【感想・ネタバレ】青春の逆説のレビュー

あらすじ

自意識過剰でちょっぴりウブな中学生、毛利豹一。彼の三高入学の顛末と無頼な学生生活、そして中退後の新聞記者生活を、恋愛失恋や珍奇な人たちとの交流を織り交ぜながら、痛快無比に描いた長編青春小説。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

オダサクがこんな青春小説を書いていたなんて、知ってました?

これなら、なにも背伸びして『夫婦善哉』なんか読まなくてもよかったのにと思いました。

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2011年10月27日

Posted by ブクログ

 あの織田作之助の作品が、「夫婦善哉」以外で文庫で読めるなんて嬉しい限りです。

 角川書店の関係者の方々、もっとアピールして下さい!

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2017年08月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

初オダサク。特に後半の文章のテンポの軽やかさと切迫した内面描写に引き込まれる。だからこそオチに関しては初め尻すぼみに感じたが、青春って本来そういうもんだよなーと。
ちなみに、これを読んでいた時は13年ぶりに東京に大雪警報が発せられ、この物語の雰囲気ともよく合っていた。珈琲も美味くなる。

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2014年02月13日

Posted by ブクログ

「夜は短し」で和服の美人さんが読んでた織田作之助全集で「織田作之助ってダレ??・∀・?」ってなってずっと興味があったところ、
ちょうどよさそうなやつがあったので読んでみました。

この主人公ほど自尊心とか敵愾心とかあったら、ってわたしにだって少しはあるけど、生きづらそうだなー
一挙手一投足に、そこまでの思惑とか深読みとか、わたしは普段なんにも考えてないから、ここまで考えてたら疲れそうだなあと思いました
わたしの場合その場では何にも考えてなくて、行動したり発言してから「まずったなあ」とか「○○しなければよかったかも」とか「失言だったなーアチャー」とか後悔することが多いです

お母さんの描写はなんかあったかくも悲しくなるし、ケチで高利貸しなお義父さんはほんとため息つきたくなるし
青春に迷うともだちもなんかわかるような気がするし(テスト勉強がはかどらなすぎる描写や学園祭も話は今でも十分共感できる。勉強しなよ!笑)
就活に於いての「自分なんかに勤まる仕事はない」って気持ちも超わかるし^^;
中学生〜20代なかばくらいのひとはなかなか共感できる面白い小説なのではないでしょうか

思いつきで関係を持っちゃった女の子を見捨てないで(というかつかまったというか)ちゃんと結婚して、やすらかというかまっというというか人並みというか、そんなしあわせ手に入れそうで安心しました。
恋敵?の矢野某は堕ろさせちゃったんだから、そういう点でもえらいというか、うんうん。責任はきちんととらないと!

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2012年03月15日

Posted by ブクログ

自意識過剰男の青春と挫折を描いた物語。
すっごいタイトルですね,これ。天才。
小説自体は,後半から尻すぼみな感じもあるが,
前半のラストなどは,これぞオダサクといった感じ。
主人公の友人が文無しで金策に走りながらも,
喫茶店でホットケーキを食べてしまう描写に笑える。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

作者が自身を戯画化して描いたと思しき、自意識の強いイヤミな男が主人公の青春モノ。
この主人公、頭はいいもんで、つるっと奨学生として三高、つまり今の京大に入るんですが、周りの連中のエリート気取りが鼻についてしょうがないもんで、ダメ仲間とともに授業をさぼってうだうだしてるんです。このあたりの描写がむちゃくちゃおかしい。さすがモリミさんやマキメさんの大先輩ですな。

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2009年10月07日

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