トマス・モアの作品一覧

「トマス・モア」の新着作品・人気作品や、最新のユーザーレビューをお届けします!

ユーザーレビュー

  • ユートピア
    今作を精読するだけでも、ルネサンス、宗教改革期の荒れ狂う時代を、一個人がどう思い、何を理想に掲げ生き抜いたのかという細やかな内実に踏み込むことができる。
    モアの思想の底流には、カトリックの教えとそこから溢れ出るヒューマニズムが顕在してる。
    ユートピア文学というジャンルにおける古典中の名古典。実際の体...続きを読む
  • ユートピア
    トマス・モアといえば映画「わが命つきるとも」を思い出すのですが、ヘンリー8世の離婚に宗教的な信念から最後まで反対し、最後は斬首されてしまいます。そんなモアが1516年(つまり今からおよそ500年前)、38歳の時に執筆したのが本書になります。ユートピアは「どこにも無い」という意味のモアの造語です。

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  • ユートピア
    南米のどこぞにある「何もない処」ユートピア
     そこの土人は、既製品で皮製の服を與へられるとか、書かれた当初の英国人的に屠畜は調理の醍醐味だと思ふんだけど、ユートピア人は牛を屠る奴隷(はユートピア人一人につき2人宛がはれる)がゐるとか、えーと。
     その半月上の島から500マイルの彼方にすさんだところが...続きを読む
  • ユートピア
    「ユートピア」は実際には存在しない架空の場所である。この場所では、頭脳と心の豊かさが高いレベルにある人々が、平和に暮らしている。

    印象に残ったところは、金がこの世界では、貴重なものだとして、崇められている。しかし、このユートピアでは金を実用性のない、むしろ鉄に劣るものだとして、醜さ、みすぼらしさの...続きを読む
  • ユートピア
    「ユートピア」という言葉は、「空想上の」あるいは「理想的な」という意味で使うことが多いだろう。トマス・モアの造語であるユートピアはギリシア語で「どこにも無い」を意味する。表題の『ユートピア』はどこにも無い国なのである。

    『ユートピア』はユートピア国に滞在したラファエル・ヒロスデイが語った見聞をモア...続きを読む

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