いくえみ綾のレビュー一覧
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ネタバレ中篇2作が収録。って感じですかね。
表題作の「ベイビーブルー」より、もう一篇のほうの作品「10年も20年も」が、途轍もなく好きです。たぶん、いくえみ綾の作品の中で、一番好きだと思う。めちゃ正直に本音を言うと、そらもうこれより後の作品の方が、絵がどんどんと上手くなっていっていると思うので、この時点では「うーん、いくえみ綾、この時、まだ、あんま、絵、上手くないよなあ」とか、死ぬほど生意気な事を思ってマジごめん、って感じですが、
まあ、とにかく。「10年も20年も」は、本当に本当に本当に好き。もう100回以上読み返してると思うのですが、どれだけ読み返しても、全然飽きません。
圧倒的に瑞々しい。といいましょうか。なんというか、全然、少女マンガ、って感じはしない?気がしないでもないですが、まあ、抜群に青春ド真ん中、だと思うのです。「あの感じ」というものを、どうしてもう、これほどに見事に漫画化できたのか?物語化できたのか?本当に凄い。
なんといいますか、もう、芸術。としか、言いようが、ない。あまりにも名作過ぎて、おいちゃん、もう、泣いちゃうよう。って感じですね。
江口暁洋が、年齢誤魔化してラブホテルで清掃のバイトしてた時に、自分の実の母親が、知らない男とホテルに来ているのを知ったときの、江口のあの絶望感。
小梨実が、水泳部の練習の時、泳いでいるとき、カツ丼に向かって泳ぐ、って思うあの気持ち。
あともう、その他モロモロ、この作品を形作っているエピソードのほぼ全てが、あまりにも美しいんだよなあ。もうね、どうしようもなく好きです。
自分の人生を生きてて、この作品に出会うことが出来たっていうのは、まじラッキーでしたね。知らないまま死んでたかもしれないんだもん。それを考えると、いやもうラッキーって、どこに転がってるか、わかんねえもんですね。 -
購入済み
そろえてちょうだい とは?
タイトルを見たとき、強気だな。おもしろいから、全巻そろえろという意味だよね? と思いました。50巻とかになっちゃうと、そろえるのたいへんだ。5巻(0巻入れると6巻ですが)のうちに、いっきにそろえておこうと、全巻買いました。かわいい。猫ちゃんたちかわいいよ。何巻出ても、ずっとそろえつづけたい。蛇足ですが、タイトルの意味は、わたしが思ってたのとは、ぜんぜんちがいました。
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Posted by ブクログ
ネタバレいくえみ綾、めちゃんこ好きです。もしかしたら、この世で一番大好きな漫画家かもしれない。と言ったら、ちょっと大げさすぎですが。何故これほどまでに、自分にとって、心の底から「しっくりくる」漫画を、描いてくれるのか。しかも、とてつもない数のの作品量で。とんでもねえな。ホンマに凄いですねえ。
でもまず、俺、40歳の中年のオッサンなのですが、なのですが、それにも関わらず、一応は?少女漫画家、に属すると思われる、いくえみ綾を好き、というのは、ハッキリ言って、ヤバいのではないだろうか。大丈夫なのか。でもまあ、大好きだから、こればっかりは、どうしようも、ないです。いくえみ綾は、少女漫画、少年漫画、青年漫画、とか、あんまそういった分類は、必要ない気がします。「人を描く漫画家」という表現が、一番ピッタリすると思うんですよね。
そんな、いくえみ綾、超絶多作ですが、一応、彼女の代表作?と言う事ができると思われる作品が、この「清く柔く」ではなかろうか?全13巻の、短編が多い彼女にしてみたら、例外的に超絶珍しいんじゃね?っていう、長編作品。まあ、長編、と言いつつも、基本的にはいくつかの短編が集まって、それらが絡まりあい繋がりあい、長い長い一つの作品を作り上げる、という群像劇的な、短編の集合による長編、みたいな、そんな作品だと思われます。
基本的には恋愛漫画だと思うのですが、底にあるテーマは、大変に重い、ものではないでしょうか。
とある人が、自分の不注意で大切な人を死なせることになってしまった(と心の底から思い込んでしまった)場合は、どうしたら、その罪悪感を抱えたままで、生きていかれるのか?
というね、くう。重い。重すぎる。だがそれを、これほどに、見事に、まあ、描き切っておられる気がするんですよ。いくえみ綾は。語弊のある表現かもしれませんが、きちんと、エンターテインメントとして、このテーマを、取り扱っている、気がするんだなあ。凄いよなあ。
春田一恵(はるたかずえ)、ニックネームは「ハルタ」。男です。この人物の、不幸にして若くして不慮の事故で亡くなってしまった、という「不在感」こそが、この物語を動かす原動力なのだと思うのですが、「不在」であることの存在感」という、一見矛盾したような言い回し?が、これほどに世界を動かす力を持つとは。「誰かがいない」という事は、圧倒的に、他人に影響を及ぼすのだな。凄いな、この着眼点、この事実は、とかね、思うんですよね。
なんとなく、映画版の「桐島、部活やめるってよ」と、凄く似たものを感じました。小説版より、映画版の「桐島~」と。あの映画も、桐島の不在感こそが、物語を推し進める原動力になった、気がするのです。
ちょっと違うなあ、と思うのは、「清く柔く」のハルタは、物語の中の登場人物たちにとっては、既に死亡しているということで、リアルに不在なのに対して、読者に対しては(過去のエピソードなどを含めて)読み返すことで、いつでも実在している存在であること。
「桐島、部活やめるってよ」での桐島は、物語内の人物にとっては、すぐにいつでも会うことのできる実在の人物で有るのに対して、観客にとっては、一切画面に登場しないホンマに実在しない存在であること。
というところが、違うなあ、とかね、思いましたね。全然上手く、まとめられないのですが、、、
まあ、なにしろ、いくえみ綾は、素晴らしいですね。ホンマに面白い作品を、ここまで量産できる才能、おっとろしいですね。
あ、この作品、集英社の刊行している作品なのに、2009年の第33回講談社漫画賞少女部門を、受賞しているのです。出版社の垣根を超えている。それもなんだか、でえれえな、って思うんですよね。 -
ネタバレ 購入済み
一気読み。面白い。
いくえみ綾の作品は、ほぼ好き。これは、ほっこりユル系?かな。
くっついてくれてハッピーエンドで良かった。4冊以上の満足感でした。よかった~。 -
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ネタバレ最終巻。楡と日帆が別れてから。最初に思うのは飯島いいやつだなーってこと。楡に自分も楡を太陽だと思ってることを伝えてばいばいっていう岬可愛かった。そこからの楡ね。やっと気持ちに正直になっていいってなってからすごい。抱き締めたり離れ難いとか言ったりキスしたり不安だって言葉にしたり。また一緒に暮らしたいな?って。ママさんきっとずっと楡の中の岬に気付いてたんだろうな〜だからずっと楡って呼んであげなかったんだろうなって自己中解釈かな。すごく面白かった。なんか既視感あったけど。高校生大学生だからこんな感じだけど、大学生社会人でこれやってると結婚とか絡んできて一生気持ち押し殺すことになるよね。感じたことのある感情を第三者の目で見れてなんか複雑な感覚。あと、強いて言うなら楡が岬のことでもう少し必死になってるとこ見たかったな。常連の野村にグイグイ押されてる岬を見て焦ればよかったのに。あ、あと最後のフラットハウスで片寄せ会う2人、いいシーンなんだけど楡は半ズボンでいてほしくなかった。笑
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ネタバレ 購入済み
すごい漫画
すごいよほんと。
すべてが当てはまるわけはないけど、W不倫を解消したいなら、この本を見るべき(笑)
私はこの本に背中を押されて抜け出せたよ。 -
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ネタバレ主要キャラクター
住友糸真 舘林弦 桜井和央 スミレ
舘林弓 国重晴歌 金沢雄大
主人公、糸真は家庭の事情で東京から北海道に引っ越して来た女子高生。弦と和央は幼馴染で、糸真の近所に住むかっこいい男子高生2人組。こんな設定で思いつくのは三角関係の恋愛だけれども、ちょっと違うような、それだけではない様な。全7巻。
出会いのシーンから迷わず弦に落ちてしまった私としては、すごく嬉しくて幸せになれるエンディング。和央との出会いも惜しみなくドラマチックな設定だし、いくら読み進めても読者の心を惑わせる描き方に脱帽。
モテる女、弓さんと糸真母のぽっちゃり設定もいいんですよね。絵もちゃんとぽっちゃり描いてるし。どちらも同性からは好かれないタイプだけれども、敢えて万人に好かれる方向に持って行かない作風が好き。晴歌と金やん、そしてストーカーちゃんの残念組が残念なままなのもいい。誰かを傷つけてしまうことも、考え足らずな行動も、人間くさくて身近に感じられて、だからこそ愛おしく思えてくる糸真ちゃんは、本当に10代の女の子な感じ。
そして欠かせないのが、すみれちゃん!巻末に猫派のいくえみ先生の家にやって来たシロのことが書かれてますが、犬の行動や表情を良く捉えていて、犬と暮らしている人間にとっては果てしない萌えポイント。この漫画になくてはない存在です。
最終章は一度読んだだけでは混乱してしまい、慌てて畳み込まれた感があって、まさにキツネにつままれた状態で、読後若干呆然としてしまったのは事実。あっけなさが悔しいので、その章を二度読みして、やっと作り込みの上手さに気づき、遅れてやって来た感動。全体から見てこの章だけペースが違っている気がするので、もう少しゆっくり幕を閉じても良かったのではないかと思いますが、繰り返し読むことでじわじわ良さが分かって来るので、足りないなと思うところは想像力で補いながら、一コマ一コマ丁寧に読み直しながら余韻に浸ってます。
「ジャンジャン」リピートしながらノリノリで会話しているシーン。校内放送の先生の言葉尻を真似ちゃってるシーン。細部まで丁寧に描かれた高校生のノリがリアルで可愛い。
「やべ 忘れてた!」、「無理」という弦のセリフ、こんなに短い、こんなに普通の言葉なのに、彼の性格や人柄が凝縮されていて、そのシーンを思い出すだけでとても照れくさくなってドキドキします。握手のつもりで差し出された手をつないじゃったり、素直になってみる気になった時の素直具合が、とてつもなく甘かったり。これがいくえみ男子の魅力なんでしょうね。もう少しこの世界に酔っていたいので、現在1巻から再読中。
2018年には映画が公開されるそうですが、漫画自体が映画の絵コンテの様に洗練されて無駄のない作りなので、映像になったところがイメージできます。見たいかどうかは微妙。好きな漫画は漫画として楽しむのが一番なので。
ずいぶん昔に『POPS』等を読んでハマったいくえみワールド。その時以来全く読んでなかったいくえみ先生の、『あなたのことはそれほど』、『いとしのニーナ』、『プリンシパル』を立て続けに読みましたが、この3作品の中では『プリンシパル』が一番好きです。やっぱりハッピーエンドが心地良いのかな? -
購入済み
いくえみさんの中でも凄く好き
祝!映画化!
ってことで、赤ちゃん生まれたその後とか・・・平和でなーんもおこらなそうだけど、読んでみたいな~と思うぐらいほっこりする。
まぁ、しまちゃんにもっとプリンシパルにふさわしく動いてほしかったって意見はあるけれど、納得はするけど・・・でもしまちゃんだし、いくえみさんの話だし、そりゃ仕方がないね。