山本容子のレビュー一覧

  • つづきの図書館
    むしろ大人向けなのではないかと思うほど、寂しくて幸福なものがたり。

    昔読んでも魅了されなかったろうし、今になって手に取って、良かった。
    本って本当に巡り合わせだな。
  • つづきの図書館
    たぶん児童書なんだろうけど、内容は子供向けのような大人向けのような。子供が読んでも面白くなさそうだな、と。主人公は職を失った離婚経験ありの『おばさん』。どれもじんわり、やさしい話。最後の章では思わず泣きました。

    確か名作クレヨン王国シリーズのシルバー王妃二十歳っていう設定だったなあ。それでも子供心...続きを読む
  • つづきの図書館
    連作短編4編.
    裸の王様,オオカミと7人の子ヤギの狼,瓜子姫の天邪鬼,「ふたりはなかよし」の幽霊達が,読んでくれた人の続きを探す物語.そしてその続きを探す手伝いをしながら、にわか司書の桃子も失っていたもの見つける,とても良かった.
  • つづきの図書館
     本の中の人物が読者のつづきを知りたいと言って本から飛び出してきて…というお話。柏葉さんがあとがきで仰っているように、昔自分が読んだ本の登場人物に今も気にかけてもらえるというのは嬉しいことだと思う。そんなつづきを知りたがるはだかの王様たちの温かい心と思いやりに癒され、桃さんと同じく元気をもらった。そ...続きを読む
  • つづきの図書館
    自分のことを読んでくれた人の続きがきになる登場人物が登場します。彼らとの交流をつうじて人づきあいが苦手な桃さんがかわっていきます。
    ラストはせつないけど今後、彼女の人生が前向きにかわっていくんだろうなって期待できそうで心あたたまります。
  • つづきの図書館
    ファンタジーと思って読み始めたのに、最初の話で「いや、これは大人用なのだ」と気づき、そのままのめりこんでいっきに読み終えました。
    都道府県で選ばれる「優良図書」とやらに選ばれていたようですが、これは大人が後ろを振り返る本だと思いました。決して後悔するとか、そういうのではないけれど。郷愁を誘うというも...続きを読む
  • つづきの図書館
    児童書だけど、内容は大人向けのような気がする。表紙も今どきの子には手にとってもらえない感じ。最後まで読むと表紙の色には納得だけど・・・。山本容子さんのイラストはステキです♪
  • 京都遊び 三十三景
    銅版画家の京都本。
    色々なお店が紹介されており、そのほとんどが、大人が遊べる、楽しめるお店たち。
    4割くらいのお店は、私も行ったことがあったけど、また行きたいなーと思っている場所ばかり。
    次回行った時には、ここに行きたい!と思った場所に行ってみようと、メモりました。
    京都は、大人になってからハマった...続きを読む
  • つづきの図書館
    本が好きな人にもそうじゃない人にもきっとある忘れられない一冊。
    本にも同じように忘れられない一人がいるとしたら――。

    そんな“忘れられない一人”のつづきが知りたくて、本の中から出てきてしまった登場人物たちと新米司書(でも40過ぎ)の桃さんの奮闘が面白い。

    ベソちゃんの正体と桃さんが誰に手紙を書い...続きを読む
  • つづきの図書館
    最近、つまらない児童書ばかりに当たっていたので
    我慢ならず
    当たりの多い柏葉幸子さんの本を読む。

    王様たちがなかなか帰らなくて
    ひっぱりすぎじゃないの〜
    と思いながら読んでいたけれど!
    手紙のこともすっかり忘れていたけれど!

    最後!
    最後にぎゅっと意味が詰まっていて
    感動した( ; ; )
  • つづきの図書館
    ドラマチックな展開だった。大人が読んでも物足りた。桃さんや王様のキャラクターが良い。オオカミ(ロボ)の話が好き。
  • 山本容子のシュールなフランス語講座
    フランス語の名詞における男性形・女性形という点に着目したエッセイ。これまで力技で暗記しようとしていたが、この考え方はなかった。イメージを膨らまし派生語にまで視野を広げることもできそうだ。(とても慣用句とかまで目を通す心の余裕なんてなかったからな。辞書=宝の持ち腐れもいいとこ)
    ちょっとした作品集にも...続きを読む
  • パリ散歩画帖
    包装紙に描いたイラストや、見つけたものをコラージュした作品が楽しい。
    文章に惹きつけられるところはないのですが、作品を見ながら読んでいると、パリの街を楽しんで旅している様子が伝わってきます。
    本の装丁も可愛らしくて好き。
  • つづきの図書館
     誰かに気にかけられる人はしあわせ。
     誰かを気にかける人はしあわせ。

     誰かの人生の「つづき」を気にかける。
     途中まで読んだ本のつづきが気になるように。

     色々な本の中から飛び出した登場人物(?)たちが、
     新米おばちゃん司書とドタバタを繰り広げます。
     自分の本を読んでくれていた誰かの、「...続きを読む
  • 山本容子のシュールなフランス語講座
    以前に、山本容子さんの個展に行ってから彼女のファンになりました。
    簡単なフランス語の習得方法などが素敵な版画とともに綴られています。
    これを読んだからと言って急にフランス語が得意になったり好きになったりするわけではないと思いますが、すごく楽しみながら読めます。
    私は版画のテキストが気に入って購入しま...続きを読む
  • パリ散歩画帖
    とにかく可愛らしい色彩の版画に惹かれて買いました。
    眺めるだけでも十分楽しめます。
    マルシェに売っている何気ないモチーフがこんなに素敵な版画に変身しちゃうのですね☆
  • 山本容子のシュールなフランス語講座
    現代銅版作家山本容子さんが紹介するフランス語の学び方
    柔らかく色彩豊かな銅版画を見ながらフランス語が学べ、楽しさ一杯
  • 山本容子のシュールなフランス語講座
    min「おもしろかった!みんな第二言語やってる?」
    ラファエル「中国語やってました」
    かのと「中国語やってみたい」
    min「みんな中国語!?」

    min「この本を読むと絵を見て言葉の歴史がわかるかんじ」
    ラファエル「文化的な?」
    しまざき「フランスが分かる感じですか」
    min「作者のエピソードから描...続きを読む
  • 青春の玉手箱
    審美眼を養うには
    子供の頃から
    いろいろ興味を持つこと
    なんだと思う。
    私も上村松園の絵、
    好きです〜。
  • パリ散歩画帖
    山本さんの色遣い、大好きです。
    本当にセンスがいいな〜って思う。

    読み物としては物足りないけど
    かわいいから★は4つ。