波頭亮のレビュー一覧

  • 日本の新構想 ~生成AI時代を生き抜く6つの英智~(小学館新書)

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    6人の論客が日本の問題点を明らかにする。
    275ページの新書に6つの論文。
    1人40-50ページと短い文章だが、
    その中に鋭い視点を見た。

    一番鋭いと思ったのは中島岳志氏。
    「保守とリベラル」という対立軸に、新しい視点をもたらした。
    「リベラルとパターナル」がそれ。
    パターナルとは、家父長的、権威主義的。
    そこにリスクの社会化、リスクの個人化という軸を合わせ、
    4象限で自民党の政策の変遷を分析する。
    田中大平のころの自民党はリスクの社会化+リベラルだった、
    それが小泉で個人化、リベラルとなり、
    安倍で個人化、パターナルとなったと。
    自民は時代とともに鵺のように変遷していると。
    ちなみに「民主

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    2025年07月01日
  • 論理的思考のコアスキル

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    論理的思考力とは何か。その姿かたちがなんとなくでも掴めるとても面白い本だった。参考書的にも使えるし今後も読み返したい。

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    2025年06月22日
  • 論理的思考のコアスキル

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    前著『思考・論理・分析』の内容が良く、再度読み直したいと考えていましたが、考え方がこの本によってアップデートされていると伺い手に取りました。

    抽象度は高めですが、この本自体がストラクチャー構造で記述されているのは理解の助けとなりました。「ベン図で考える」などは今まで実践してきてはいませんでしたので、それだけでも新たな気づきが得られましたね。

    より良いアウトプットで成果を出したいと考えた時に、論理的思考は身につけるべきスキルであると考えます。
    目標は1000時間の実践であり、今年1年かけて、少しづつでも実践していきたいと思います。

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    2025年01月02日
  • 増税は誰のためか

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    (2012/7/10)
    神保 哲生, 宮台 真司, 神野 直彦, 高橋 洋一, 野口 悠紀雄, 波頭 亮, 大野 更紗, 武田 徹

    「日本の財政再建のためには消費税増税はやむを得ない」という輩が増えている。
    お叱りを受けるかもしれないが、私はこれは官報複合体のなせる業だと思っている。
    記者クラブメディアはいつの間にか増税やむなしを連発しており、
    その記事の、放送時間の量に従って、増税やむなしが増えている。
    物わかりがいいというかなんというか。
    本当に国を憂いているのか、生活にゆとりがあるのか、増税デメリットがある立場にいるのか、、、
    その真意はわからないが、そういう方々にはまずこの本を読んで

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    2024年06月18日
  • 論理的思考のコアスキル

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    【星:5,0】
    個人的に名著だと思う。

    論理的思考についての本は昨今では多く出版されているが、この本は他書とは少し違う。

    よくあるのは、ロジックツリー、ミッシーなど具体的なスキルを解説したものだと思う。

    一方、本書は「思考とは何か」「論理とは何か」「論理的とは何か」を突きつめ、「論理的思考」というものを明確に定義する。
    そのうえで、論理的思考のコアスキルとして①適切な言語化スキル②分ける・繋げるスキル③定量的判断スキル④アセットとしての知識・経験、としたうえで、その高め方を解説している。

    上記のように理論立てしたうえで解説してくれているので、掴みどころのない論理的思考というものをしっか

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    2024年05月21日
  • プロフェッショナル原論

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    ネタバレ

    プロフェッショナルと呼ばれる士業やコンサルタントに求められるものが何か改めて理解できた。
    高度な人格を有している必要があるが、述べられている通り、経済主義となっている日本においては、本当のプロは醸成されにくいのだと感じた。

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    2023年04月29日
  • プロフェッショナルコンサルティング

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    現場に出るだとか、圧倒的にインプットするだとか、リアリティのあるコンサルティングが自分にできているのか、問い続けないといけないのだなと。あとは、仮設思考は重要だけど、勘所掴むまでは数を打つのも経験だと言う話は面白かった。

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    2023年02月17日
  • 経営戦略論入門 経営学の誕生から新・日本型経営まで

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    【星:5,0】
    長年戦略系コンサルタントとして活動してきた著者による経営学の入門書である。

    著者は冒頭この本を書くに当たって「分かりやすいこと」「体系的であること」「現実的である」ことを念頭に置いたと記載があるが、まさにそのような1冊に仕上がっている。

    まず本当に「分かりやすい」。初学者の私でも十分に理解できた。
    そして学術としての経営学としてしっかり体系立てて説明しつつも、現実のビジネスに根ざした内容となっている。

    そして200ページの新書にこれだけの内容をしっかりと書き尽くしているのがすごい。
    経営学、経営戦略、マーケティングなどを学びはじめるというなら、最初の1冊はこれで決まり!

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    2022年07月10日
  • 文学部の逆襲 ──人文知が紡ぎ出す人類の「大きな物語」

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    「文学部の逆襲」という題が適当かは別として、古代、中世から近代資本主義の確立、新自由主義の罪、など人類が歩んできた道が分かりやすく書かれている。それが3分の2かな。
    AIが今の格差社会、世界が抱える歪みを解決する大きな力になるという捉え方は実感としては分かりづらいが、時代が、変わる時というのはそういうものなのかもしれない。
    経済的な豊かさだけが幸福なのではないという価値観はその通りだと思うし、人間としての豊かさは遊びにあるというのもわかる。

    自分が生きている間にパラダイムシフトはおきるのか?

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    2022年02月02日
  • 論理的思考のコアスキル

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    読むのは2回目。社会人なら読んでおきたい本。少し学術的なので、読む段階でベーシックな論理の概念や、日本語の正しい意味を知らないと、読んでも身につかない。意外と出来てない大人も多いと思う。

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    2023年04月16日
  • 論理的思考のコアスキル

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    論理的思考とはどういうものか
    どうすれば身につくのかを
    骨身に染みた論理的思考で
    言語化して書かれている

    NewsPicksで初めてお名前を知ったが
    この本を読んで一層ファンになってしまった
    波頭亮さんはかっこいい大人だ

    個人的には
    ただ単に論理的思考が良いとは書かれておらず
    「伝わるかどうか」に視点があるのも
    他の本と一線を画している点だと思う。

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    2020年10月26日
  • プロフェッショナルコンサルティング

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    ネタバレ

    2020年に10年ぶりに電子書籍で読み返した後、2024年再読。

    震災直後に出版されたこともあり、当時の日本企業・日本経済への不安を感じ取ることができる。
    出版後10年近く経ち、日経平均は劇的な回復を遂げたものの、本質的な企業価値は向上しておらず、足元ではGAFAMの合計時価総額が東証一部全体の合計時価総額を上回っており、グローバル競争力が成長しているとは言いがたい状況。

    当時はまだ自身の経験が乏しく、記載されていることの半分程度しか腹落ちして理解することができていなかったと思う。
    いまは自身が事業会社役員を経験したこともあり、ほとんどが納得感をもって読み進めることができた。

    ■世界経済

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    2020年05月04日
  • AIとBIはいかに人間を変えるのか

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    アルファ碁が人類最高峰の頭脳を赤子をひねるかのうようにして圧勝してから一気に社会的に広まった「人工知能(AI)脅威論」の後に出版された本書。

    その時点までのAIを冷静に眺めた上で、無用に恐れることはないが、軽視は決してしないという姿勢を前半にじっくり説明されている。その上で波頭さんは、それでも仕事のほとんどはAIに置き換えられ、そのシステムを所有する資本家による富の独占は拍車がかかるとする。

    そこでベーシックインカム(BI)が登場するのだが、BI反対派の論点を統計を使ってひとつひとつ論破していく流れが小気味良い。

    鳩山元総理が理事長をする東アジア共同体研究所の理事をされているとのことだが

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    2020年02月15日
  • AIとBIはいかに人間を変えるのか

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    AIとBIはいかに人間を変えるのか 波頭亮 幻冬舎

    人工知能とベーシックインカムの併用で
    社会に何が起こり人間の暮らしをどう変えるか

    優秀な人工知能とロボットが第三次産業革命
    と言うよりも第一次意識革命とも言えるだろう事件が
    人間の視野を広げ次元の変化をもたらすというお話である

    AIブームの歴史から始まり
    哲学的な意味や
    理解できないことへの不安や
    成長の過程としての通過点であることや
    A I に強みと弱み長所と短所に付いてや
    労働という生きるための手段である経済性から
    解放された人間が戸惑いながらも
    そもそもの目的に目覚めて何をやりだすかに付いて語る
    又社会的な価値観も大きな変化を迎え

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    2018年05月05日
  • AIとBIはいかに人間を変えるのか

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    良い悪いは別として
    自分が働く
    人を働かせる
    資産を働かせる
    という形で歴史は進んできたと思います。

    この次にきっとAIに働かせるという時代が来ると思います。
    ただそれを企業論理にだけ任せて法人税とかが変わらないと
    AIに仕事を奪われる
    という現実だけが残ります。

    1つの方向として
    AI時代にふさわしい人材育成
    AI時代にふさわしい所得分配
    が国に求められると思います。

    知的労働価値の暴落
    感情労働価値の向上
    つまり「AIが人間を全てにおいて超える」という「シンギュラリティ」が起こるという仮定を本書も取っていません。
    しかし確実に知的労働の大半がAIに取って変わられるシナリオを描いていま

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    2018年03月21日
  • 経営戦略論入門 経営学の誕生から新・日本型経営まで

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    経営学を歴史的な視点から体系的に俯瞰したいと考えていたので、そういう面でバッチリな書籍でした。
    経営学やマネジメントってなんだろうか、というレベルの初学者にピッタリの一冊だと思います。
    戦後の企業活動について、その当時の時代背景と、生み出された理論が、整理されています。
    自分もいままで社会人学生として学んできた経営学を、時間軸で整理することが出来ました。
    また経営学は、戦略・組織・心理学など かなり学際的な学問であり、企業の実践と密接に関係付けられています。今後も、その時代のニーズと共に歩むのだなと、あらためて感じました。
    逆説的に、歴史を学ぶということの重要性も痛感。
    第二部として、現代の経

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    2017年05月07日
  • 経営戦略論入門 経営学の誕生から新・日本型経営まで

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    経営戦略について、成り立ちから、当時の背景を含めて(だからこういうフレームワークが発達し、次はこういう方向へ世界が動いた等)が時系列で分かりやすくまとめられている。
    また著者の提言もとても分かりやすくしっくりくる。
    入門書としてはとても良い一冊。

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    2017年01月03日
  • プロフェッショナルコンサルティング

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    3か月で修士一個、という表現が非常に刺激的。
    コンサルの使われ方も変化していると言われるが、この二人のようになるためには相当の鍛錬が必要であると実感させられる。

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    2016年02月08日
  • 経営戦略論入門 経営学の誕生から新・日本型経営まで

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    経営戦略について理解が浅いと対応できない仕事が若干増えてきたため、経営戦略論の変遷を時代背景とともに整理して理解したく、この本を読む。

    感想としては、時代の移り変わりに応じて、その時代にどのような経営戦略が求められてきたかを、とても分かりやすく体系的に整理して理解できた。
    さらには、あまり深い内容ではないが、欧米企業と日本企業を取り巻く環境の違いから、新・日本型経営を提言されており、参考になった。

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    2015年11月05日
  • プロフェッショナルコンサルティング

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    コンサルタントを目指す人が、というよりもビジネスマンが読むべき本。
    とても面白い。

    ただ内容は覚えてない。。。

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    2013年01月04日