波頭亮のレビュー一覧
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日本におけるトップコンサルタントの1人である波頭氏、事業再生の請負人である冨山氏による、次代のコンサルタントに求められる資質は何かをディスカッションする対談本である。
戦略コンサルタントと言えば、クライアントが進むべき方向性をチャートを駆使してプレゼンするイメージが強く、その後の実行の部分はコミッ...続きを読むPosted by ブクログ -
ハウツー本でなく本質をとらえた作品。読んでいて自分の目指すところも組織に縛られないプロフェッショナルなのではと感じた。ただ今の自分には、自己を律する姿勢や意欲的な態度が全然足りていない。
2回目の読破だが、1回目よりもすんなり頭に入ってきた。自分のキャリアについて考える機会が増えてきたのに比例して、...続きを読むPosted by ブクログ -
【再録~以前にmixiに投稿したものです~】
激烈なプロフェッショナルな仕事ぶり(氏の場合経営コンサルティング)を知らしめされました。
プロフェッショナルの掟の一つとして「社会に貢献し公益に寄与する」(P18)があり、印象的でした。
私たちサラリーマンは間接的に社会に貢献していますが、一方で...続きを読むPosted by ブクログ -
プロフェッショナルの掟、およびそれわ、ベースにしたルールや行動様式について書いてある。コンサルタントになったころを思い出させる本。心身が引き締まる思い。Posted by ブクログ
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波頭さん・冨山さんという日本を代表する戦略コンサルタントが
コンサルティング業界について語った対談本。
昔、コンサルティングに興味があったからというのもあり、
かなり面白かった。
けど、コンサルの世界は凄まじい、その一言に尽きる。。
3ヶ月でマスターを1つ取るくらいの気持ちで勉強!? ...続きを読むPosted by ブクログ -
自分の中にあった「プロフェッショナルなコンサルタントとはどうあるべきか」という問いにストレートに答えてくれた一方で、超えるべき壁の高さも同時に痛感させられた。
内容としては、現在の「戦略コンサルティング」が以前に比べて高度化・複雑化している中で、戦略コンサルティングの本質とは何か、及び若手のコンサル...続きを読むPosted by ブクログ -
もう成長率を望んだ国づくりの時代は終わった。次は富める者と そうでない者との間での、富の再分配がこの国を形作り鍵となる…新しい日本の形を考えるためのヒントが 淡々と示されています。Posted by ブクログ
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本書は、日本が成長フェーズから成熟フェーズに入ったことの証明からはじまり、経済政策の転換、官僚機構の改革へと話が及んでいる。それぞれ具体的な数字やグラフによって根拠が示されているため、説得力があるし話も分かりやすい。内容は非常に読み応えがあり、知的刺激に溢れた作品となっている。
特に最終章の「しく...続きを読むPosted by ブクログ -
日本の経済は労働人口・時間、貯蓄率、労働生産性どれをとっても減少している。よって経済成長は無いと一刀両断した上で社会福祉の充実を提言するも、企業には徹底した自由競争を求めます。また、社会福祉には財源の裏付けが必須ですが、消費税の増税と並んで提案されている金融資産課税はゲゼルの自由貨幣にも通じる考え方...続きを読むPosted by ブクログ
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最高に面白かった。
前半は、成熟社会となった日本のこれからのビジョン。
後半は、それを達成する為にはどうすればいいのか。
論理建てた説明で、最初から最後まで無駄が無く、興味が途切れなかった。
政治への不信感は、総理大臣のリーダーシップの無さに感じていたが、この本を読んで誰が総理大臣になっても、...続きを読むPosted by ブクログ -
日本が、国民の誰もが医食住を保障される国にするための、するどい戦略が分析的に書かれている。
まず、今の日本は成長から、成熟ステージに移行した事実を経済指標から明確にして、今後の戦略を説明している。
第一歩は、従来の成長戦略と景気対策一辺倒の公共財として経済政策からの脱却からはじまる。そして、分配...続きを読むPosted by ブクログ -
著者、波頭亮さんには、1990年代、
何度も取材でお話を聞きました。
この本の波頭さんの「成熟」ぶりには、
驚嘆しつつ、共感します。
ぜひ、お読みください。Posted by ブクログ -
頭が良い人というのはこういう人のことを言うんだろう。
ここまで明快に理路整然と現在の日本の状況とあるべき姿を論じた人を知らない。
知識をひけらかすか、ためにする議論か、ちょっと難しいことを言って煙に巻くか、まったく全体像を捉えていない人が多い中。
物事をわかりやすく納得感を持って伝える能力は、...続きを読むPosted by ブクログ -
プロフェッショナルとは他者の便益、ひいては社会全体の利益(公益)のために尽くす個人のことだ、と定義し、「人間とは自由と誇りによって幸せになることができる存在である」のを証明するのが使命だと述べている。
筆者は、日本の社会で宗教的な奉仕の精神や家族など、経済合理性以外の価値が薄れていることを憂いてい...続きを読むPosted by ブクログ -
論理的思考とは、どう言うことを指すのかを、分かりやすく端的に示してくれる。ただ、私の場合一回読んだだけでは、体に落ちきれないので、人に私が説明できるようになるまで、何度か読み返したい。
波頭亮さんをこの本で知ったが、登壇時の話し方を含め興味をそそられた。頭の回転が速く理解力の高い人に思える。羨ましい...続きを読むPosted by ブクログ -
本書は、論理的思考力を実際に身につけるための一冊である。
■論理的思考
・思考とは、情報と知識を加工すること
・現実の問題の解決策を見つけるには ①知識、②情報か効力、③情報収集力 の3つの力を構成する
・論理展開の方法 ①演繹法、②帰納法
■3つのコアスキル
・第1 適切な言語化スキル ①...続きを読むPosted by ブクログ -
経済に関するトピック全体をこのような形でまとめてもらうと、大きな流れを把握するのが大変楽だと感じた.リーマン・ショックから以降に顕在化した格差の問題、企業優遇と庶民冷遇の流れがアベノミクスの成果となると、安倍晋三の評価はガタ落ちとなろうが、本書の最後に出てきたAIによる再分配政策がうまく軌道に乗れば...続きを読むPosted by ブクログ
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これから文学部の逆襲が始まるかもしれないAI技術が発達した現在の問題点などを踏まえた時代背景をわかりやすく書いてくれている。文学部の逆襲はこれからだ!みたいな感じで終わったので、しばらく後に続きを書いて欲しいところです。Posted by ブクログ
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比較的わかりやすく、現代社会が置かれてるフェーズを理解できた。浅いという方もいらっしゃいましたが、正直自分には丁度という感じ笑 勉強しまーすPosted by ブクログ