沢村貞子のレビュー一覧

  • わたしの台所

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    昭和の台所という非常に興味のあるトピックスなのに、エッセイ集だとどうしても集中力を維持できない己の脳に不甲斐なさを感じた。

    家事=美容体操と捉える考え方が気に入ったので取り入れようと思った。

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    2024年06月15日
  • わたしのおせっかい談義 新装版

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    往年の脇役女優だった沢村貞子さんによるエッセイ集。リアルタイムで見た記憶がないのだが、ドラマで姑役といえばこの女優さんという感じだったらしい。
    戦前生まれで厳しい時代を生き抜いてきた人。本書には書かれていないが、3回結婚しており、戦後には左翼活動で投獄されたこともあるようだ。
    本書のテーマは、今風に言うと「丁寧に暮らす」ということだろうか。彼女の女優としての心構え、それ以上に日常生活をいかに自分が納得できるように作っていくかということが書かれている。女優だからと浮ついたところが全くないのがすごい。日常に着物を着ることについても書かれていて、そういえば私の祖母もそうだったな、と思い出した。着物は

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    2024年05月26日
  • 寄り添って老後

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    晩年の日々を、老いを感じながら、明るく幸せを見つけ選び取りながら暮らす先輩の姿に、励まされたし背筋が伸びた。
    美しく、かわいらしく、芯があり、しなやかな強さを持った方。
    読んだことで、わずかでもいい影響を受けて変わりたい。

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    2023年09月09日
  • わたしの献立日記

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    つつましく、季節を映した食事。大切だなあ。
    料理ってやっぱり楽しい。

    ぬか漬け挑戦したいんだけど、踏み出せない…

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    2022年08月29日
  • わたしの献立日記

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    「読み終わったからあげるわ」と義母から受け取りました。
    この本は、著者が書き留めた、日々の三食の献立を記したものです。時々、食にまつわるエッセイが出てきます。

    日々の献立の羅列から、旬のもの、主菜と副菜のバランス、日々、手抜きすることなく暮らしている生活がとてもよく伝わってきます。
    女優業というある意味不規則で体力勝負なところがある大変な仕事をこの食事で乗り切ってきたのだなと感じ、またこの食事が健康の秘訣の一つなのだろうと納得できました。
    サラダ一つとっても、その中身が野菜が何種類も入っている。

    自分が立てている(…というか行き当たりばったり的な)献立に
    反省。
    体は食べたものでつくられて

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    2022年06月16日
  • わたしの献立日記

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    毎日を丁寧に生きていた方なんだろうな(*^^*)
    洋食はあまり出てこず、いわゆる和食が基本。
    私もこうありたい!

    お裾分けはお福分け
    って素敵な言葉です

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    2021年09月11日
  • わたしの献立日記

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    ネタバレ

     26年間、大学ノートに毎日記した沢村貞子さんの献立日記は通算36冊に及びます。「わたしの献立日記」、1988.12刊行、1997.3文庫、2012.9再刊。しじみの味噌汁、いんげんのおひたし、かぼちゃの甘煮、かますの干物、いわし丸干し・・・、頻繁に登場してます。解説は平松洋子さん。「一度決めたことだから」と。この献立日記から、身の丈に合った暮らし、ほどのよさが伺えると。この献立日記は、沢村貞子さんの人生を全うするための心棒であった。

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    2021年06月24日
  • わたしの茶の間 新装版

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     換気は大事ですが、部屋の中だけでなく心の窓もときどき換気が必要ですねw。そんな時、エッセイを眺めています。沢村貞子(1908~1996)「わたしの茶の間」、1992.12刊行、1986.5文庫化、2017.8復刊。著者は「60歳をすぎた今、どうやらやっとしあわせとは何かがすこしわかったような気がする」と仰っています。私も60歳ぐらいから幸せ感に気づいたような気がしますw。

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    2021年06月10日
  • わたしの献立日記

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    明治生まれの沢村貞子さんがただただ献立を書き記したものに、食にまつわるエッセイをプラスした一冊。明治、大正、昭和、平成。時代の雰囲気は献立から感じられないが、相対的にお魚は多め。明治女や老女といった表現もあるが、過去にこだわることもなく、便利なものは上手に使いこなしていて、柔軟な女性だったんだなと察せられる。家人との食事を楽しんでいる姿はそこにある。女優と両立させることは大変だっただろうに、楽しんでいる様子が好ましい。

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    2020年09月27日
  • わたしの献立日記

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    「料理をすることは、さしておっくうではない」と書かれているが、それだけでは26年もの間献立を記録することはできないと思う。一度やると決めたことはやり通す本人の性格もあるだろうが、やっぱり家人への愛情あればこそなのでは?

    旬の食材を使うのはもちろんのこと、年齢の割には以外と揚げ物の登場回数が多くて驚かされる。自分と家人の身体のことを考え、新しい料理にも挑戦しながらバランスよく作ってらしたのが分かる。

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    2019年08月24日
  • わたしのおせっかい談義 新装版

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    本書は子供の頃の話から始まり、家庭教師をしながら通った女学校・大学時代、劇団時代、そして女優になってからの話に続きます。お料理の話や着物の話にはそれぞれ一章ずつ割き、最後に、年齢相応の生き方の話で締めくくられます。

    明治の生まれでありながら、大学で学んだせいか、とても先進的な女性だと思いました。それでありながら、女優の仕事をしながら家事もしっかりこなし、愛する旦那様のお世話を甲斐甲斐しく焼いておられました。

    「子供の頃から家事を仕込まれた」らしく、お手伝いさんはいたものの、家にいるときは家事はしっかりこなしたようです。特に食へのこだわりは強く、お料理の腕前はかなりなものだったよう。毎日の献

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    2019年03月09日
  • わたしの台所

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    仕事はきちんとこなしつつも、毎日きっちり食事を作って、掃除も完璧。
    ご本人は充実してらしたんだろうな。
    でも、でも、申し訳ないけれど、私にはとても楽しそうな毎日には思えない。

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    2009年11月29日