沢村貞子のレビュー一覧

  • 貝のうた

    Posted by ブクログ

    沢村さんは子供の頃テレビに出ていた女優さん、そして弟さんが「七人の侍」の加藤大介さん、その程度の認識しかありませんでした。

    この本を読んで驚きましたね、二年近くの間投獄されていたのですね。
    思い返してみると、テレビ画像からも伝わってくるシャキっとした佇まい。
    なるほどなとの思いです。

    留置所の中の生活、関東大震災の頃のこと、二・二六事件、そして戦争、すべて体験した沢村さんを通して伝わってくる貴重な史実です。

    今度はも少し穏やかなエッセーや料理本を読んでみようかと。

    0
    2022年01月25日
  • わたしの献立日記

    Posted by ブクログ

    丁寧に食卓を整えることの尊さ、それを毎日当たり前にやりつづけた、この女優沢村さん尊敬します。
    時々挟まれる、俳優さんたちとの、こぼれ話は想像がふくらみ楽しみました。
    梅酢は仕込み、ご飯は酸素たっぷりによそりと、すぐに真似できる事も。
    口果報(くちかほう)なんて耳ざわりのいい言葉も、今日(こんにち)さまに申し訳なくて気がひける、という気持ちも、改めて自分の身につけられたら、と思います。

    0
    2021年07月21日
  • わたしの台所

    Posted by ブクログ

    沢村貞子さんのことは殆ど知らず、入院中の暇つぶしに…とコンビニの文庫コーナーで本を物色していて「わたしの台所」という題名の響きにふと惹かれて購入。
    なのでそこまで期待せず、気楽に読めたら…と思って読み始めたのですが、とても面白かった。
    同じようにはきっと出来ないけれど、私もこんなふうに心持ち良くシャンと暮らせたらいいな、と沢山の学びがあったエッセイでした。

    0
    2021年07月14日
  • わたしの台所

    Posted by ブクログ

    沢村貞子の演技を見たことはないけれど、料理洗濯掃除といった日常生活を送っている人の所作は、自然で美しかっただろうと思う。演技している沢村貞子見てみたい。

    0
    2021年04月30日
  • わたしの献立日記

    Posted by ブクログ

    表紙の絵に惹かれて、読みはじめました。
    祖母のつくってくれる色んなものを思い出しました。
    そして、沢村さんのお料理をごちそうになりたいなと思いました。

    0
    2020年12月11日
  • わたしの献立日記

    Posted by ブクログ

    初版が1988年で32年前に刊行されている。最近入社した職場の同僚と読む本の傾向が似ており話に上った一冊。半分強引に貸してくださって再読しました。
    「家族と一緒にご飯を…」に胸がつまります。一人食卓の実家の母の食事風景がわびしく感じてしまいます。出来る限り寄り添いたいとつくづく思いました。
    沢村貞子さんは有名女優で多忙を極めるなか、旦那さんの為に食卓を整えていました。大学ノートにメニューだけの記載で何十年と綴ってこられました。時々、エッセイが折り込まれています。昭和の風景がここにあります。誰かのために食事を作ることは大きな幸せと思いました。

    0
    2020年10月24日
  • わたしの献立日記

    Posted by ブクログ

    料理名の羅列ページは単調で眠気に襲われたりもしましたが、沢村貞子さんの献立のとり合わせは絶妙で参考にしたいものばかりです。特に朝食のサラダがフルーツいっぱい具だくさんで斬新でした。あと、自家製の梅酢とぬか漬けはいつかトライしてみたいです。

    0
    2020年06月10日
  • わたしの台所

    Posted by ブクログ

    完璧、
    女優でありながら、とにかくすごい
    ここまで春、夏、秋、冬と季節を愛し
    料理を愛し、生き方として最高
    頭が上がらない。
    鏡、お手本、
    普通ここまでできない
    古き日本のお袋、母

    学ぶことが多い作品、手元に置いて
    いつも学びたい
    時代は変わり
    もっと便利になる
    やり方は変わるかもしれないが
    心は失いたくない。

    0
    2020年03月09日
  • わたしの茶の間 新装版

    Posted by ブクログ

    本書は、沢村さんの子供時代の思い出、女学校時代や若手女優時代のこと、年を経てからの生活、料理、和服、日々の暮らしの小さな幸せなどが綴られています。
    名の通ったベテラン女優でありながら、家事もそつなくこなし、贅沢しない質素な暮らしぶりがうかがえます。
    質素ながらも食へのこだわりは強く、かと言って贅沢なものを食べるということではなく、旬のものを美味しく料理し、旦那様と美味しくいただく。バブルの時代も通り抜けながらも、飽食に染まることなく、「身の丈に合った暮らし」を貫いておられたようです。

    私のお気に入りの一編は、「小さな内裏びな」。
    家庭教師をしながら通う女学校の修学旅行でみつけた小さなおひなさ

    0
    2019年03月09日
  • わたしの台所

    Posted by ブクログ

    こんなふうに生活できたらいいなあと思う反面
    むりでしょーと読んでいてちょっと息苦しくなる場面もある。
    おばあちゃんってこういうかんじよね

    ときどき読み返して、毎日を大切にしようって思い直す作品
    本棚においておきたい、かも~

    0
    2017年11月06日
  • わたしの献立日記

    Posted by ブクログ

    もともとは料理メモとして書かれた献立日記が、結果として日々の生活の記録になる。高価でなくとも、量は多くなくとも、日々料理し食する確かさ。子供が居らず、夫婦二人で老いていく、その日々を想像しながら読んだ。

    0
    2017年10月27日
  • わたしの台所

    Posted by ブクログ

    明治41年生まれ、名脇役、エッセイストとして活躍された方だそうです。
    私は沢村貞子さんという方を全然知らなくて、そして生きた時代が少し被ってはいるけど彼女の基礎を作った時代と私とは全然違うのに、古さなんてものは全く感じなくて、こんなにも可愛らしく素敵だと感じる事が出来るという事に、驚いてしまいました。
    「尊敬」というより、「憧れ」な感じ。

    毎日を丁寧に楽しんで、ちゃんと美味しいご飯を作って食べて、身の回りを小綺麗にこざっぱりとして、くるくる動いてちゃんと休む。
    その全ては、多分、「丁寧に」という事なのではないかしらと思う。
    時短、簡単、手軽、効率、便利…なんていうモノが重宝されて、

    0
    2017年09月17日
  • わたしの台所

    Posted by ブクログ

    年中着物で生活されたそう。着物の話があちこちでてきたので、今の私にはことに興味深かった。
    料理上手家事上手の沢村さんから生活を丁寧に生きる方法を学べた。仕事を辞めた頃もう一度読み直し、こんな暮らし方をしてみたい。

    0
    2016年01月26日
  • わたしの献立日記

    Posted by ブクログ

    女優業とご飯を作ることのどちらも大切にしてきた思いがつまっている。そして連れ合いへの想いが底辺に感じられる。

    0
    2015年12月13日
  • わたしの献立日記

    Posted by ブクログ

    ネットで注文したので、中身を確かめられなかったので実際、読んでみると思ったより献立のページが多かった。
    彼女の当時の年齢にしては、洋食も多いとも思った。その後、段々と脂っこいものは減っていくのだけれど。
    平松洋子さんのあとがきを読んで少し悲しくなる。夫が亡くなった後は日記は二度と開かれなくなったという。
    できれば、実際の手書きの日記の写真とかも見てみたかった。

    2015.11.20

    0
    2015年11月20日
  • わたしの献立日記

    Posted by ブクログ

    女優をされながら、日々このようなお料理を用意されていたことに驚く。シンプルだけど、美味しそうで、なかなか自分では思い付かない毎日の献立。何作るか迷ったときに、パラパラとめくってみてもかなり参考になると思った。

    0
    2015年08月10日
  • わたしの台所

    Posted by ブクログ

    昔の脇役女優さんの暮らしについてのエッセイ。
    時代を感じさせるが、出てくる料理が美味しそうで読んでて楽しかった。

    0
    2015年02月14日
  • わたしの台所

    Posted by ブクログ

    女優沢村貞子さんの日々の家事記録エッセイ。そのほとんどが台所仕事のこと、食のこと。お掃除のことや人との関わり方についてのエッセイもあるけれどそれはほんの一部。素敵だけどいい意味で「女優」感が全くない。
    通いの家政婦さんがいて、それでも毎日ここまで動くのだから鏡面のように磨きあげられた廊下が目に浮かぶ。
    もし自分がおばあちゃんになるまで生きていられたらこうなってるといいなあ。どうしたら几帳面な人間になれるんだろ。

    0
    2012年09月23日
  • わたしの台所

    Posted by ブクログ

      引越しの際、全ての本を人に譲るなりして処分したにもかかわらず、母が料理書以外で唯一持ってきたのがこのエッセイでした。
    読んでみてそれも納得。このエッセイには生活の知恵から昔ながらのしきたりまでさまざまなことがとても丁寧な口調で書かれています。

      この本は、たくさんのことを学ばせてくれる上に私を前向きにしてくれる、なんとも素敵な本です。自分の工夫次第で、考え方次第で物事はいくらでも良くなるもの。大切なのはそういう事、と優しく言ってくれてるような気がします。

    0
    2011年07月29日
  • わたしの台所

    Posted by ブクログ

    浅草生まれの沢村貞子さんの読んでいて気持ちのいい
    文章です。
    家の事のあれこれは、この本からいろいろ教えてもらって
    参考になりました。
    これから結婚する人には、おすすめです。

    0
    2009年10月07日