織田作之助のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「夫婦善哉」の感想は,ちょっと読みにくいかな.次の「俗臭」は,どうもピンとけぇへんなー.「天衣無縫」で,あかんオダサクはあわへん.だったのだけれども,「放浪」あたりから,結構読めるやんになり,「女の橋」,「船場の娘」,「大阪の女」の感想は,おもろいやんか.
(前の3作は,あらすじだけの様な作風に慣れず,面白みを受け止められなかったのかも. 少し時間をおいてもう一度読み直してみるか.)
残りの2編,「世相」は私小説風で,「アド・バルーン」も前の7編に比べ現代風な印象.
学生のとき読まなかった織田作之助をいまさら手に取る気になったのは,某アニメの影響.KADOKAWA商法恐るべし. -
Posted by ブクログ
以前追突事故に巻き込まれた時のこと、修理中の代車にはラジオしか付いておらず、そこから聞こえて来たのが収録されている『放浪』の朗読でした。
作品から漂う当時の大阪の下町の雰囲気に魅了され本を購入。
学生生活(2回目)を過ごした大阪の下町の大正~昭和の風情の描写が秀逸で、小説の登場人物の放浪に合わせて馴染みの地名が登場する度に郷愁をかき立てられるのでありました。
表題の『夫婦善哉』では維康が天牛書店に通うシーンが出てきますが、
この天牛書店は下宿先から徒歩1分と、僕が学生時代(1回目)に大変お世話になった本屋です。(店は移転していますが)
最近読んでる本にも、ここで買った本が多いです -
Posted by ブクログ
「夜は短し」で和服の美人さんが読んでた織田作之助全集で「織田作之助ってダレ??・∀・?」ってなってずっと興味があったところ、
ちょうどよさそうなやつがあったので読んでみました。
この主人公ほど自尊心とか敵愾心とかあったら、ってわたしにだって少しはあるけど、生きづらそうだなー
一挙手一投足に、そこまでの思惑とか深読みとか、わたしは普段なんにも考えてないから、ここまで考えてたら疲れそうだなあと思いました
わたしの場合その場では何にも考えてなくて、行動したり発言してから「まずったなあ」とか「○○しなければよかったかも」とか「失言だったなーアチャー」とか後悔することが多いです
お母さんの描写はなん