者の他の作品が読みたくなる程度にはじゅうぶんおもしろかった。

    余談だが登場人物の名前からすると、この人は金沢市出身なのだろうか? それとも毎回適当な場所から名前を拾う習癖なのかしら?

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    2013年01月16日
  • ワールズエンド・ガールフレンド

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    ネタバレ

    ひたすら淡々とした、あっさりとした描写で進められる物語世界に待ち受けていたのは、何とも背中が寒くなってしまうようなものでした。異なる3つの時間軸が入り乱れることで、物語世界の全容がつかめぬまま、読み進めていました。勘のいい人なら、途中でオチに気づいてしまいそうですが、それであってもこちらに幸せについて問いかけるようなラストに心が乱されるようでした。彼女はそうであることを選んだけれども。彼はそうであることを選んだけども。せめて、世界の終わりで彼らが逃げないで向かい合うことがあることを祈りたいです。

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    2012年01月22日
  • 雪の日にライオンを見に行く

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    気の強い転校生のアズサといつも従兄弟の陰に隠れて、何も言えなかったユイト。デコボコの2人が徐々に馴染んでいく。意外と辛辣なクラスメイトもいろんな個性を許容できる良い子たちと思う。

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    2025年10月03日
  • 拝啓 彼方からあなたへ

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    ネタバレ

    「私が死んだらこの手紙を投函してほしい」と中学時代に手紙を預かった友人が自殺で亡くなり、手紙用品の店を経営する詩穂は、その手紙を投函するか悩む。
    ふとしたことから店の常連である城山がその手紙を読むこととなり、友人の自殺について疑問を持つようになるが…。

    2章目から違う手紙の話が始まったので、連作短編集だったのかなと読み進めていたら、段々友人の自殺の真相に迫っていき、新たな事件まで。

    モラハラ気質の嫌な奴ばかり出てくるので、あまり読んでいて気持ちよくない部分も。優しい人みたいになってるけど城山の過去の話も大概だと想う。

    そんな中優しく育った城山の息子の手紙の話が好き。父からもらったものは名

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    2025年07月12日
  • 犬がえらんだ人 捨て犬ドンとおじさんの命のものがたり

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    これまで多くの動物を救ってきたマルコ・ブルーノさんと愛犬ドンの本当にあった物語。どの動物もいい人に巡り合ってほしいと願う。

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    2025年06月18日
  • 犬がえらんだ人 捨て犬ドンとおじさんの命のものがたり

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    飼われている動物は飼い主のことをどう思っているのか?生まれ変わったらまたこの人と一緒に過ごしたいと思ってくれるのか?
    例えば、猫。野良ちゃんで悠々と過ごしていたのを家猫に無理矢理した飼い主をどう思ってるんだろう?もう捕まらないぞ!なんて実は思われてたらショックだな。
    この本では、犬が前の飼い主から虐待を受け、捨てられますが、こういった酷いケースは別として、飼い主がとても可愛がっているつもりで、ちゃんとお世話しているつもりの一方で、動物はどう思っているんだろう…と考えさせられました。

    動物から選ばれる人になれているのか?
    なれていたらいいな。

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    2024年07月13日
  • 雪の日にライオンを見に行く

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    唯人は母親と二人暮らし。近くにいとこの洋平一家が住んでいて、いつも洋平に助けられている。
    そんな唯人と洋平のおじいちゃんは中国残留邦人、二人の父親も中国で生まれて大人になってから日本へやってきた。
    そしてアズという転校生。大阪にやってきたが大阪が嫌い。
    二人ともクラスには馴染めない。そしておじいちゃんも日本に帰ってきてよかったのか悩みながら生きている。
    皆が本当にこの居場所が好きでいるわけではない。仕方なく、のこともあれば、何となく、のこともある。
    唯人とアズはクラスから浮いているが、縄飛び大会でクラスが一つになったとき、ふたりも仲間になっていく。

    小学生であれ、子ども達はシビアだ。ちょっと

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    2023年07月23日
  • 雪の日にライオンを見に行く

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    クラスメイトの子優しすぎんか?
    上手く喋れない子にここまで優しくできるもんなのかなー
    小学五年生の設定か…うーん。
    中国語がちらほらでてきて、また中国語勉強したくなった。

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    2023年06月18日
  • 雪の日にライオンを見に行く

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    タイトルがいいですね。このライオンのいる動物園には何度もいったことがあるけれど、ライオンは大体寝ている。

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    2023年04月03日
  • 雪の日にライオンを見に行く

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    児童書。小学校高学年位~他者理解を深めるきっかけになりそうな一冊。
    主人公の唯人が中国残留者の子孫という設定は、今の子どもにとっては難しいかもしれない。
    でも、地方からの転校生の梓の疎外感と絡めることで、心情がわかりやすくなっているように思った。
    言葉や文化が違う場所での生活は、大変なことも多いけれど、そんな中でも心を開ける友達や家族がみつかってよかった。

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    2023年02月28日
  • ラグリマが聞こえる ギターよひびけ、ヒロシマの空に

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    クラシックギターに興味がある方にはぜひ読んでいただきたい。
    このストーリーは事実起こったことをベースに作り上げられました。被曝したギターでの演奏も行われているようです。
    ラグリマ、クラシックギターを始めると割と早いうちに演奏をする曲です。とても美しく心を打ちます。比較的弾きやすいのでクラシックギターをやっている方はほぼ皆さん弾いたことがあるはずです。
    漢字にルビが振ってあることを見ると、小学生対象に書かれているようですが、もちろん大人が読んでも大丈夫。

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    2022年05月09日
  • ラグリマが聞こえる ギターよひびけ、ヒロシマの空に

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    被曝ギターに関するお話。主人公は小学生五年生。字が大きく、ふりがなつき。「ラグリマ」の曲が分からなければ、心に響いてこないかも。

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    2022年01月03日
  • 拝啓 彼方からあなたへ

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    想像してたのとは違ってかなりサスペンスだったけど、おもしろかった、けどしんどかったー。主に加島とのやりとりが。

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    2021年05月22日
  • ラグリマが聞こえる ギターよひびけ、ヒロシマの空に

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    被爆ピアノは知っていたけど被爆ギターは知らなかった。

    それほど戦争のことに触れられている話ではなく、父親が死んでしまってからギターを弾かなくなっていた主人公が、その祖父のものであったギターを持ち出した老人と出会い、お互い変わっていく話でした。

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    2021年03月13日
  • ワールズエンド・ガールフレンド

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    ライトノベルを超える!と某所でみかけて期待しすぎたみたい。
    軽く読めます。まぁ、オチはわかりやすいというか。それ以外に考えようがないというか。

    オバちゃん世代は逆タッチじゃん、と思いました。

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    2015年06月02日
  • 禎子の千羽鶴

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    【ノンフィクション】禎子の千羽鶴 広島の原爆にあった佐々木禎子さんのお兄さんが書いた話。小学生に読み進めやすい文で戦争のもたらすむごさ、悲しみが見にしみました。

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    2014年01月13日
  • ワールズエンド・ガールフレンド

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    双子と友達以上恋人未満な関係でモニョモニョしてたら
    双子の片割れが事故で記憶喪失に.

    そんな感じの恋話.

    サブタイトルは日付で統一.
    そして話が行ったり来たり.
    この手法ってば苦手なんだよなぁ….

    本の前から後ろに時間が経過して行ってくれないと.
    途中で「あっちがああなってたときこっちではこんなことが」
    って流れならそれほどキライじゃないんだけとも.

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    2013年08月08日
  • ワールズエンド・ガールフレンド

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    何とも言えないラストだったなと思います。

    スッキリ終わるお話が好きなので、

    消化不良と言いますか。

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    2013年07月11日