平井正穂のレビュー一覧

  • ロミオとジューリエット

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    舞台は中世イタリアのヴェローナ市。宿敵どうしの名家に生まれた若者が知り合い、恋し合い、結ばれ、そして数日後には無惨な死をむかえる。―この悲劇が今もひとの心をうつのは、愛と死と運命という主題を扱って或る普遍的な、人間的な経験に達しているからであろう。『ウエストサイド物語』は構想をこの作品から得ている

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    2011年07月06日
  • ロビンソン・クルーソー 下

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    上巻よりも物語がテンポよく進んでて、ロビンソンが次々と事件に巻き込まれ(あるいは事件を巻き起こし)てて退屈せずに楽しく読めた
    その時代の人々の宗教に対する考え方や、影響力が読み取れておもしろい。
    カトリックとプロテスタントの違いを乗り越え、互いに尊敬しあったロビンソンと神父のところがすきです

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    2011年03月12日
  • ロビンソン・クルーソー 下

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    上巻よりはちと劣るかな。でもやっぱ魅力的なのは変わらない。

    上巻以上に宗教色が濃く西洋中心主義が甚だしくてレヴィ=ストロースが好きな僕には辛い部分があったけどそこはデフォーのご愛嬌ということで。

    まさか後の「四畳半神話体系」につながることになろうとは…世の中、不思議なつながりばかり。

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    2010年09月17日
  • ユートピア

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    ちょっと難しくなったガリバー旅行記という感じだろうか。どこにも無い架空の「ユートピア」国の風土を通して、理想の国家のあり方と現実への風刺を表現している。そこでは合理的な考え方とキリスト教的敬虔さを持った国民による、共産制国家の営みが描かれる。「ユートピア」が共産主義国家を表す言葉として使われてきのは、この書が元であったということか。しかしこの国家にはどこか息苦しさを感じてしまう。国家の規定からはみ出してしまった人間は死刑か奴隷となってしまう。卑しい職務は全てこの奴隷が請け負うことによってこの国家は成立しているのだ。こうした裏の面も、現実の共産主義国家の運命をも見通したものだったのだろうか。トマ

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    2011年04月26日