沢村貞子のレビュー一覧

  • わたしの台所

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    単行本での発行は35年前だというが、まるで古さを感じさせない。
    普遍的な、女性として、主婦としての生き方が書かれているからだろう。
    人生の大先輩のアドバイス本として、大切に手元に置いておきたい。

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    2016年01月10日
  • わたしの台所

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    「アンソロジー 弁当」の流れで読みました。著者の品格(この言葉はあまり好きではない)や矜持が日常の場面を描いていながら強く感じられる秀作。もっと早く読めばよかった。

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    2015年04月20日
  • わたしの台所

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    質素かつ昔ながらの生活が綴ってあります(^o^)

    毎日違う献立
    年賀状を見る楽しみ
    きもの
    御御御付の作り方
    ほどほどの幸せ
    お弁当をこしらえること
    漬け物の漬け方
    こまめな掃除
    天ぷらのあげかた
    鰹節を鉋で削る
    常備菜の作り方
    兵糧攻め(ゴキブリの話)

    などなど。

    昔よくおばちゃんがやってた古き良き生活
    憧れ!

    なんか
    沢村さんの柔らかい日本語の文章を読んでると心和やかになります(゜∀゜)


    なんだか現代のせかせかした生活に疲れたなー
    って人にオススメ笑

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    2011年11月29日
  • わたしの台所

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    年老いても美しい生き方とは。見かけではなく家人や他人を思いやる心、気配り…。沢村さんの本にはそのすべてが詰まっています。

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    2010年09月01日
  • わたしの台所

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    この方も往年の大女優さん・・だけど女優さんとしての姿は知らなかったりww

    私の憧れの女性像といいますか・・・・
    かくありたいと、心意気だけはw

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    2009年10月04日
  • わたしの台所

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    主役として輝く人より、二番手、三番手に惹かれるのはどうしてか…と思うと、
    やっぱり、周りから見れば「負け」をつきつけられている状態で、
    それでも飄々と、周りに流されない本当の価値観を見せてくれるからなのかなと思います。
    沢村貞子さんは、日本を代表する”脇役女優”。脇役がいいんです、とご本人も書いていました。
    沢村さんの本を読んでいると、書いてあるのはごくふつうのことです。
    マイペースが好き、でも自分を甘やかすのは苦手。後悔したり恥をかいたりもされています。
    がむしゃらにトップを目指すとか、一旗あげてやるとか、子どもを産んでも
    夢をあきらめないとか、そういうまぶしいポジティブさにさらされ疲れてし

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    2009年10月04日
  • わたしの台所

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    読んでいると気持ちがシャキっとしてきます。家事をやる気持ちがむくむくと湧きあがってきます。台所をきれいにすることとか、家族のために料理を作ることとか、そういうことに幸せを感じます。家事をやる気持ちが少なくなってきたときに読むと効果的です。

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    2009年10月04日
  • わたしの台所

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    こんな風に暮らせたらいいなぁ。
    さらっと書いてあるけど、とても奥深く、かつ真似できない。丁寧に暮らすことってすごいことですね。

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    2009年10月04日
  • わたしの台所

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    こんなに丁寧に生活できる人、ちょっと前までは確かにいたんだろうね。そういえばウチのおばあちゃんも、冬になれば白菜つけたり、お正月のお飾り編んだり、春先は天草あつめて寒天つくったりしてくれた。今はできないけど、いつかはそうやって毎日生きてみたい。

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    2010年04月02日
  • わたしの台所

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    今では365日の献立日記という番組で知られる沢村貞子さんのエッセイ集。古き良き日本人が何を思い何を感じて生きていたかがよく分かる。今の時代にこれを読むとまた新鮮で、今の人が忘れてしまった何かがそこにあるような、背筋がシャンとする思いになる。

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    2025年08月25日
  • わたしの献立日記

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    著者を知ったのは、某Eテレの番組をたまたま観たのがきっかけ。女優さんで忙しいのに随分マメな人だったんだなぁ。普通の日記じゃなくて、献立の日記って発想が面白くて手に取った。たまに「どうしてこの組み合わせになった!?」っていうのもあるけど、時代なのかな?
    日記の間にあるエピソードを読んでいて、台所の大切さ、食事を作る時間の大切さを感じた。今の世の中、食事にも「タイパ」を求める時代。そんな今の時代に必要な部分な気がする。著者は大変な時代を生きた人だから余計そう感じる。

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    2024年11月27日
  • わたしの献立日記

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    ごはんを大切にする、季節を大切にする、そんな気持ちが生まれた作品。気が向いた時にパラパラとめくって大切に読み続けたい。

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    2024年09月13日
  • わたしの献立日記

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    初めの章より。
    「美味しいものとのめぐり逢いには、運がある。」
    このことを、口果報と言うそうです。
    丁寧な言葉でつづられていて、時折り沢村さんのチャーミングなところも感じとれて愉しいです。
    「毎日書くようになった献立日記の、本当の値打ちがわかったのは、二年あまり、たってからだ。」とあり、続けることの大切さが伝わってきます。
    旬の食材の参考にもなりますね。

    二十六年、大学ノートは通算三十六冊(「わたしの献立日記」は二十二年間)の日々の記録。
    解説は平松洋子さんです。

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    2024年04月13日
  • わたしの台所

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    明治に生まれ、4つの時代を女優一筋に生きた方とはとても思えない、私の知る昭和ど真ん中の主婦を感じさせるエッセイ。多くの人は未練と後悔を残してこの世を去るそうだが、彼女はきっと自分自身をよくやったと労い、穏やかに旅立ったはずだ。過ぎたことは良いも悪いも丸っと受け入れ、老いを当たり前のことと捉え、卑屈にならず無理せず日常を楽しむ。こんな老後が過ごせたら最高だと思いながら本を閉じた。
    何の変哲もない日常が描かれているが、「常に今が大切」と教訓を得る作品だった。

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    2024年02月22日
  • わたしの献立日記

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    沢村さんの、毎日の献立日記。旬の食材をとりいれ、おいしく食べる工夫をこらした素敵な毎日の記録。豊かな暮らしについて考えさせられる。身の丈にあった贅沢。

    NHKの番組と合わせてみると、芹沢銈介さんのカレンダーも見られるし、より楽しめそう。

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    2024年01月22日
  • 寄り添って老後

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    ネタバレ

    80を超えたご夫妻の、終わりへ向かう穏やかな暮らし。文庫版の後書きには単行本発行時に掲載された旦那さんの後書きと、旦那さんの逝去後に書かれた文庫版後書きが掲載されています。この本は互いに向けた熱烈なラブレターだと思いました。もちろん50年近い人生をともにする道は平坦ではなかったと思いますが、お互いを労わりあって、相手がいなくなったあとに手を握って思い切り泣けるような伴侶を得られたことが羨ましい。

    あと、沢村さんのお母様の、お父様への想いが書かれた話は毎回ぐっときます。

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    2023年09月22日
  • わたしの献立日記

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    沢村貞子さんのことは今まで知らなかったのだけれど、沢村さんの文章の随所に、沢村さんの凛とした強さや考え方、チャーミングさが現れている気がして、読んでいて思わず口角が上がった。
    演じている姿も見てみたいと思った。

    献立日記、お芋やお豆さんがよく使われているなぁと感じた。あと、お魚やお味噌汁もかな。
    何より、お料理に丁寧さを感じた。
    毎日忙しい生活だっただろうに、料理にそれだけの手間をかけられる心持ちも素敵。


    ー住むところはこぎれいなら結構。
    着るものはこざっぱりしていれば、それで満足。(略)
    食物だけは、多少ぜいたくをさせてもらっている。

    イマドキでいうと、持たない暮らしってことになるの

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    2023年07月01日
  • わたしの献立日記

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    日々の食事で大切にしている事、美味しく食べる工夫など、料理をする人にとって共感できるところが多々あった。献立のページも面白かったが、エッセイももう少し読みたいと思いました。筆者の他の作品も探してみようと思う。

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    2023年06月27日
  • わたしの献立日記

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    恥ずかしながら、洗い物がめちゃくちゃ嫌いなので、「汚したものはきれいにかたづけておかないと、次の日、素敵なご馳走がつくれないでしょ、」をキッチンに貼っておこうと思った。
    ここまで手をかけた料理はできないけど、ちゃんと自分でつくって食べる、を上手にできるようにしていきたい。

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    2023年03月11日
  • 寄り添って老後

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    何年か前迄著者については名前を聞いた事がある程度だった。
    その後、テレビドラマ「関ヶ原」でまつ(前田利家の妻)を演じ、ねね(豊臣秀吉の妻)を演じた杉村春子との素晴らしい掛け合いに感じ入り、またNHKで著書「わたしの献立日記」の鈴木保奈美による朗読を聞いて、次第に惹かれる様になった。

    兄に澤村國太郎、弟に加東大介、甥に長門裕之と津川雅彦(という事は南田洋子と朝丘雪路もマキノ一族も伊東深水もだ)という芸能芸術一族に生まれ、当時珍しかった日本女子大学に進学も左翼活動で逮捕されそれが原因で最初の夫と離別。藤原釜足と再婚するが夫婦の仲は覚めたのか妻子ある男性とW不倫(この男性が本書に出て来る家人)。

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    2022年06月22日