AIとBIはいかに人間を変えるのか

AIとBIはいかに人間を変えるのか

ビジネス・実用
1,567円 (税込)

7pt

経営コンサルタント・波頭亮によるAI(人工知能)・BI(ベーシックインカム)論の決定版!
産業革命以来の社会変化に対応するために読むべき必読書。

【人類史上初、我々はついに「労働」から解放される。この歴史的大転換をどう生きるか!】
すべての生産活動をAIが行い、生きていくためのお金はBIで賄われる。
働く必要がない世界はユートピアか、深い苦悩の始まりか―。


本書は「AIとBIは世の中をどう変えるのか」について分析し、予測し、メッセージを提起したものである。
単なる未来予想の一つの寓話になってしまわないように、まず簡潔に、しかし総括的にAIとBIについて紹介・解説して、それぞれが持つ現代社会を根底から覆してしまう可能性を分析した上で、AIが更に発達し、BIの導入が実現すると、世の中がどう変わっていくのかを明らかにしていく。
本書を手に取ってくださった方々が、AIとBIが社会にもたらすであろう変化とインパクトを知り、AIとBIによる豊かな社会と良き人生を実現するために少しでも参考になれば幸いである(「まえがき」より)

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AIとBIはいかに人間を変えるのか のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    アルファ碁が人類最高峰の頭脳を赤子をひねるかのうようにして圧勝してから一気に社会的に広まった「人工知能(AI)脅威論」の後に出版された本書。

    その時点までのAIを冷静に眺めた上で、無用に恐れることはないが、軽視は決してしないという姿勢を前半にじっくり説明されている。その上で波頭さんは、それでも仕事のほとんどはAIに置き換えられ、そのシステムを所有する資本家による富の独占は拍車がかかるとする。

    そこでベーシックインカム(BI)が登場するのだが、BI反対派の論点を統計を使ってひとつひとつ論破していく流れが小気味良い。

    鳩山元総理が理事長をする東アジア共同体研究所の理事をされているとのことだが、こういうVisionを示せる人が政治にどんどん影響力を持ってほしいと思った。

    0
    2020年02月15日

    Posted by ブクログ

    AIとBIはいかに人間を変えるのか 波頭亮 幻冬舎

    人工知能とベーシックインカムの併用で
    社会に何が起こり人間の暮らしをどう変えるか

    優秀な人工知能とロボットが第三次産業革命
    と言うよりも第一次意識革命とも言えるだろう事件が
    人間の視野を広げ次元の変化をもたらすというお話である

    AIブームの歴史から始まり
    哲学的な意味や
    理解できないことへの不安や
    成長の過程としての通過点であることや
    A I に強みと弱み長所と短所に付いてや
    労働という生きるための手段である経済性から
    解放された人間が戸惑いながらも
    そもそもの目的に目覚めて何をやりだすかに付いて語る
    又社会的な価値観も大きな変化を迎えることで
    不安に陥りながらも大きな自由自在性を得ることで
    お互いの多様性を認め合う対等観を
    手に入れるだろうことにも気付くはずだ

    A I とB I の発展の過程を愉しみ
    全ての人間がそれぞれの方法で
    自らの人生を自ら選び
    遊びという冒険に駆り立て
    真理の追求や美の探検や表現活動に
    全力を上げて挑戦するだろう

    0
    2018年05月05日

    Posted by ブクログ

    良い悪いは別として
    自分が働く
    人を働かせる
    資産を働かせる
    という形で歴史は進んできたと思います。

    この次にきっとAIに働かせるという時代が来ると思います。
    ただそれを企業論理にだけ任せて法人税とかが変わらないと
    AIに仕事を奪われる
    という現実だけが残ります。

    1つの方向として
    AI時代にふさわしい人材育成
    AI時代にふさわしい所得分配
    が国に求められると思います。

    知的労働価値の暴落
    感情労働価値の向上
    つまり「AIが人間を全てにおいて超える」という「シンギュラリティ」が起こるという仮定を本書も取っていません。
    しかし確実に知的労働の大半がAIに取って変わられるシナリオを描いています。
    逆にいうと感情労働かAIを超える知的労働にしか活路は無いということです。

    今の教育の延長線上にはジリ貧しか待っていません。
    おそらくAIが仕事を奪う時代の方がBIより早く実現すると思います。
    働かなくても食べても良い時代は遅れてやってくると思います。

    となるとその時点でBIを検討し始めるのか?
    生活保護制度が破綻してからでは遅いようにも思います。
    生保のエキスパートを目指す僕としても未来は明るくないと思います。
    今の延長線上にある法人税では失業者の生活は賄えないでしょう。
    今の所得格差は極限まで広がっていくと思います。
    買う人がいなければ経済は回らないのでどこかの時点で最低限の福祉が守られるのかもしれません。
    それが必要に迫られたBIなのか。

    AIが生み出した富をBIで再分配する。
    なんにせよ今やらなあかんことが多いと思います。
    子供らに明るい未来を用意するためにも。

    0
    2018年03月21日

    Posted by ブクログ

    波頭亮さんを初めて拝見したのはNewsPicksだった。
    その頭の切れ味の良さもさることながら
    「物語」をテーマをされる。
    そんなところに今までの経済を語る人達との
    差を感じて一気にファンになってしまった。

    その思考を垣間見たくて
    読んだ本書もワクワクさせてくれる。

    細かい所では疑問がたくさんあるのだけれど
    後書きにある一文がまさに人間らしくて
    とても素敵でした。
    以下引用
    「この後書きの冒頭に”かねてより、BIが実現するといいなと思っていた”と書いた。……「働かざる者食うべからず」の規範を覆し、「働かなくても、食ってよし」の世の中が実現すると痛快でいいなぁという思いからである。」

    0
    2020年09月10日

    Posted by ブクログ

    AIの発展した未来、BIに対する疑問、それぞれで自分なりに漠然と考えていたことについて、また読みすすめるうちに湧く疑問について、ちょうど良いタイミングで答えてくれる構成だった。

    - クリエイティブ系、マネジメント系、ホスピタリティ系
    - 働かなくても良くなった社会で、人間はどう生きれば豊かな人生を送ることができるのか

    0
    2019年12月13日

    Posted by ブクログ

    ベーシックインカムとは、生活保護の拡大版くらいの認識でいた。
    人工知能により、仕事を奪われた人たちの生活補償なのかと。

    負担率60%、資産への課税。
    「持てる者が、なんの対策も取らずにそれだけの富の再分配を受け入れるのか?」という疑問。

    「生きるために」ではなく、「自己実現のために」働く。
    AIと張り合うのではなく、AIを活用して生産性を上げる。
    人が得意とする分野、仕事にシフトしていく。

    どこまで実現するのか疑問の残るところはあるが(とくにBI)、今後の世の中の流れを知る上では興味深い1冊。

    0
    2019年07月10日

    Posted by ブクログ

    AI技術は近年急速に進歩し、応用分野を徐々に広げてきている。
    研究・実験から実用のステージに移っており、かつて機械化の進歩がブルーカラーの肉体労働をリプレイスしてきたように、AIがホワイトカラーの知的労働を大幅に奪うのは明らかだ。
    都合よく言い換えると、人間の代わりにより早くより正確に仕事をしてくれるということ。
    つまり、生きるために人間がする仕事量が減る(究極はゼロ)のは必然。

    まだまだ実現は先の話だが、その時の収入源は何? の答えがBI(Basic Income)だ。
    現在の社会保障は年金や失業保険や生活保護などだが、これらに替わるのがBIだ。
    BIに関しては今まで真面目に考えたことがなかったが、導入の効果や問題点が分かりやすく述べられていて役に立った。
    AIについては人間と比べて圧倒的に劣る欠点も明確に述べられており、恐れることはないという安心感も与えてくれた。

    本書はBIの実現を望んでいる著者が、AI技術の進歩による社会生活の変化と絡めて近未来にどう適応していくかを推敲したもの。

    「働かざる者食うべからず」の時代から「働かなくても食って良し」の時代に向かっている。
    生きるために働くのではなく、生きるための労働以外の活動を行うために生きる社会になる。
    そんな社会が30年~50年後に来る可能性が現実的に今見えてきている。

    その時、「食うための心配をしなくて良い収入」と「日常の活動に支障がない健康状態」の人間が陥りがちな「何をすれば良いのか分からなくて不幸」が問題になる。
    現代の資本主義の存在感が大きな時代は「金を稼ぐ能力」を身につけるためにあらゆる努力をする。
    AIとBIがもたらす「働かなくてもいい時代」になると、「金を稼ぐ能力」から「やりたいことを見出す能力」が必要になる。

    と、こんな社会も頭の片隅に入れておいた方がいいよ!ということでしょうか。

    0
    2019年06月19日

    Posted by ブクログ

    ベーシックインカム制度に興味があり本書を手に取った。本書では、AI(人工知能)とBI(ベーシックインカム)についての総括的な説明がなされ、またそれらが社会にもたらす破壊的変化について述べられている。働き方改革の議論が盛んに行われている昨今、BI制度を耳にすることが多くなった。本書を読んで、簡易的にではあるがBI導入における懸念点と克服法、またBIが社会にもたらす利益について知ることができ、とても満足している。著者が大事なポイントとしてあげた「働かざる者食うべからず」の概念をいかに崩していくかとの議論は興味深く、私としては仮にAIとBIが社会の軸になった際に人間がそれに適応できるかどうかに関しては未だに一抹の不安を感じている。しかし、経済格差を減少させ、ひいては人間の尊厳を護り得るBIに将来性を見い出すことができた。これからは今にも増してBIが実現する未来を見据えた生活をしていきたい。

    0
    2018年12月11日

    Posted by ブクログ

    能力が高く社会的に成功しているエリートというものはAIやBIに対して好意的な態度を示す場合が多いような気がする。
    AIに対しては、その将来的なリスクについて検討していたが、BIに対してはその利点およびデメリットとして挙げられる点に対する反論に多くの紙面が割り振られていた。メリットの分析、デメリットの分析両方は説得力があるものが多かったが、財源の確保についてはあまり実効性のある提案にまでは踏み込んでいなかったのが少し物足りなかった。

    ただ、全体としては非常によくまとまった良著であると思う。AIに関しては、得意分野がある一方でヒューリスティックな判断や身体性を伴った行動、共感などの能力の欠如が弱点であると分かったし、BIに関しては数々の社会実験の成果がおおむね良好であった点について学べたのは大きかった。個人的には最低限度の生活が保障されても働き続ける意思があることから、BI導入によるフリーライダー問題はあまり生じないように感じる。是非ともBIが実現して欲しいと思う。

    0
    2018年11月06日

    Posted by ブクログ

    AIとBIはいかに人間を変えるのか (NewsPicks Book) 幻冬舎

    予てから注目していたBIだが、AIの普及によってその有用性が高まることを説いており、非常に腹落ちした。全体を通して論旨がわかりやすく、AI、BIに馴染みのない方にもわかりやすいと思う。
    AIの技術的な壁よりも、既得権益層の反発により、AIとBIの普及に時間がかかると思うが、方向性としは納得感がある。もしかしたら、人類史上の中でも有数の大きなパラダイムシフトの入口に今いるのかもしれない、そんなことを感じさせられてワクワクした。


    人工知能AIの進化により、遠くない未来に人は食うための労働から解放される。AIの所有者に集中する富を再配分するための仕組みとしてベーシックインカムBI(全国民への一律給付)が大変有効だ。BIは制度が単純かつ恣意性がないことが特徴だが、ここで重要なのは、「働かざる者食うべからず」から「働かざる者食ってよし」への規範の変化だ。必要な生活財が全てAIで賄えるようになった時、働くことの意義は変わり、やりたいことを通して、貢献意識、自尊の念を得るために人は働くようになる。



    ◯AI 人工知能
    ・シンボルグラウンディング問題: 言葉と概念を結び付けられない。
    ・フレーム問題: 数ある情報から目的に関連した情報に絞り込んで考察することは難しい
    ・ディープラーニング: 膨大なデータから、学習する手法。シンボルグラウンディング問題を解消。
    ・解が一つに定まらなかったり、正解がない場合に見解を示す、ということは難しい
    ・人が気付きにくい相関関係の判断は得意だが、因果関係の判断は苦手。人によって最適解が異なる時こそ人の出番。

    ◯BI ベーシックインカム
    ・全ての国民に対して、生活を賄えるだけの一定額を無条件で給付する制度
    ・長所
    1. シンプルで理解しやすく運用コストも小さい
    2. 恣意性と裁量が入らない。生活保護は制度が複雑で対照的。
    3. 働くインセンティブが失われない
    4. 個人の尊厳を傷つけない
    5. 将来に対する不安を抱える必要が無いため、消費が活発化
    6. セーフティーネットとして機能するため、解雇しやすくなる。
    ・懸念
    1. フリーライダー問題: 働かない人を増やす。社会実験ではむしろ逆の結果が出ている。就労の動機と社会の関わり方が良き方向に変化する。
    2. 財源問題。生活保護とほぼ同じ1人8万円とすると、1.27億人で122兆円必要。年金から半分、もう半分は国民負担をフィンランドに違い60%(42.2 now)まで上げれば捻出可能。消費税を15%にして、半分の32兆円、資産税1%を企業と家計に課せば補える。
    ・障壁
    1. 官僚の抵抗、仕事を減らされる。
    2. 働かざる者食うべからずの社会通念
    ・日本で導入すべき理由
    格差が世界的に大きい。
    ジニ係数が高く、相対的貧困率の割合もOECD平均よりかなり高い。格差は富める人も不幸にする。高齢化により現役世代の負担が増加しており、社会保障制度が社会構造に合っていない。、

    ◯AI+BIの世界
    ・AIが生産活動のほとんどを担うようになると、AIの所有者に富が集中してしまう。他の人は失業。こうなると経済も回らなくなる。そこで再配分が必要なためBIが有効。人の役割は消費。
    ・16世紀の宗教革命以降、経済活動が認められるようになった。
    ・働かざる者食うべからずの規範は私有財産の尊重に裏打ちされて納得感を持って受け入れられてきた。
    ・生きるために働く必要がなくなった時、人は働かなくなるのか?否
    ・労働から解放され、やりたいことをやり楽しみや満足、自尊の念を得、学問、芸術、他者への貢献をする活動に向かう。
    ・かつてギリシャでは、奴隷が労働を行う中、市民が現代まで続く学問と芸術のルーツを生み出した。
    ・生き抜くための条件は、やりたいことを自ら持つこと。
    ・「退屈の不幸」:哲学者も悩むテーマで、何をしても良い状態は何をすれば良いか迷わせること。
    ・やりたいことを見つけるために必要なのは、経験と修練。やってみて、ある程度上達して初めてわかる。
    ・人は、身体的にも、感情的にも、肉体的にも持てる能力をフルに発揮することが快いと感じるメカニズムを持つ。
    ・新しいステージでは、やりたいことをやり、楽しみ、貢献意識、自尊の念を得ることが人生の意義になる。

    0
    2018年10月07日

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