波頭亮のレビュー一覧
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書かれていることには、あまり感心できなかったけど、現在の社会システム(ここでは民主主義と資本主義)の限界を訴え、次を考えようとするところがいい。前にも書いたけど、こうした声の拡大を期待している。
「AI」によって社会構造が変わるとして、変革期を皆んな幸せに通過できるわけじゃない。そこも考察してほしか...続きを読むPosted by ブクログ -
自分はこの著者の弟子だったのかもしれないと思うくらい、普段やってることが書かれてて、これでよかったんだなと安心した。適切な言葉選び等、必要なのに周囲にうまく説明できない部分も明快に書かれていて参考にしたい。論理的思考には知識と経験が必要というのがまた納得。認知心理学、行動経済学分野の引用も知っている...続きを読むPosted by ブクログ
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『文学部の逆襲』のタイトルだが、書店でパラパラとめくり、本書が大学関係者だけ向けに書かれたものでないことが分かった。
資本主義が暴走し(1章)、民主主義が機能不全してる現代だが(2章)、AIがもたらすインパクトによって、労働から解放された人類が新しい物語を認知し始めるだろう(3章)。そのためには、真...続きを読むPosted by ブクログ -
ロジックのトレーニングを徹底的にやる
そこで間違ったら、あなた死にまっせ。と言えるか。これで勝負しないんだったら、すいませんけど、今回僕ら手伝いませんよって、言えるかどうか。
じぶんだったらどう考えるかというスタンスが、分析をしたり、リコメンデーションを作ったりする時の基本姿勢になっている人が伸...続きを読むPosted by ブクログ -
論理とは何か、思考とは何かという大前提となる基礎から丁寧に解説し、適切なポイントでの図解も付された本書の実践的な内容からは、悩める学習者に向けた筆者の情熱をひしひしと感じた。2019年出版の比較的新しい本ではあるが、彼の経験にも裏打ちされた肉厚な本書の内容は、大変読み応えがあるものだった。Posted by ブクログ
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適切な言語化
分けるスキル、繋げるスキル
定量的な判断スキル
タテの因果、ヨコの因果
ベン図を用いた集合関係の判断
ピラミッドストラクチャーによる体系化
フェルミ推定
正反の立論Posted by ブクログ -
波頭亮さんを初めて拝見したのはNewsPicksだった。
その頭の切れ味の良さもさることながら
「物語」をテーマをされる。
そんなところに今までの経済を語る人達との
差を感じて一気にファンになってしまった。
その思考を垣間見たくて
読んだ本書もワクワクさせてくれる。
細かい所では疑問がたくさんあ...続きを読むPosted by ブクログ -
ガチガチの論理学に加え、脳科学や認知科学のエッセンスも含んだアップデートされた論理的思考の本。論理的思考を学びたい方はmust read。
【メモ】
・思考とは「情報と知識を加工すること」
・情報加工のミクロのプロセス
①分ける:考察対象を要素に分けること
②比べる:分けられた考察対象の情報要素を...続きを読むPosted by ブクログ -
コスパ良し。経営学部の学生に超おすすめ。
新書なのに体型的。ここで興味をもった理論は個別に原著を読んでいくことが必須かと思われる。Posted by ブクログ -
AIの発展した未来、BIに対する疑問、それぞれで自分なりに漠然と考えていたことについて、また読みすすめるうちに湧く疑問について、ちょうど良いタイミングで答えてくれる構成だった。
- クリエイティブ系、マネジメント系、ホスピタリティ系
- 働かなくても良くなった社会で、人間はどう生きれば豊かな人生を...続きを読むPosted by ブクログ -
・組織の実行力が戦略の自由度を規定する。つまり、エグゼキューションケーパビリティのレンジが経営戦略のあり方を決める。
・「無事これ名馬」「忠犬ハチ公」Posted by ブクログ -
貧困率・・・日本は高い
今後、外貨を稼ぐ産業→ハイテク型環境関連
1.太陽光発電
2.原子力発電
3.水処理関連
デンマーク・・・国民が幸せと感じる国
くしくもW杯予選リーグで圧勝したが・・・
アメリカとデンマークの共通点
1.教育への投資が世界トップ水準
2.労働者を解雇しやすい
国民の負...続きを読むPosted by ブクログ -
ベーシックインカムとは、生活保護の拡大版くらいの認識でいた。
人工知能により、仕事を奪われた人たちの生活補償なのかと。
負担率60%、資産への課税。
「持てる者が、なんの対策も取らずにそれだけの富の再分配を受け入れるのか?」という疑問。
「生きるために」ではなく、「自己実現のために」働く。
AI...続きを読むPosted by ブクログ -
AI技術は近年急速に進歩し、応用分野を徐々に広げてきている。
研究・実験から実用のステージに移っており、かつて機械化の進歩がブルーカラーの肉体労働をリプレイスしてきたように、AIがホワイトカラーの知的労働を大幅に奪うのは明らかだ。
都合よく言い換えると、人間の代わりにより早くより正確に仕事をしてくれ...続きを読むPosted by ブクログ -
経歴も素晴らしいトップコンサルタントの、プロフェッショナル魂が垣間見える。自分が知っているコンサルタントは、少年少女探偵団的なレベルの人しかいないことがよくわかる。
コンサルタントでなくても、学び、気づく点が多い一冊Posted by ブクログ -
コンサルタントはクライアントの課題解決を求められるけど、その業界のプロがたまたまファームにいるわけもなく、決まるとその業界のことを誰よりも詳しく知っている状態を作るとのこと。Posted by ブクログ
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プロフェッショナルの掟や仕事のルールから人間としてのプロフェッショナルらしさや日常行動に至るまで、プロフェッショナルの世界の実態とあるべき姿を示して、職業の本質を明らかにする。主として、医師や弁護士、経営コンサルタントなどをプロフェッショナルの代表とする。
プロフェッショナルの定義とは、「高度な...続きを読むPosted by ブクログ -
マネジメントとリーダーシップの違いをググってたら見つかった本。経営戦略の歴史を学べて良かったと思う。
定型タスクを管理するのがマネジメント、非定型タスクをゴールへ導くのがリーダーシップかなと理解しました。
あと気になったところ。
ホーソン実験。
→労働環境が悪くなっても働き続けたとか。
サムスン...続きを読むPosted by ブクログ -
ベーシックインカム制度に興味があり本書を手に取った。本書では、AI(人工知能)とBI(ベーシックインカム)についての総括的な説明がなされ、またそれらが社会にもたらす破壊的変化について述べられている。働き方改革の議論が盛んに行われている昨今、BI制度を耳にすることが多くなった。本書を読んで、簡易的にで...続きを読むPosted by ブクログ
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能力が高く社会的に成功しているエリートというものはAIやBIに対して好意的な態度を示す場合が多いような気がする。
AIに対しては、その将来的なリスクについて検討していたが、BIに対してはその利点およびデメリットとして挙げられる点に対する反論に多くの紙面が割り振られていた。メリットの分析、デメリットの...続きを読むPosted by ブクログ