鳥葬 -まだ人間じゃない-

鳥葬 -まだ人間じゃない-

649円 (税込)

3pt

4.0

少年達は「殺人」という過去に振り回される。

幼なじみが死んだ。
ラブホテルで。首を吊って……。
他殺か? 自殺か?

事件の前日、死ぬ間際の八尋から送られた「過去に殺される」というメール。
ある日届いた、「次はお前を殺す」という謎のメッセージ。
八尋がインターネット上で自慢した「殺人」という偽りの記憶。

主人公・陵司は、八尋の葬式で再会した旧友・桜香と共に、事件の真相を探り始める。かつて「殺人」を犯した陵司の過去を、自分の過去のように振り回し続けた八尋を襲ったものの正体は?
八尋の死が、「殺人」以降関わりを絶っていた5人の少年少女を再び結びつける。
……一体、誰が、八尋を?

『ストレンジボイス』『パニッシュメント』『ペイルライダー』の学園三部作にて根強い人気を誇る、鬼才・江波光則が新たに送る、青春群像ミステリ! 乞う! ご期待!

――あのとき、俺たちはまだ、人間ですらなかった。

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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鳥葬 -まだ人間じゃない- のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2018年11月12日

    『パニッシュメント』と同じくいろいろ事件起る青春小説
    お話はとっても良く出来ていて
    では文学の偉いひとたちと何が違うかといったら修辞修飾なのだろうか
    題材の比喩が直接的だから足りないのだろうか
    全時代的なことがにんげんのほんしつに迫るあれなのだろうか
    さっぱりわからないが
    この作品がこの形として充分...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年08月31日

    クソガキだろうがそうじゃなかろうが子供は”まだ人間じゃない”のだが、社会的な扱いがどうであったとしても罪を犯せば何かしら心に楔が撃ち込まれるものだ。
    傷が残らない程度の小さな罪を繰り返すことで子供は少しずつ学んで普通の人間になっていくが、その過程を飛び越えて取り返しのつかないことをしてしまったとき、...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2013年07月11日

    オチが読めていたのはまあいいとして、なんかウジウジとどうでもいいことですっと悩んでいたなあ、というのが読み終えた感想。
    もっと悪意や絶望を掘り下げて描いてもよかったのでは、と思ったが、主人公がすでに成長しきっていて解脱の域に入っているからなあ。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2014年01月14日

    主人公のネットに対する考え方がかなり変わっていて、完結したひねくれさだなと思った。自分が切り貼りされて拡散されるのが嫌っていうのはプライドが高いだけなような気もするけど、やってることがやってることだし仕方ないのかな。終始暗さが一貫してるのが逆によかった。あとあとがきがないラノベは初めて見たかもしれな...続きを読む

    0

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